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チビクロの美術さんぽ

ぬいぐるみの黒猫チビクロがお出かけしますにゃ。休みの日に美術館へ行って、絵を見るのが
楽しみなのですにゃ。

「ティツィアーノとヴェネチア派展」東京都美術館@上野駅

2017-03-08 20:00:00 | 美術館 博物館
上野駅にきたチビクロわ、
東京都美術館にきているですにゃ。



「日伊国交樹立150周年記念
ティツィアーノとヴェネチア派展」

構成
1 1460-1515
ヴェネチア、もうひとつの
ルネサンス」
2 1515-1550
ティツィアーノの時代
3 1550-1581
ティツィアーノ、ティントレット、ヴェロネーゼ
巨匠たちの競合

ヴェネチア派の版画
スキアヴォーネを中心に。

ちらしより引用しますにゃ。
「水の都ヴェネチアは、
15世紀から16世紀にかけて、
海洋交易により、
発展を遂げるなかで、
美術の黄金期を迎えます。
本展は、ティツィアーノを
はじめとする
ヴェネチア・ルネサンス美術の
名作でその魅力を紹介します。」

チビクロが気になった作品ですにゃ。
1.ラッザロ・バスティアーニ
統領フランチェスコ・フォスカリの肖像
金色の美しい絵柄の衣装に
みせられるですにゃ。

2.バルトロメオ・ヴィヴァリーニ
聖母子
金を背景とした硬質さを感じる
表現が好きですにゃ。

3.ジョバンニ・ベッテリッーリ
聖母子(フリッオーリの聖母)
見たことないような
明るい色彩と澄みわたる空の描写が、美しいですにゃ。

7.ボッカッチョ・ボッカッチーノ
聖母子
背景に植物の柄が見られる
みたいだけど、
ヒビと、照明で見えなかった
のが、残念ですにゃ。
16世紀の頃の植物の絵が
好きなのですにゃ。

20.ティツィアーノ・ヴェッキオ
フローラ
女神さまわ、
お肌、髪、衣装ともに、
すごくお美しいですにゃ。
チビクロわ、恥ずかしがりや
だから、はだかだとちょっと
なんだけど、ぎりぎりセーフで、
アブナイ感じですにゃ。
手に持っていらっしゃる植物わ、
ミニバラ、スミレ、ジャスミンという説明がありましたにゃ。
金色の指輪も光ってるにゃ。
この一枚を見るために
この展覧会にきてもいいのでわ、
と思ったですにゃ。


解説より引用しますにゃ。
「アントニオ・マリア・
ザネッティは、本作品における
ティツィアーノの見事な腕前を
次のように述べている。
(半裸の女性が見にまとっている
純白の衣を背景に、鮮やかな朱色の着彩が際だっている。その一方で、ティツィアーノは、輪郭や手足を描く際には、わずかに、
深紅色を混ぜた赤土以外は、
用いなかった。)」
「その魅力は、リズミカルな曲線が、織りなす図像の甘美さと、
調和のとれた色面の配置にある。
女性は、画家の熟練した腕前によって、不明瞭な背景から、
くっきりと浮かび上がってみえる。画面は、慎重な明暗表現から生まれる動きに基づき、構成されている。」



23.セバスティアーノ・デル・
ピオンボ
男の肖像
憂いの表情や画面からの
緊張感が、個性的で際立っている
ですにゃ。
どんな人だったのか、
気になるですにゃ。

35.ポリドーロ・ダ・ランチャーノ
(帰属)
眠るウェヌスのいる風景
ウェヌスわ、ラテン語で
ヴィーナスのことですにゃ。
ちょっとぎこちなさを感じるかもだけど、16世紀頃の絵の感じが
好きなのですにゃ。
もちろん、ウェヌスさまも
美しいのだけれど、
赤い布の下に描かれている
植物に注目したですにゃ。

36.ティツィアーノ・ヴェチェッリオ ダナエ

神様ユピテルわ、非常に美しい
ダナエに会いに行くために、
黄金に姿を変えて行ったのですにゃ。
フィレンツェ派のミケランジェロが、
ヴェネチア派のティツィアーノの
作品に、
もっとデッサンを学べばいいのに、と言ったという作品ですにゃ。

42.ヤコポ・ティントレット
ディアナとエンディミオン
構図が、おもしろいなと
思ったのですにゃ。
解説によると、
天井装飾の一部であった
のでわないかと言われている
そうですにゃ。
森の中。動物たち。
花の飾りを持った翼のある子供。
西洋の神話ですにゃ。

P2
『ヒュプネロトマキア・
ボリフィリ』(ポリフィロの夢)
15世紀の本ですにゃ。



イタリアから来日した
貴重な絵画を
たくさん見ることができて、
ありがとうこざいますにゃ、

本日もお読み頂き
ありがとうこざいますにゃ。











「春日大社 千年の至宝」トーハク平成館@上野駅

2017-03-02 20:00:00 | 美術館 博物館
アジアのランチをした
チビクロわ、
上野へ向かいましたにゃ。



「春日大社 千年の至宝」
トーハク 平成館



リーフレットより引用しますにゃ。
(世界遺産のひとつである奈良県の春日大社は、奈良時代の初め、
国家の平安と国民の繁栄を
祈願するため創建されました。
現在に至る約1300年の間、社殿の
建て替えや修繕が、
「式年造替」しきねんぞうたい
として、20年に一度行われ、
2016年の造替で,60回目を
迎えました。)

構成
第1章 神鹿の社
第2章 平安の正倉院
第3章 春日信仰をめぐる美的世界
第4章 奉納された武具
第5章 神々に捧げる芸能
第6章 春日大社の式年造替

チビクロが気になった
作品ですにゃ。

20.金剛鹿像
21.白鹿 森川社園
一刀彫りの素朴な彫刻ですにゃ。
こちらわ、本館に展示されていた
同じ作者の作品ですにゃ。



22.鹿図屏風
この作品わ、チビクロとても
気に入ったですにゃ。
純粋な神様としての鹿を
尊敬の念とともに描いてある
感じがしたですにゃ。
遠近法とか技術力を超えたところにある信仰のなにかを感じたですにゃ。


58.金地螺鈿毛抜形太刀
(柄や鍔などの多くね金具わ、
金無垢に文様を掘り出し
鞘は、金粉を蒔き、螺鈿で雀を
追う竹林の猫を表現する。
まばゆく、輝く黄金の太刀。)
解説より引用したですにゃ。
猫がモチーフの図柄て
めずらしいような気がするですにゃ。

123.春日千体地蔵像
救済力を数で表現した作品ですにゃ。すっごく小さくて
びっくりするですにゃ。

130.地蔵菩薩立像
132.十一面観音菩薩立像

135.文殊菩薩立像
平安時代の鎌倉時代の仏像さまが
多くみることができたのわ、
とてもうれしいことでしたなゃ。
この時代の仏像さまのお顔わ、
なんかやさしくて、
好きなのですにゃ。

こちらわ、記念撮影コーナーに
あった春日大社万灯籠ですにゃ。

灯籠わ、清らかな火を神に献じる
ためのもので、
信仰のしるしとして、
奉納されるというものですにゃ。

残念ながらチビクロわ、
瑠璃できたという美しい
灯籠をみのがしてしまったの
ですにゃ。
展示数が多かったことも
あったからか、
おバカチビクロですにゃ。

あと、メモがきたなくて
わからなくなってしまったの
だけど、
絵巻物で、からす天狗が
でているのが、あって
絵とともに、
物語も楽しめてよかったですにゃ。

展覧会の最後の方に、
長く働いて役目を終えた
狛犬たちが展示されていて
チビクロわ、
神様のお仕事にお仕えして
お疲れさまでした、と
思ったのですにゃ。

あと、印象に残ったのわ、
神事をご奉納していた映像が
あって、
興味深いなと思ったですにゃ。
神事といえば、やはり
おすもうですにゃ。

春日大社わ、由緒正しくて
歴史もあり
もし機会があれば、
ぜひ行ってみたいと思ったですにゃ。

今回も
すばらしい作品に出会えて
ありがとうございますにゃ。

これわ、本館に展示が
あった作品ですにゃ。



本日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。





「仙がいワールド」永青文庫@雑司ヶ谷駅

2017-01-25 21:00:00 | 美術館 博物館
チビクロわ、出かけましたにゃ。
今日わ、初めて行く場所ですにゃ。
熊本のお殿様のお宝
見に行くですにゃ。

「仙がいワールド
来て見て笑って!
仙がいさんのゆるカワ絵画」
永青文庫
東京都文京区目白台1-1-1





ちょっとステキな洋館の
たたずまいに
ときめくチビクロですにゃ。
大きな木やたくさんのみどりが
とても感じのよい場所ですにゃ。


このゆるっとした猫、
じゃなくて、
虎に会いにきたのですにゃ。
残念ながら、
展示替のため、
お会いできなかったですにゃ。





展示わ、
4階からはじまりますにゃ、
4階わ、仙がいワールド、
3階展示室
細川護立と夜船閑話
仙がいの茶碗
アジアの素朴なうつわたち

解説より引用しますにゃ。
「仙がい義梵は、聖福寺(福岡市)
の住職をつとめた江戸時代後期の
禅僧で、民衆のために描いた
ユーモアに富む禅画が、
今も親しまれています。」

すごくいいお顔をしている
仏様にであったのですにゃ。
重要文化財「菩薩半か思惟像」
中国北魏時代
クリーム色をした石が
すごく
やさしいのだけど
表情がやさしくて
ずっと見つめてしまったですにゃ。

館内にある立派な本棚にわ、
立派な装幀の洋書がたくさん
あるですにゃ。

また、永青文庫に関連する
書物や資料が閲覧できるコーナーも
あるですにゃ。
立派なソファが
もふもふですにゃ。

ゆるっとかわいい仙がい和尚の
絵をゆっくり見ることが
できたし、
細川のお殿様ゆかりの
品々をみることができて、
よい時間を過ごすことが
できたのですにゃ。
ありがとうございますにゃ。

本日もお読みいただき
ありがとう
ございますにゃ。



「博物館に初もうで」トーハク@上野駅

2017-01-21 21:00:00 | 美術館 博物館
今年初めての
チビクロ美術さんぽわ、
トーハクですにゃ。
毎年干支にちなんだ作品が
楽しみですにゃ。




チビクロわ、
若冲の作品が
気になりましたにゃ。

右隻

左隻

このまるっとした輪郭
かわいすぎるですにゃ。

かっこよくきめた鶏がいるかと
思いきや、おしりまるだしのコが
いるしにゃ。

やっぱり、
小さきコわ、かわゆいにゃ。
ピヨピヨ。

石のてんてん描写すごいにゃ。


若冲の絵わ、
ゆるっとしたところと
緻密な技術や描写のメリハリが
おもしろいですにゃ。
にわとりへの愛が感じられるしにゃ。

若冲に関係のある絵師の
作品ですにゃ。







この鳳凰の目がとても似ていると
思うのですにゃ。

動きのある構図に
きれがありますにゃ。


影響したのか、されたのか?
深まる謎ですにゃ。


広重ブルー美しいですにゃ。


大きい魚わ、マグロ?

細かいところを見ても
楽しいですにゃ。

お正月なので、
かっこいい生け花も
かざられていますにゃ。



今回ご紹介した作品わ、
少ないけれど
他にもステキ作品がたくさん
展示されているので
ぜひみなさまも
ごらんくださいませですにゃ。

新春から
素晴らしい作品に出会えて
ありがとうございますにゃ。



本日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。




「松本竣介 創造の原点」 神奈川県立近代美術館 鎌倉別館@鎌倉駅

2017-01-03 20:00:00 | 美術館 博物館
鎌倉にいるチビクロわ、
この展覧会が終わるとしばらく
休館する予定の
神奈川県立近代美術館 鎌倉別館に
きていますにゃ。



※この美術展わ、
終了していますにゃ。
「松本竣介 創造の原点」

構成
第1章 初期作品
第2章 都会風景
第3章 生きている画家
第4章 子どもへの視線
終章 松本竣介 終わりと始まり

チラシより解説を一部抜粋しますにゃ。
「1948年6月、
松本竣介は病に倒れ、
36才という若さで
世を去りました。
東京に生まれ盛岡で少年時代を過ごした竣介は、戦前から活動を開始し、
戦中には麻生三郎、アイ光、
寺田政明、らと、「新人画会」を
結成。
困難な時代においても自由な個の表現者であろうとする姿勢を貫きました。
(略)
時代の不安な様相を独自の静謐さで、包んだ都会風景や暖かな視線の注がれた人物像、
複雑に交錯するモンタージュと
呼ばれる技法を応用した情景
など、時代を超えて人々を
魅了し続ける松本竣介の絵は、
今や当館のコレクションにとって
最も重要な位置を占めるばかりでなく、昭和前期の近代洋画史に
欠くことの
できないものとなっています。
(略)
今回の展覧会では、松本竣介の油彩、素描と合わせて彼と関わりの深い作家の
作品を展示するとともに、竣介が残したスケッチ帖などを手掛かりにして、
その創造の原点を探ります。」

チビクロが気になった作品ですにゃ。
28 29 Y市の橋
28が、鉛筆、墨、木炭、紙で
描かれているですにゃ。
29わ、油彩でカンヴァスに
描かれているですにゃ。
同じ構図の絵でも、
技法と材料が違うと
ずいぶん印象が違うと思ったですにゃ。

35 自画像
38 立てる像
立てる像の絵は、
天童荒太氏の小説の表紙にも
使われていますにゃ。
そして、
その立てる像の青年の顔は、
自画像によく似ていますにゃ。
作者自身を投影されているのかもしれないと
思ったですにゃ。
教科書でも見たことがある
有名な作品だけど、
実物を見ると
力強さよりも
静けさの、ある繊細な印象を
感じたチビクロですにゃ。

48 少年
49 りんご
これらの作品にわ、ルネサンス古典技法の影響や
東洋の線描の影響が見られると解説にありましたにゃ。
そのつながりで、
藤田嗣治の作品2点が展示されているですにゃ。
横たわる裸婦
二人裸婦

展示をみていて驚いたのわ、
彫刻家の船越保武氏と親交が深かったとあったところですにゃ。
以前、行きたくて行けなくて後悔したからですにゃ。
なにか、二人の共感するところが作品にも表れているような気がしたですにゃ。



今回、作家のおいたちや、
成長過程、影響をうけた芸術家
など知ることができ、
作品への理解や共感を
深めることができて
作品を新しい目で見ることが
できて
とてもよい経験だったと
思うですにゃ。
世の中に無数にある素晴らしいアートや美しいものをすべて見ることわ
できないと思うけど、
自分の感覚と縁を頼りに
好きなものを発見できて、
その素晴らしさを知ることわ
アートを見ていく中で、
無上の喜びだと思うですにゃ。

今日も素晴らしいアートとの
出会いに感謝するとともに
2016年の
チビクロの美術館巡りを
しめくくりたいと
思うのですにゃ。



お読みいただき
ありがとうございますにゃ。