ザ☆シュビドゥヴァーズの日記

中都会の片隅で活動する8~10人組コーラスグループ、ザ☆シュビドゥヴァーズの日常。
あと告知とか色々。

行き過ぎた変態行為

2018-05-21 18:19:39 | エス
 エスです。
 毎日仕事場に隕石が落ちねえかなあって思ってるんですが一向に落ちる気配がありません。

 今日は過変態について書きます。すごい変態という意味ではありません。行き過ぎた変態という意味です。
 過変態というのはいくつか定義があるのですが、「幼虫期のうちに大きく機能、形質を変えるもの」と思っておけば良いです。
 スズメバチネジレバネという昆虫がいます。この昆虫は寄生性で、木の幹に張り付いた一齢幼虫が樹液を吸いに来たスズメバチの体に張り付き、巣の中に入り込んで無防備な幼虫の腹の中に寄生します。寄生されたハチはネジレバネにコントロールされ羽化したあとも働かず、巣の中でじっとしていることが多いようです。私が働きたくないのもニンゲンネジレバネに寄生されたせいかもしれません。
 で、ネジレバネが過変態を行うのは一齢幼虫から上手くハチの幼虫に寄生して脱皮した瞬間です。
 一齢幼虫の時は自力でスズメバチにしがみつき巣の中の育室まで移動する必要があるので鋭いカギ爪を持っています。しかし寄生した後の二齢幼虫以降は足がないウジムシ状となり、ハチの体内でぬくぬく育つだけの存在になります。
 これを読んでいる方の中にもそういう人がいるかもしれません。小さい頃はやれ神童だ天才だと囃し立てられ、気がつけば仕事もせず実家でぬくぬく生活。どうしてこうなったと思う方もいるかもしれませんが、安心してください。そういう生態なのです。能力を生かしたからこそ実家でぬくぬく生活できているのです。むしろ能力を発揮していなければ既に死んでいます。私もそういう生活がしたかった。
 ちなみに♂は羽化して4時間くらいで死にますし♀は卵巣が崩壊してて体内で直接卵が孵化して体を食い荒らされて死にます。

 拙い説明でしたが変態について少し詳しくなれたのではないでしょうか。変態を学んでキミも今日から変態マスターだ!