麺王～松山でも徳島ラーメンが食べられる

　某『ｄａｎｃｙｕ』の４月号をなにげなく見ていたら、なんと新大久保の『伊予路』がうどんの名店としてのっていましたねえ。だったら入ってみたらよかったか。でも、「愛媛のうどん」ってあるしなあ。微妙なところです。こちらは阿波路から、徳島ラーメンの「麺王」が松山進出をはたしています。「麺王」自体は、徳島駅前のお店で食べたことがあります。松山店には、初めてです。１９６号線で北上していくと、北条へ抜けるバイパスと旧道との分岐点が現れますが、分岐点を旧道の方へ行くとすぐにあります。かなり長いこと、空き店舗だったところですね。



　カウンター席にテーブル席があります。



　ラーメンができるまでの間、このちょっとピリ辛に味つけされたもやしを自由に食べてよいようです。



　ラーメン（５８０円）です。茶色く濁ったスープと豚バラ肉を甘めに煮た具は、まさしく徳島ラーメンです。ちょっと甘くて濃いめの豚骨醤油スープです。



　生卵を割って、丼へ。よりいっそう、徳島ラーメンぽくなりました。



　麺は細めのストレート麺。コシがあります。麺の長さが短いと、よけい徳島っぽいのですが。



　チェーン店なので、味は安定しています。気軽に徳島ラーメンが松山でたのしめるようになって、なによりです。なのに、なぜか「食べログ」での評価が低いですねえ。自称食通の方々は、チェーン店には、無意識に厳しめの点数をつけがちなのでしょうか。肉の量とかがやり玉にあがっていますが、写真を見直すと、たしかにお肉が少ないといえば少ないですね。でも、本場徳島でも、たいていはふつうのラーメンではなくて、肉入りとか、肉玉入りって感じで、もう１段階上のものをみなさん注文していますから。そうしないと、徳島のようにはならないのでしょう。