- ■日清食品ホールディングス、5/23日、中国浙江省でカップラーメンの新工場を稼働した。中国の即席麺市場は2016年で約385億食と日本の7倍。能力増設で旺盛な需要を取り込み、20年度に中国事業の売上高を16年度比5割増の537億円に増やす。
3億5千万元(約56億円)を投じ年産最大6億食の能力を持つ工場を浙江省平湖市で稼働した。23日の開所式で安藤宏基社長は「中国は有望市場。プレミアム即席麺を中心に拡大する」と述べ、価格が5元(約80円)以上のカップ麺や即席焼きそばの生産、販売に力を入れる考えを示した。
日清食品は今月、中国事業の統括会社を香港証券取引所に上場申請した。安藤清隆中国総代表は「意思決定を迅速にし、技術力を強みに中国市場を開拓する」と強調。商品開発の現地化などを通じ、年10%以上の成長を目標に掲げた。(上海=小高航)