市町村合併が全国で行われた時、桑名市も多度町や長島町と合併し新しい桑名市に生まれ変り早や四年近くになります。市民にとって何が変わったかといっても余り実感が無いのが現状ではないでしょうか。
桑名市多度町に予定されている温泉施設の予定地
旧多度町の時代にこの土地を掘削して温泉が出ました、しかし水温は低く、湯量も毎分70リットルと少ない状態です。ここに十数億円かけて健康増進施設を建設する事が合併の条件だったそうです。桑名市内や周辺には既に数多くの温泉施設が有るのに今更十数億円も掛けてこの施設が本当に必要なのでしょうか。建設してからの運営経費も莫大で最後は市民に付けが廻ってくるでしょう、幸いな事に噂によると事業はこの不景気で少し延期とのことです。合併の条件も時代が変わればメンツを捨てて考え直しては如何なものでしょうか。
市内を走るコミニティーバス(Kバス)
合併と同時に桑名市内を走りだしたKバス、もちろん多度地区も隅々まで走り回っています、私も一度乗りましたが結構快適で楽しかった。しかし乗客はほとんど0、時間帯によっては数人程度です。毎日空っぽのバスが走り回っています、民間のバス会社なら早々と撤退ですが市の行政サービスは赤字と判っていても辞められない、当然市の財政を圧迫している事でしょう。この付けは一体誰が払うのでしょうか。お役所仕事なのでしょうか、現実を行政はどうとらえているのでしょうか。私は行政を批判をして楽しんでいるのではありません、利権を絡まさずに皆さんで良い智慧はないものでしょうか。世界一ケチな会社と云われるのトヨタならどう対策を建てるでしょうか、「今やるべきではない」と判断した時は建設途中の施設でも工事中止は当たり前の御時世、撤退も勇気ある決断では。
これも大きな問題です。
私は菰野町の高齢者介護に関する委員会でバスの話ではありませんが「一度始めてしまったら一人でも利用者が居る限りやめるのは難しい。けれど、きちんとした反省と説明が出来れば英断を持って廃止すべき。」との意見を言いましたがお役人は実行できませんでした。
反省をする前に施策の有用性を十分に検討することが大切でしょう。
何度も同じ過ちをして税金の無駄遣いが拡大するのは勘弁して欲しいですね。
いつも的確なコメント、感謝しています。民間人で生きてきた者とお役所仕事で生きてきた者との考えの差は何処の役所でも同じ様ですね。何事も意見をぶつけて行く事が大事ですね。
天狗より
十数億掛けての健康増進、景気に左右される施設、本当に必要なのかどうか?
進む勇気も必要ですが、引き際の勇気も必要ですね。
何時もコメント有難う。何事でも同じですが進む勇気より撤退する勇気の方がはるかに難しい判断が求められます。山登りでももうすぐ頂上と判っていても天候が悪くなれば撤退も余儀なくされます。リーダーは勇気を持って撤退が出来るでしょうか。
天狗より