この日も引き続き
ピンホールカメラ体験ではなく
作品として仕上げる事を目的に講座を進めました。
まずは
前回に作ったカメラを一部改良。
レンズキャップならぬホールキャップ(?)を作りました。
市販のマグネットを用いています。
それから
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マイクロスコープで
ピンホールの孔のサイズを計測したところ
口径は0.15mm。
孔からフィルム面までの距離を
口径で割った数値が
カメラの絞り値となります。
カメラに使用した箱の厚みは40mm
40を0.15で割ると266.666・・・
故に
このカメラは絞り値は
F266.666・・・である事がわかりました。
絞り値がわかると撮影現場にて
露出計を用いて撮影時間を決めることができます。
また
目指す写真画面に
動的要素や時間の経過を含ませたい場合は
NDフィルターをはさみ
入射する光量を減らして
露光時間を伸ばすことで対処します。
この段階まで進むと
作品内容に合致した制作方法の確立が
重要となります。
あとは
制作者の心意気次第。
ぜひとも
1シリーズを完成させていただきたいと願います。
記:徳永好恵
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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