今から8年前の6月、膀胱癌発見。誰しもそうと思いますが大変なショックでした。癌の大きさは3.5cmで内視鏡を使っての摘出手術の限界でした。癌の根っこが膀胱を突き破っているか、他の臓器に移転しているかが心配されましたがお陰さまで根っこは粘膜止まりで辛うじてセーフでした。
京都府立医科大学付属病院の一部
インターフェロンの第一人者岸田綱太郎先生(故パットゥル医学研究所所長)の紹介で関西で泌尿器科の第一人者の京都府立医科大学付属病院の三木教授が主治医をして下さった。
しかし半年ごとに再発、ゴマ程に成長した癌を手術すること7回、先生も患者の私もベテランになってしまいました。この10年間、三ヵ月毎に府大病院で検査すること約40回。
しかし今日の検査で2年間癌の再発は無いと云う事で今後は半年ごとの検査になりました。一つの大きな山を越えた様です。
早速病院の近くに有る京都御所の隣の梨木神社(三条家縁の神社)と上賀茂神社の別雷(ワケミカヅチ)大神様にお礼参り。
有名な上賀茂神社の枝垂れ桜は三分咲き程度でしょうか私を祝ってくれていました。
お釈迦様は『生老病死 愛憎離求』の四苦八苦を説かれました。誰しも生まれた時から苦が始まり、老いて行く、やがて病気になり、そして死んでゆく。60歳を越えると老いの孤独さを感じ、病になって死の恐怖を感じるものです。これは名誉の有る人も、豊かな人も、男も女も誰しも味わうものです。
病気が治れば幸いな事ですが病気で有っても「お陰さまで有難い人生だ」と思える方は沢山みえます、歳を老いても「有難い人生だ」と思う方も沢山みえます。そんな人生を目指して感謝感謝でこれからも頑張るぞ。