何時も見慣れた鈴鹿山脈(三重県と滋賀県の境にある標高1200~1100m程度の山脈)ですが今日は不思議な現象を見せてくれました。
山の稜線と雲の境が判りますか、そして雲は山の頂上付近で水平になっています。雲は山の上から覆い被さる様に見えます山肌に流れ込んでいます、そして急激に気温が下がって来た様に感じた。幼い時から永年この山並みを見てきましたがこの様に見えたのは初めてでした。
仏教では西の方角に極楽浄土があると云われています、鈴鹿山脈の向うに極楽がるのかな、。極楽は意外と近い所に有る様です。
山頂付近に架かった雲に太陽が沈みかけています、きっと山頂付近では激しく気流が動いている事でしょう。自然の営みに何時も感嘆です、そして二度と無い自然のショーに魂のときめきを感じました。
私はよく分かりませんので、菰野町にお住まいの「気象予報士」の方に質問しました。
お分かりであれば、ここにコメントしていただけると思います。
それにしても神秘的ですね。自然はほんと人間の計算では作り出せない“妙”を
見せてくれますね。ありがとうございました。
春夏秋冬さんの依頼により投稿します。
この現象は、西よりのある程度湿った空気が鈴鹿山脈を超えるときに発生します。
特に名前はありませんが、富士山のような独立峰に出現する「笠雲」と同じです。
ある程度湿った空気が山脈を越えるときに発生します。
そんなに珍しい現象ではないと思いますが、湿度と風速風向の微妙な変化により、発生しても30分くらいで消えてしまうことが多いので、写真のように日の入りのタイミングと重なると神秘的な感じがしますね。
この付近では地形の影響か、御在所より釈迦岳付近に発生することが多いようです。
URLは当日の気象データです。
気象学的に解説して頂いて有難うございます。あわて者の私はつい、極楽浄土からのお迎かと手を合わせていた状態でした。
多度山の天狗より