TICOブログ

TICO最新情報をお届けします。

ポチェントン病院前の道路を舗装(カンボジア)

2010年01月20日 | TICO カンボジア
TICOはポチェントン病院の救急隊の支援&病院職員への研修等を
行っています。

その支援先であるポチェントン病院前の道路を舗装しました。

これまで、ポチェントン病院前の道路の状態が非常に悪く、
国道から病院に到着するまでにかなりの時間を要していました

降雨時には水たまりができ、非常に通行が困難な状態でした

デコボコ道での救急車の走行では、妊婦さんや救急の患者さんには
非常に負担となるのは明らかであり、ポチェントン病院を管轄する
西部保健局とTICOが資金を負担して、道路の舗装を行いました。

国道からポチェントン病院までの距離は約300メートルですが、
今回は資金の関係で約30メートルのみの舗装となりました。

今回の工事を受け、近隣の住民(といっても住民は少ないですが)、
西部保健局、自治体等と協力してさらに残りの270メートルも
舗装ができないか検討しているところです

住民の方や西部保健局、自治体の方々に積極的にかかわってもらう
ことで、舗装後の修繕等の道路管理のオーナーシップ(当事者意識)を
もってもらいたいと考えています


              ◆道路舗装前


              ◆道路舗装後


            ◆舗装が必要な箇所


文責:TICOカンボジア事務所(大坪)




縫製工場のファーストエイドトレーニング

2010年01月19日 | TICO カンボジア
ちょっと前にはなるのですが
写真を整理していて思い出し
プノンペン郊外の縫製工場に
ファーストエイドトレーニングに行ったときの
ご報告です

私たちのカウンターパートのODWが依頼され
工場労働者の人たち対象に
ファーストエイドトレーニングするというので
見学に行きました。
今回トレーナーとしては
ポチェントン病院の院長・副院長・経理担当の看護師さんの3人が
トレーニングを行いました。
どれも私たちTICOのトレーニングで
ファーストエイドに詳しくなった先生たちです。

院長先生も副院長先生も
いつもはおだやかでやわらかな物腰の先生なのですが
今日ばかりは声を張り上げ
堂々とみなの目の前で心肺蘇生の実技をして見せていました。

受講生は20代前後の若い子が多く
でもみな積極的に蘇生人形のいる教室の前に出て
順に実技を習っていました。


その後縫製工場内の見学に行きましたが
工場はいえど一つ一つ手作業。
Tシャツの背のラベルの仕分けから、
布のアイロン・裁断、ミシンの糸かけ、ロゴのプリント、部品の縫い合わせ
本当に頭が下がるほどたくさんの手作業が
一枚のTシャツにかかっていることを知り
言葉をなくしました。 どんなものでも
つくる人の苦労を消費者が知っておくべきだと
思いました。

心肺蘇生・ファーストエイドのトレーニングは
カンボジア人の講師が
カンボジア人のためにできるようになってきており
とってもいいことだと喜んでいます


文責:TICOカンボジア 古家

クモイ地域でワークショップ開催

2009年12月14日 | TICO カンボジア
こんにちは。
TICOカンボジア事務所の大坪です
これから、カンボジアの情報を色々お届けしたいと思いますので、よろしくお願いします

クモイ地域で地域保健ボランティアさんを対象にワークショップを
開催しました。このワークショップは下記を目的としてします。


①すでに実施した応急処置技術に関するフォローアップ
②コミュニティ内で生じる病気や事故等に対し、地域保健ボランティアが
どのような処置・対応を行ったのかを情報共有し、検証を行う

なんと言っても一番の目的は情報シェアです。
各地域保健ボランティアさんは別々に動いていますので、情報をシェアする
ことによって活動を振り返り、今後の活動につなげてもらいます。

TICOスタッフがファシリーテーターをしていますが、このワークショップを
進行するのは、クモイ診療所のクリー先生。
クリー先生は、地域住民から絶大な信頼を得ています。

これまで、コミュニティ内で親戚以外の人と情報をシェアしたり、アドバイスを
したりすることがあまりなかったのですが、最近は住民が地域ボランティアさんを
頼って、家に訪れたりするようになりました。

ワークショップの回数を重ねる毎に、保健ボランティアさんたちも仲良くなってきました。
この日はボランティアさんたちから質問が数多く寄せられ、「健康相談室」の
ようになっていました。

そして、ボランティアさんより火傷に「牛糞」を使用する人がいる情報が。
クリー先生より、「破傷風になる可能性もあるし、キレイな水で洗うのが一番。」
とのアドバイス。
以前、火傷には醤油やガソリン、ハミガキ粉を使用するとの情報が
寄せられていましたが、牛糞まで
そう言えば、私の宮崎の祖父も小さい頃、湿疹に焼酎&醤油を混ぜたような、
お手製の薬を塗ってくれました!
治った記憶はありませんが・・・

西欧医学的に正しい知識を住民に知ってもらい、住民の選択肢を増やして
もらおうと考えています。
そのために、今後、上記の活動を土台とし、地域住民に基礎的な救急対応に
ついての啓蒙活動を行う予定です

                真剣にメモをとるボランティアさんたち

消防署に見学に行きました

2009年12月10日 | TICO カンボジア
カンボジア事務所の古家です
今は日本に一時帰国中。。。
さくら診療所最寄りの消防署に
見学にうかがいました

まずはございさつから
隊員さんはずらっと並んで敬礼
私はあいさつの仕方がわからず呆然

次に救命士さんに
機材の説明をしていただく
日本でも見たことのなかった機械もあってびっくり


今は心臓マッサージは
自動
でできてしまうらしい
すごすぎる

本日は残念ながら私のいる間に
要請はなく…
ずっと消防士さんとおしゃべりしてました
みなさん優しく気さくな方ばかり
そしてカンボジアに興味津々
中でも移殖の話で盛り上がっていた…
(アジア諸国は移殖が受けやすい)

カンボジアにぜひ消防士の皆さんに
来ていただきたいです
またお世話になりま~す

         カンボジア 古家