『知足日記』

『知足』とは、『生かされて、生きている』・『必要な物、必要な経験は与えられている』・『すべて必要。すべて良し』と知ること

【2188】核廃絶 We Can! (「こんな思いを、他の誰にもさせてはならぬ」という祈り)

2009-08-07 04:07:29 | 思索
64年前の8月6日(昨日)、人類史上初の原子爆弾が、広島市に投下された。
この一発の兵器により当時の広島市の人口35万人(推定)のうち約14万人が死亡した。
【原爆死没者慰霊碑に納められる「原爆死没者名簿」の記載数は、25万8310人(2008年8月6日現在)】

原爆が投下されたこともまた、「日本の業の天命」であり、そういう歴史的なプロセス(犠牲)のなかで、
「世界平和の祈り」が、日本に降ろされた話を、以前に書いたことがあります。

それでもやはり、人類や日本の業を消すための「消えてゆく姿」だとはいえ、
とても大きな惨事であることには、間違いはありません。

そして今年、そのプロセスに、「輝かしい好転の兆し」が加わったと思うのです。(*^_^*)

米国に、マイノリティで有色人種のオバマ大統領が登場して、
「核兵器のない世界の創造」を提案し、その呼びかけが、
今年の「原爆の日」の『広島平和宣言』に盛り込まれたことは、画期的なことです。

それは、多くの人たちの意識が、「自分の私欲」を差し置いて、「世界の平和」を願うようになったからです。

『広島平和宣言』のなかの、

『「こんな思いを、他の誰にもさせてはならぬ」という被爆者たちの悲願を実現するために、
2020年までに核を廃絶する』という言葉が印象的でした。

『広島平和宣言』の最後に、英語で世界に呼び掛ける一文があります。

『私たちには、力があります。私たちには責任があります。

そして、私たちはオバマジョリティー(核廃絶を訴える、世界の多数派)です。

力を合わせれば、核兵器は廃絶できます。絶対にできます。』
。。。。。。。。。。。。。。。

★上の文中に『「こんな思いを、他の誰にもさせてはならぬ」という被爆者たちの悲願を実現するために』という言葉があります。

「悲願」の字面の印象は、上の文章のタイトルにそぐわない(笑)と思えたので、「祈り」に換えました。

『「こんな思いを、他の誰にもさせてはならぬ」という被爆者たちの祈り』としました。



「広島市への原子爆弾投下」

「10代がつくる平和新聞」