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TICOブログ

TICO最新情報をお届けします。

TICO合宿、TICO合宿、TICO合宿!!

2010年08月24日 | 地球市民教育
8月は3団体がTICO合宿にやって来ました!

8月6日~8日 東海大健康科学部看護学科
8月10日~11日 IFMSA(AVP10)
8月21日~22日 岡山大学医学部医学科


~東海大健康科学部看護学科~

<ラクの物語>
・ラクという一人の女性からその国の問題を考えることができ、様々な意見が聞けてよかった。
・事例を用いてより深く問題分析ができ、非常に有意義な時間だった。


<農作業>




~IFMSA(国際医学生連盟 日本)~

<宇宙ステーション>
・何度も参加させてもらっているが、その度に資源の大切さ、今の生活の無駄の多さに気付かされる。
・視野を広く、この地球のシステムについて1住民として考えていかなければなと思った。

~岡山大学医学部医学科~

<チャレンジ・アフリカ>
・数人で現状を学べるだけでなく、課題発見も出来るのがすばらしいと感じた。
・多くの要因が複雑に関連していることが良くわかった。


TICO合宿に参加したい!と思われた方、
9月に公募型合宿を実施します。おひとりでの参加はもちろん、親子と、友人と、是非ご参加ください。

文責:事務局(瀬戸口)

徳島大学「国際協力論」

2010年08月13日 | 地球市民教育
徳島大学公開授業「国際協力論」
8月8日(日)10:25~11:45

代表の吉田が講師を務めました。
公開授業ということもあり、高校生から年配の方まで様々な世代が集まりました。

講義名:「ザンビアの現状と 日本国憲法から読み解く日本の役割」


まずはおなじみの(?!)カードゲーム「チャレンジアフリカ(TICOオリジナル教材)」を使って、
アフリカの現状を疑似体験していただきます。
「あ、死んじゃった!」と最初から悲しいカードを引いた方もいれば、「ジフテリアってなんだろう」と普段は聞きなれない病気の名前に戸惑う方も。。
家族の死や感染症、交通事故、紛争、妊娠・出産などなど紆余曲折を経ながら、成人まで成長していただきました。

その後は、吉田がいままで経験してきた国際協力活動について講演しました。
世界のいろいろな情報がすぐに手に入る現代とはいえ、
まだまだアフリカの現状を知っている日本人は多いとは言えません。
リアルな情報に、ショックを受けられた方もいたようでした。

しかしながら、代表の吉田に言わせると今回の講義は「前座」。

開発教育の第一人者である池住義憲さん(立教大学大学院教員)の講義が同日午後に、
また翌日には、ap bankの監事など多様な市民活動に携わっておられる田中優さんの講義が控えていたのです。

お二方の講義の詳細は省きますが、共通したメッセージとして、
「根本的な問題が何かを知ること」
「相手の立場で物を見ること」
「よかれと思って行ったことが、相手にとって大きな迷惑になっていることを知ること」
「一つの考え方に固執しないこと」
「仕組みを変える必要があること」
があったと思います。

そして世の中(日本も世界も)に起こっている問題は、
「誰の」問題なのか、もっと私たちは自覚する必要があると非常に強く感じました。
第一線で活躍されている方は、人の心を動かす力をお持ちですね。

TICOの活動もですが、自分自身も生き方を問われた2日間でした。

文責:事務局(瀬戸口)

5月26日 講師派遣@種野小

2010年05月27日 | 地球市民教育
TICO事務局がある山川町から、山を少し上ったところに種野小学校はあります。
全校生徒わずか36名の小さな学校です。

今回は、1~2年生(計12名)を対象に、ザンビアの紹介をさせていただきました。
ザンビアがどこにあるのか、から始まって、
ザンビアの小学生はどんなことをしているのか(日本とどこが違ってどこが同じなのか)
に焦点を当ててお話しさせていただきました。


また太鼓やチテンゲ(布)、ジュース(空き容器)等を持参し、見たり触れたりできるようにしました。

最初は、民族衣装に身を包んだ私たちをみて、緊張していたようですが
徐々にいつもの元気を取り戻し、はきはきと大きな声で発言してくれました。
細かいことはきっと覚えていないでしょうが、
なんか楽しかった、と感じてくれていればうれしいですね。

低学年対象ということで、授業の構成にも悩みましたが、
山の中の学校では、出会える人の数も種類も少ないので、
少しでもソトの世界に対する興味や好奇心(不安でなく)が伸びる一助になれればと思います。
・・・そう考えると、これは何も小学生に限った話ではないですね。
無知が偏見や不安を助長することはよくありますし。

まだ小さいから国際理解教育は早いとつい思いがちですが、
むしろ小さいときからいろんなものに触れる事が、違いを認め合う土壌を作るのかもしれませんね。

初めての低学年向けの授業だったので、こちらも学ぶものが多い講師派遣でした

文責:事務局(瀬戸口)

吉野川市国際交流協会講演会(5月16日)

2010年05月20日 | 地球市民教育
吉野川市国際交流協会設立5周年記念講演会に講師としてお招きいただきました。

TICOの活動紹介となると、
長年活動してきたザンビアでの活動がどうしてもメインになってしまうのですが、
今回はカンボジアで実施している「低所得者の人々の命を守るセーフティネット強化事業」についてご紹介させていただきました。

私自身、この4月末から2週間、カンボジア事業を視察してきましたので、
そこで出会ったカンボジアの日常生活風景もまじえながら、
現在実施中の「地域住民に対する初歩的な救急対応の知識の普及」について特に時間を割いてお話しさせていただきました。


知識の普及方法としては、地域住民向けのワークショップを開催し、
そこで応急処置の方法や救急車の呼び方について知ってもらうというものです。

関連記事:「クモイ地域でワークショップ」

巷に流布する民間療法については、「え~」という声が聞かれる一方、
「日本もそうだった」という声も会場から多く聞かれ非常に興味深かったです。
例)切り傷にはタバコの葉をつける

私も、よもぎの葉の汁を傷にぬったりというのは聞いたことがありますし、
すべての民間療法がまったく効果がない、とは言い切れないのでしょうが、
でも非常に危険な処置がとられている場合もありますしね。
応急処置について正しい知識を身につけた人が増えることを期待しています。

今後の進捗についてはカンボジア事務所からの記事をお待ちください

*講師を派遣してほしい!という方はお気軽に事務局までご連絡ください。

文責:事務局(瀬戸口)

学生からのキャリア相談

2010年03月25日 | 地球市民教育
3月10日。
東京にて。

日本国際保健医療学会 学生部主催の国際保健トレーニング合宿のプログラムの一部として、キャリアラウンドというのがあり、そこで学生のキャリア相談にのって欲しいという依頼を頂きました。

去年まで学生だった私なんかでお役に立てるのかしら?と思いつつ行ってまいりました。

結局、キャリアの相談というよりは、
今後のキャリア選択において参考するための情報提供、がメインでした。

「なんで(就職先として)TICOなんですか?」
「どうして徳島なんですか?」
「お給料ってどれくらいなんですか?」
「将来のキャリアパスは?」
「夢はありますか?それはなんですか?」等々。

他の講師の方とも言っていたのですが、
「こう進みたい!」と思ってはいても、
自分の力だけで決められることというのは少なくて、その時の縁やタイミングで結局は決まってしまうことも多いし、
流れに身をまかせることも一つの手だよね、と。

もちろん、自分はどういう場で活躍したいのか、
自分はどういう場なら活躍出来るのか、
ということを考えておくのは大切なことなのですが。

それに国際協力といっても、様々な関わり方があるので、
そのオプションもいくつか紹介させていただきました。
(もちろんTICOの宣伝も抜かりなく

今回参加していた学生たちが、
自分らしい国際協力を見つけて、実践していってくれたらいいなと思います。


文責:事務局(瀬戸口)