ザ☆シュビドゥヴァーズの日記

中都会の片隅で活動する8~10人組コーラスグループ、ザ☆シュビドゥヴァーズの日常。
あと告知とか色々。

「ペンギンポメラニアン事件」レポート

2014-09-21 23:40:10 | ヨン様
こんばんは、ヨン様です。


近頃、kimさんの「ペンギン」および「ポメラニアン」発言(いわゆる「ペンギンポメラニアン事件」)に対し、一定の理解を示すと思われる主張が散見されます。
しかし、そういった見解の多くは、kimさんの考えを誤解ないし曲解している節があるかと思われます。
kimさんが繰り返し主張しているのは、「ペンギンはかわいい」「できることならポメラニアンになって可愛がられたい」といった甘っちょろいことではないのです。
では、いかにしてkimさんは夏のコミックマーケット(夏コミ)初日のあの日我々を沈黙させたのか、また、「ペンギンポメラニアン事件」の問題の核心はなにか。
本日はこれらの点についてレポートしたいと思います。


夏コミでの出展を終えたシュビドゥヴァーズのメンバー一行は、とある大衆酒場を訪れていた。
新作は出せなかったものの、半日の活動を終え、メンバーには疲労とどこか誇らしげな表情がうかがえる。
猛烈な勢いで箸を進めているうち、例によってメンバーの一人であるエスさんが「全員の性癖暴露大会をしよう。」と提案した。
すでに何人か酒の入っていたシュビドゥヴァーズは嬉々としてこの提案に便乗し、一人一人が自らの性癖を吐露していくこととなった。
シュビドゥヴァーズのメンバーが、一人、また一人と己の性癖を吐露していく。
ある者はネトラレについて語り、ある者はアクロトモフィリアについて語った。
そして順番がKJさんまで回って来たときそれは起こった――。
KJさんは慎重な男だ。
性癖を尋ねられてもこれというのを即答せず、しばし逡巡の時間があった。
その間隙をぬって、kimさんはこう言い放った。

「KJさんは、なにかになりたいとかないんですか?ペンギンとか。」

唐突な質問に、場が一瞬沈黙した。
その場にいた誰もが、kimさんの質問の意図をはかりかねていた。
そして同時に、“その次”を期待していた。
その場で先ほどまで話されていたのは、「各々の性癖はなにか」ということだった。
断じて「各々がなにになりたいか」ということではない。
「まさかこんな意味不明の質問を、なんの注釈も付けずにぶつけることはあるまい。どういうつもりでペンギンなのか、性癖とペンギンがどうかかわるのか、しかるべき説明がなされるのだろう。」と、みなkimさんの良心を信じていたのである。

しかし、現実は違った。
驚くべきことに、kimさんは右の質問で“すべてを言いきっていた”のである。

目に見えてメンバーに動揺が走る。
“続く注釈”はないのだということを悟ったメンバーからkimさんに疑問をぶつけたが、kimさんは苦笑いを浮かべながら、むしろメンバーの無理解を不可解に思っているようだった。
さらに、続く言葉がメンバーに一層の混乱を招いた。

「ペンギン以外だと、ポメラニアンが可愛い。」

我々が疑問に思っていたのは、「なぜ性癖を暴露するはずの場で、ペンギンへの変身願望が語られているのか」ということであり、「ペンギン以外の動物ではなにが可愛いか」ということでは無論ない。
ここまでのすれ違いを経て、ようやくわれわれは次のような結論にいたったのである。
すなわち、kimさんにとって、「すべての人間は、ペンギンかポメラニアンになって愛玩の対象となることに性的興奮を覚えるものである」ということは自明の理となっており、そこに根本的な認識の齟齬が生じていたのだ、と。
人間のコミュニケーションにおいて、常に前提となり活性化されている知識を「世界知識」などと呼ぶ。

「だいぶ涼しくなってきましたね。」
「もうすぐ秋だからね。」

という会話が成立するのは、「秋は涼しい季節である」という世界知識が前提として共有されているからである。

これを今回のkimさんに当てはめてみた場合どうなるのだろう。
ほかでもない、「すべての人間は、ペンギンかポメラニアンになって愛玩の対象となることに性的興奮を覚えるものである」という命題は、kimさんにとって世界知識(=一般常識)であるということができるのである。

kimさんの主張が、たんに「ポメラニアンになりたい」といったものであるかのように受けとられている場合もあるようだが、それは正確ではない。
我々が驚いたのは、「kimさんはペンギンやポメラニアンになりたいという願望を持っている」ということではない。
我々をして慄然たらしめたのは、「人は誰もがペンギンやポメラニアンなどの小動物になって愛玩の対象となることを望んでおり、またそれは性的な願望である」ということが、“kimさんの世界知識の中に記されている”という事実である。
つまり、KJさんに対してした「ペンギンになりたくありませんか?」という質問一つで、kimさんの中では「人は誰もがペンギンやポメラニアンなどの小動物になって愛玩の対象となることを望んでおり、またそれは性的な願望である」という知識が活性化されていたといえる。
この突き抜けたkimさんの世界知識こそが、「ペンギンポメラニアン事件」の問題の核心なのである。


さて、いかがでしょうか?
kimさんのペンギンとポメラニアンに関する見解の真意を私なりにレポートしてみました。
長文で読みづらいところもあるかと思いますが、これで「ペンギンポメラニアン事件」の核心に多少なりとも近づけたのではないかと自負しております。

今回の事件に関し、みなさまのご意見、ご批判を仰ぎたいと考えております。


追伸:
先に原稿ができあがっていたために、kimさんが既にブログでまとめている内容と対応させる形式になっておりません!
ごめんなさい!

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4 コメント

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Unknown (Unknown)
2014-09-22 15:03:43
飼育って性的だと思うんですよ。
逆に考えてみてください。あなたが憎からず思っている女の子がいて、その子がひょんなことからポメラニアンになったとしましょう。
飼いたくありませんか?
僕は飼いたいです。
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Unknown (ヨン様)
2014-09-23 02:44:05
コメントありがとうございます!
ブログ担当のヨン様と申します。

飼育が性的であることは同意いたします!
「憎からず思っている女の子」がポメラニアンになったとしたら、飼いたいですしまずは一緒にお風呂にはいるでしょう。
ようするに、私は「ポメラニアンが可愛い」とかいったことを否定しているわけではないのです。

ですが、そのこととkimさんがあの場で唐突にペンギンの変身願望を語ったこととは全く別問題だと思います。
kimさんがあの場で語ったのは、「ペンギンになりたくないか」、「ペンギンよりポメラニアンが可愛い」ということ以上のものではなく、「飼育」という言葉は一言も出てきておりません(あとでツイッターではつぶやいたりはしてますが)。
加えてkimさんの立場は、「飼いたい」ではなく「飼われたい」となっており、ニュアンスが異なります。
一方、「ペンギンやポメラニアンになりたいといえば、それは飼育され愛玩されることを意味するものだ」というのは、私たちの常識にはありませんでした。

そういった前提の食い違いを、「ペンギン」ひとつで飛び越えようとしたところに今回の事件の核心があるのではないかというのが私の認識であります。
もしあの時kimさんが、

「ペンギンとかポメラニアンのような小動物になって、きれいなお姉さんに飼われてみるのはどうですか?」

というような言葉を選んでいたら、賛否はともかく意味不明と受け取られることはなかったのではないかと思います。
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Unknown (Unknown)
2014-09-26 16:00:27
大変な勘違いをしていました。
僕は、その場にいたkimさん以外の方々が「飼育や変身という行為のいやらしさ」に気付いていないのだの思いました。その上で「ポメラニアンになるのはエッチなんだよ」「飼えるならポメラニアンじゃなくてもいいんだよ」という視点を提供し、理解を促すつもりでいたのです。
僕の中でポメラニアンになると言えばお姉さんに飼われることはセットで、ペンギンになると言えば八景島シーパラダイスで観衆の不躾な視線にさらされるのは当然のことで、ちょっとスケベだなとは思っても、それがまさか同年齢の男性の中ですら特別な世界観だとは思っていませんでした。
僕はkimさんの側の人間なのでしょう。
なにか、生まれてはじめての、おそろしい溝を感じます。
返信する
Unknown (ヨン様)
2014-09-29 01:55:17
本件の問題点が共有いただけたようで嬉しく思います。
おそらく、「飼育や変身は性的である」という見解については大きな隔たりはないのでしょう。
ただ、それが「ペンギン」であったり「ポメラニアン」であるかどうかは、必ずしも共通の認識があるわけではないと思うのです。
そういった認識のあり方に個々人の嗜好があらわれてくるのではないでしょうか。

こちらとしても、「飼育」や「変身」についての理解が深まり、大変建設的な議論になったかと思います。
どうもありがとうございました!
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