大規模レストランでも、マクドナルドヤのように専門化した食べ物チェーンは別格で、ファミリーレストランスタイルの大規模ナレストランチェーンはいずれも四苦八苦の状態である、ペインキャピタルが、すかいらーくを34億$〔負債込み)で買収するなんてのは利益という面からはチョットボクには信じられないハナシである、ロイターのニュースを読むと野村サイドの事情もいろいろあるようで、野村は売却を否定しているようである、
業績悪化した大サービスチェーンをMBAで再建しようという、そもそもの発想がボクは間違っていたと考えている、赤字、低利益部門を徹底的に切り捨てて、本当に利益の出ている部門を中心に再出発すべきであったのだ、あるいは儲かっている部門は殆ど無かったのかの知れない、企業的に過大規模になりすぎて収拾に困ったというのが本音かも知れない、
[東京 12日 ロイター] 野村ホールディングスと米ファンドのベインキャピタルは、月内にも野村の投資先の大手レストランチェーン、すかいらーく(東京都武蔵野市)をベインに売却することで最終合意する。関係筋がロイターに述べた。金額は約2600億円となるもよう。成立すれば、ファンドが関わるM&A(合併・買収)としては、2009年5月のベインによるベルシステム24の買収(1032億円)以来の大型案件となる。
業績 09/12*推定数字
売上 2420億円
損益 -78
レストラン事業
すかいらーくグループ事業改革
事業内容 |
レストランチェーンの経営 |
代表者 |
代表取締役社長 谷真 |
資本金 |
1億円(2008年12月現在) |
売上高 |
単体2673億円、連結3851億円 (2008年12月期) |
従業員数 |
4301人(2008年12月現在) |
決算期 |
毎年12月31日 |
主要株主 |
野村プリンシパル・ファイナンス 41.75% NPF-Harmony投資事業有限責任組合 36.00% Asia Eateries Holdings BVBA 20.95% |
外部リンク |
http://www.skylark.co.jp/index.html |
事業内容 |
レストランチェーンの経営 |
代表者 |
代表取締役社長 谷真 |
資本金 |
1億円(2008年12月現在) |
売上高 |
単体2673億円、連結3851億円 (2008年12月期) |
従業員数 |
4301人(2008年12月現在) |
決算期 |
毎年12月31日 |
主要株主 |
野村プリンシパル・ファイナンス 41.75% NPF-Harmony投資事業有限責任組合 36.00% Asia Eateries Holdings BVBA 20.95% |
外部リンク |
http://www.skylark.co.jp/index.html |
すかいらーく経営陣の罷免、経営主体の交代
2006年6月に、創業家である横川家を中心としたマネジメント・バイアウト (MBO) を行い、非上場化することを発表。総費用が2700億円を超え、日本最大規模のMBOとなる。MBOを行うのは外食産業の市場が縮小する一方で競争が激化しており、すかいらーくの業績も悪化していることから店舗の統廃合、新しい業態の創造など抜本的な事業再構築をする必要があるが、短期的に利益を圧迫するなど5万人を超える株主の要望に応えることができないおそれがあるためとしていた。もっとも、それらの理由だけでこの時期に非上場化することには疑問もあるため、業績改善後に再上場することで利益を得る目的もあるのではといわれていた[誰?]。MBOを発表した会長の横川竟も再上場を否定しなかった。MBOは、まず野村ホールディングス株式会社の完全子会社である野村プリンシパル・ファイナンス株式会社の子会社であるSNCインベストメント株式会社が株式公開買い付け (TOB) を2006年6月9日から7月10日の32日間実施した。94.38%の株式の応募がありTOBは成立し、7月21日の株式引渡しでSNCインベストメントが筆頭株主となった。この後9月19日に上場廃止、10月1日に産業活力再生特別措置法(7月12日に計画認定)に基づく金銭交付による株式交換を実施、SNCインベストメントがすかいらーくを完全子会社化した。さらに創業家や従業員の出資を受けた後、2007年7月1日にSNCインベストメントがすかいらーくを吸収合併、新生すかいらーくが誕生した
2006年12月1日、すかいらーく会長・横川竟が2007年1月1日付で社長に就任、会長職は兼務する人事を発表。現職の社長伊東康孝はすかいらーく副会長兼バーミヤンカンパニーCOOに就任。収益が悪化しているバーミヤンの立て直しを図るが業績回復は果たせず、2007年8月31日付で伊東は副会長ならびにバーミヤンカンパニーCOOを引責辞任、特別顧問に退いた。しかし、横川の再建計画は原材料価格の高騰で暗礁に乗り上げ、サントリーに増資案を持ちかけたものの、SNCインベストメントが同氏の解任を模索。労働組合も投資会社に同調し、同氏の解任条件であった融資銀行団の同意も取り付けた。
チャイナCaféガストの展開
2009年1月14日、バーミヤンよりも客単価が100円ほど安くサラダなどの洋食なども扱うチャイナCaféガストを展開することを発表した。一部のバーミヤン店舗を転換し、同年3月12日に鹿児島に1号店を出店した。その後、同年12月、チャイナガストとしてリニューアルしている。
当初、売却は今年3月にまとまる予定だったが、東日本大震災の影響で交渉はいったん中断し、その後すかいらーくの店舗で発生した赤痢問題が重なり、最終合意が遅れていた。3月の震災を踏まえ、すかいらーくの企業価値が大きく変わる可能性も指摘されたが、米ドルベースの売却価格は34億ドル程度となり、震災前の金額から大きくかい離しないもようだ。
* 野村は12日、「当該内容の発表を行った事実はない」とのコメントを発表した。
大手金融機関は国際的な自己資本や流動性規制に対応するため、自己資金を使った投資案件からのエグジット(売却)を進めており、今回の野村の動きも、こうした流れに沿ったものとなる。野村は3月、投資先だったツバキナカシマ(奈良県)をカーライル・グループ[CYL.UL]に売却していた。
残る大型の投資案件としては、足利銀行(約1200億円、優先株も含む)のほか、欧州で運営するファンド「テラ・ファーマ」(1217億円)などがある。
すかいらーくは、創業家の横川竟社長らが1代で国内最大級の外食チェーンに育てたが、経営改革を進めるために、野村グループの投資会社、野村プリンシパル・ファイナンスとCVCキャピタルパートナーズが2006年にすかいらーくの株式を公開買付けし、非上場化していた。
<格付けに注目> 野村は11月1日に2011年7─9月期の決算発表を予定している。四半期決算の予測値を集計しているアナリスト(2人)によると、野村の7─9月期決算の純損益の予測平均値は426億8000万円の赤字となっている。 ドイツ銀行のアナリスト村木正雄氏は、野村の10─12月期決算が黒字になるかや、格付けの動向に注目していると指摘した。
格付け会社フィッチ・レーティングスは11日、野村ホールディングスの格付けのアウトルックを「強含み」から「安定的」に変更しており、村木氏は、ムーディーズなど他の格付け会社が「(野村の)7─9月期決算発表の後にアウトルックをどうするか確認したい」と述べた。