佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

思い出のCDその1。

2020年03月30日 02時18分47秒 | 日記
 しばらく昔話。
 
 
 CDを捨てたり売ったりということを
記憶の限りではしてこなかったので
これまでの蓄積がうちに大量にあるのですが
その中から思い出の一枚を少しずつネタにしようかなと。
第1回目。
 
  
 
 いわゆる三大テノール、
パヴァロッティ、ドミンゴ、カレーラスが
1990年最初に行ったコンサートのライブCDです。
 
 CDの裏面を見ると
1992年になっていますね。
高校生の頃、当時は歌を始めて
1年も経たない頃だったと思います。
私は上越の出身なのですが、
今は無き多田金レコードで購入しました。
買ったきっかけはあんまり覚えていませんが
確か正月に店頭で見て買ったんじゃないかな。
買った時は知らなかったけど、
この競演が画期的なことなので
CDが目立つ場所に置いてあって、
かつ音質の良いCDで装丁も豪華で少し高くて
目を惹いた気がします。
  
 これがまあ、どハマりしまして(笑)
当時、私も若かったので
三人の圧倒的力量や初共演のエネルギーに
ただただ夢中になり、
本当にCDが腐るくらい聴きました。
テノールとかバリトンとか自分の声がどうとか分からない中、
ただただすごいなって思いながら聴いていましたね。
 
 今実はこの記事を
某動画共有サイトの当時の映像を見ながら(聴きながら)
書いています。
みんな若い!というか一番若いのはメータかもしれない(笑)
そして改めてすごい場所で歌ってる(笑)
そしてこの時はまだ
省エネで歌ってマイクを器用に使うとかしなかったから(笑)
仕上げてきた感がすごくて、ド直球の連投で
真剣勝負の繰り返し、そして後半の三人の高度な遊び、みたいな。
 
 当時は三人とも好きでしたね。
タイプが違うので、それぞれに良いなと思ってました。
太陽のようなパヴァロッティ、演技派のドミンゴ、真摯なカレーラス。
憧れとかでなく、ただただかっこいいなという感じでした。
気になって当時の年齢を調べたら、
パヴァロッティが54歳、ドミンゴ49歳、カレーラス43歳。
やばいな自分😅
 
 関連動画で、リハーサルの映像も出てきて見ました。
演出も入ってるでしょうけど面白いですね。 

 とにかく、脂の乗った一番良い時期に共演したので
そのあとの共演がだんだん霞むのは仕方ない(笑)。 
それは、その後大学へ進んでからいろいろ映像で見ていましたが。

 私自身は進学後、彼らをチェックしつつも
次第に歌曲という沼にハマっていくわけですが
最初からニッチなところに行っていた訳ではなく
結構分かりやすいところから
狭いところに入っていったということが
お分かりいただけるんじゃないかなと思います(笑)。
 
 改めて見ると、やっぱり華やかで壮麗だなと思いました。
今やパヴァロッティは亡くなり、
カレーラスはまだ歌っており(73歳。痩せた!)
ドミンゴは晩節を汚し😅
 
 ではまた次回✋