昨年、9月から米テラパワーと中国核工業集団の小型原始炉の実用化の作業が始まっている、この共同作業には、東芝の4C技術の導入も行われているはずだ、テラパワーの技術協力企業、機関には、アメリカの原子技術の最先端の多くが協力、株主にはインドのリライアンスも参加、リライアンスのMukesh Ambani は役員にも就任している、こういった情報が広く大衆化されることが極めて重要である、
40年以上も在来型原始炉を持たせようという、現在、電力会社の経営者の頭の中には、地震リスクが入っていない、としか思えない、経営の黒字化、減価償却の終わった設備の塊しか見えていない、40年も経った炉を、イツまでに廃炉しますという答えが出来ない炉を稼動させてはならない、戦略的にも長中期の原発の存在が許されないことは、現在の放射能汚染の拡大を見れば分かるであろう、万一起きたらが安全想定の前提なのだ、中性子線照射による劣化の変化を読む技術は現在存在しない、40年経ったらダメだという証拠はあるか、と彼等は言う、
実際、原発ゼロでも日本のエネルギー需給は均衡している、東電の2桁後半の電力料金の値上げはいずれにしても、企業の自家発電化を促進、自家発電の効率を向上させる、既存の電力会社は送電線分離を積極化、送電線資産の資金化によって、在来原発型からの脱却を資金的にカバーすべきで、それができれば、東電も国からの借金は最少で済むはずだ、
TerraPower is a nuclear reactor design spin-off company of Intellectual Ventures that is headquartered in Bellevue, Washington in the United States. TerraPower is investigating a class of nuclear fast reactors called the traveling wave reactor (TWR). One of TerraPower's primary investors is Bill Gates.[1]. In December 2011 India's Reliance Industries bought a minority stake through one of its subsidiaries. Reliance Industries Chairman Mukesh Ambani will join the company's board.[2]
Whereas standard light water reactors such as PWRs or BWRs running worldwide use enriched uranium as fuel and need fuel reloads every few years, TWRs, once started, use depleted uranium instead and are considered to be able to operate for between 40 to 60 years without fuel reloading.
Objectives of the company include:[3]
*Exploring significant improvements to nuclear power using 21st century technologies, state-of-the-art computational capabilities, and expanded data
*Evaluating the impact of new concepts on the entire fuel cycle, from mining to spent fuel disposal
*Pursuing an independent, privately funded path
People
The TerraPower team includes[4] scientists and engineers from Lawrence Livermore National Laboratory, the Fast Flux Test Facility, Microsoft, and various universities, as well as management with experience at Siemens A.G., Areva NP, the ITER project, and the U.S. Department of Energy.
テラパワーが開発する小型原子炉のついてのデータ
≪主要仕様≫
■燃料は、劣化ウラン(U238、TRUなど含む)
■初期点火にのみ、濃縮又は分裂性ウラン(U235、233、Pu239等)
利用
■核反応の種類
☆核反応サイクルに関しては、上記内容以外の、明確なコメント無
☆「Steady-State Wave」つまり「ゆっくりとした反応の波で燃焼が進む」という主旨のコメント
☆図解では、従来型の、U238→U239→Pu239 では無い様に見える、が、それ以上の具体的コメントはない
☆「いつかは、高速粒子ビーム(高速中性子)のみでいける!」とのコメントもある
⇒最終的には、高速中性子によるU238の直接分裂を利用するプラン可能性もあるのかもしれない。
・初期u235点火で⇒遅め中性子→劣化U→Pu増殖
・ゆっくり反応 という点では
既存概念でいうところの、CANDLE型、高速増殖炉などに類似します。そうすると
濃縮U→→→→→→→→→→U238(劣化U)→→→Pu239
(遅い中性子による共鳴吸収) →U238
又は (高速中性子)
となるはずですが、このあたりの反応の詳細は明確なコメントはやはりみあたりません。説明本文を読む限りでは、同じにも思えます。
☆劣化ウラン(TRUなど含む)を40~100年分を一度に格納し、濃縮・再処理・燃料サイクル無のワンススルー方式
⇒だから、燃料効率が良く、廃棄物問題を解決できる、との主旨
MSのビルゲイツは私費を投じて、小型原子炉の開発に投資している、東芝とは技術提携を行っている、ビルゲイツ自身が東芝の横浜工場を訪問、感嘆したと報じられているが、12/1/15の日経の報道では、
■制御方法・効果については
・制御棒、装置などはない。
・明確な技術的コメントはないが、恐らくU238の共鳴吸収由来のドップラー効果による自律的な反応制御(つまり、既存出力が高くなると自動的に新規出力がセーブされるという様なイメージ)
■冷却材にナトリウムを使用
・ナトリムのリスク防止策に関しては、具体的技術コメント無
■発電方式は、蒸気タービン方式
≪開発コンセプト、スケジュール≫
☆開発コンセプトとしては、co2削減、事故リスクの削減、クリーンエネルギー開発、廃棄物減量、安全性や、最良技術の選択努力、情報公開など、一通りの「抽象的な努力宣言」はあるが、具体策・技術的裏付けに対する情報、コメント等は無い、
☆10年以内の実験操業、15年以内の商用炉の操業を目指す。
☆どのプランも、これから、技術的実現可能性の実験、法適合性検証、出力規模サイズの検証、安全性、信頼性、コスト、実現可能性検証が必要、との断りあり。