歴歩

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韓国・仁川広域市 アジア競技大会主競技場敷地から百済共同墓地が出土

2011年10月21日 | 韓国の遺跡・古墳など
 第17回仁川アジア競技大会(2014年9月19日~10月4日)が開催される主競技場敷地から、百済時代の古墳数十基が発見された。
 西京文化財研究院は仁川西区連喜洞(인천 연희동)460番地一円の主競技場敷地約40万㎡のうち、昨年3月試掘調査を通して遺構の跡が確認された範囲、約6万㎡に対して詳細な発掘調査を行った。その結果、原三国時代から百済時代の方形周溝墓など古墳39基を見つけたと発表した。百済時代周溝墓の大部分に埋葬主体部はなく、周溝だけが残った状態であらわれた。
 このほか、竪穴遺構、溝状遺構、そして朝鮮時代の竪穴住居跡など1000基を超える各種遺構が確認された。
 市関係者は「現在の文化財発掘調査がほとんど最終段階で、近い将来土木工事などに着手できる。」とし、「主競技場を建設するには支障がないだろう」と話している。
[参考:聨合ニュース、京畿日報、仁川日報]

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高島市・上御殿遺跡 古墳時代前期から中期の木棺墓1基とヒスイ製勾玉が副葬品として出土

2011年10月21日 | Weblog
 滋賀県県文化財保護協会が20日、高島市安曇川町三尾里の上御殿遺跡(かみごてんいせき)で、古墳時代前期から中期(3世紀末~5世紀)とみられる木棺墓1基(縦約3m、幅約1mで、深さは約35cm)が出土し、ヒスイ製勾玉(長さ約2・4cm)1個やガラス玉82個(直径約2~4mm)などの副葬品が出土したと発表した。 木棺自体は残っていない。
 ほかに、古墳時代の竪穴住居跡、奈良時代の倉庫跡、平安時代後期の大型建物などが見つかっている。
 現地説明会が23日午後1時30分から開かれる。
[参考:産経新聞、中日新聞、滋賀県文化財保護協会HP]

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