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地球人カレッジ 8月

2012年09月03日 | 地球人カレッジ
*とき:8月24日(金)19時~21時
*参加人数:25人(発表者、ネットでの参加者含む)
*ところ:吉野川市山川町;さくら診療所デイケア室
*講演者:加藤琢真さん (NPO法人GLOW代表)
*テーマ:地域医療から国際保健へ

地域医療を志し医学の道に進む傍ら、国際協力との両立に果敢に取り組んできた加藤さん。
自分の世界を広げるために初めて訪れた国は、モンゴルだったそうです。
医学の知識が少しついた大学4年目に訪れた国、インドネシアでは売春婦とストリートチルドレンの支援団体を、
HIV/AIDSが蔓延しているアフリカの地域をこの目で確かめたいとの思いで訪れた国、
ウガンダではエイズ孤児の支援団体を立ち上げ、国際保健・協力活動に携わってきました。

卒後は長野県の佐久総合病院での初期研修が始まり、プライマリーヘルスケアHealth for all
の概念のもと、医療サービスの届かないところに届けたい、という気持ちが強まったそうです。
そしてそれは、日本でも海外でも同じではないか、日本での地域医療は医師として
国際保健の立場では医師としてではなく医療の知識を持ってすれば、
両方で活かすことができるのではないかと思うようになります。

そこで立ち上がったのが、現在加藤さんが代表をされているNPO法人GLOW(グロー)です。
地域医療と国際保健の両立をしたいけど、入口がなかなか見つからない、そんな気持ちを繋ぎたいということで、
GLOWでは国内の病院で臨床研修を行いつつ、海外のフィールド研修を取り入れたプログラムづくりを始め、
現在は鹿児島で看護師さんがGLOWのプログラムに参加しているそうです



また、TICOザンビアの妊産婦ケア事業の短期保健医療専門家として
中間調査・評価に行っていただきましたので、その報告もありました。
調査の報告は機関紙「Face to Face 30号」にも掲載されていますので、そちらも参考にしてください

最後に学生さんに向けてメッセージがありましたので、ご紹介します。

20代を振り返っての教訓は3つ。

1. 思い立ったらすぐ行動を。その行動に責任を。
2. お金にならない仕事をすることで、お金では得られないものが得られる。
3. 経験不足は人とのつながりで補う。(助けてもらう)


学生のうちにNGOを立ち上げ、行動力とリーダーシップを発揮してきた加藤さんの
これからのますますのご活躍が楽しみでもあり、加藤さんのような若者が未来を担うことを非常に心強く思いました。

動画はこちらから。(2部にわかれています)

文責:事務局(庄田)

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