寺嫁な日々

嫁・妻・母・坊守として日々感じた事、大きな声じゃ言えない本音の所・・・お話しします

蜘蛛の糸

2006-07-17 06:38:43 | Weblog
息子達中学校野球部の夏の地区予選

優勝候補のI中学に惜敗し、予選落ち
これで3年生は引退
息子達1・2年生は明日から来年の夏目指して練習の日々が始まります



さてさて、今大会ベンチウォーマーだった息子達
やり足りなかったのか
帰ってきて、庭でキャッチボールをはじめました

・・・と大きな蜘蛛がイチョウの木と軒の間に巣を張っているのを発見
水をかけていじめる長男を見て
次男が「蜘蛛いじめると地獄から助けてもらえんよ」と・・・・


そうです
有名な『蜘蛛の糸』芥川龍之介著です


道徳的&国語の授業な視点でこの小説を読むと
『自己中心な考え方をしてはいけない』
『いい行いにはいい報い(蜘蛛の糸)が
自分さえ良ければいいという、余りにも自己中心的な行いには
それ相応の報いがある
だから自己中な行いは止めましょう』・・・・・・ってあたりで完結ですが


ここで長男がある疑問を口にする
『陀多(かんだた)が自分だけ助かろうとせず、みんなと一緒に登って行ったら
 お釈迦様は全員助けるつもりだったんかな?
 なんかせこくねぇ?』

なるほど・・・・どうかなぁ?
そんなん考えた事なかったけど

『せこい』って言う、そういう気持ちがかんだたやろ・・・・・・


人というもんをちゃんとご承知お釈迦様は
はじめからこういう結末になるってこと
判ってたような気もするなァ~ 



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