ジャーマン・メタルの雄、ハロウィンの新作。
今作は巷の評価が高いようだけど、確かに楽曲は充実している。
まず、7分という大作①「NABATAEA」は中近東アジアンな音階を駆使したスピードチューンで、いきなりアルバムのハイライトとも言える出来。
続く②「World Of War」は典型的なメロスピで、ハロウィンらしい高速ツイン・リードが印象的。
冒頭2曲だけでも「おおっ!」と思わせてくれる。
この2曲以外にもかつてのハロウィン節の香りがする④、⑨というスピードナンバーもあり、原点回帰か?と思ってしまったけど、作曲者がヴァイキーじゃないというのがミソ。
ヴァイキーと他のメンバーとの作曲レベル格差がなくなってきて、バンドとしての集大成と言っても過言ではない。
これまでハロウィンの新作を買うと、まずヴァイキー作の曲を目がけてきたけど、今回はそういうことをする必要がなくなった。
とは言っても、本家ヴァイキー作の曲が2曲だけというのは寂しい限り。
今作を機に、リアルタイムで聴いた「守護神伝Ⅰ、Ⅱ」を聴き直したけど、やはりこれらとは比べようがない。
好みにもよるけど、この2作はマイケル・ヴァイカート、カイ・ハンセンという希代のメロディメーカーが才能をフルに発揮していて、更にはマイケル・キスクというこれまたスーパーなヴォーカリストが歌っている。
この新作は普通に聴けば全然悪くない。
比べちゃダメなのは分かってるけど、そのヴァイキー作の⑪Yearsは期待を裏切らないレベルの曲だけど、「メタル史に残る名曲!」と呼べるレベルじゃないのも事実。
そして、Keeperな雰囲気のスピードメタルを聴けば聴くほど、デリスのヴォーカル(声質)が残念に思えてしまう....
★★★★☆
今作は巷の評価が高いようだけど、確かに楽曲は充実している。
まず、7分という大作①「NABATAEA」は中近東アジアンな音階を駆使したスピードチューンで、いきなりアルバムのハイライトとも言える出来。
続く②「World Of War」は典型的なメロスピで、ハロウィンらしい高速ツイン・リードが印象的。
冒頭2曲だけでも「おおっ!」と思わせてくれる。
この2曲以外にもかつてのハロウィン節の香りがする④、⑨というスピードナンバーもあり、原点回帰か?と思ってしまったけど、作曲者がヴァイキーじゃないというのがミソ。
ヴァイキーと他のメンバーとの作曲レベル格差がなくなってきて、バンドとしての集大成と言っても過言ではない。
これまでハロウィンの新作を買うと、まずヴァイキー作の曲を目がけてきたけど、今回はそういうことをする必要がなくなった。
とは言っても、本家ヴァイキー作の曲が2曲だけというのは寂しい限り。
今作を機に、リアルタイムで聴いた「守護神伝Ⅰ、Ⅱ」を聴き直したけど、やはりこれらとは比べようがない。
好みにもよるけど、この2作はマイケル・ヴァイカート、カイ・ハンセンという希代のメロディメーカーが才能をフルに発揮していて、更にはマイケル・キスクというこれまたスーパーなヴォーカリストが歌っている。
この新作は普通に聴けば全然悪くない。
比べちゃダメなのは分かってるけど、そのヴァイキー作の⑪Yearsは期待を裏切らないレベルの曲だけど、「メタル史に残る名曲!」と呼べるレベルじゃないのも事実。
そして、Keeperな雰囲気のスピードメタルを聴けば聴くほど、デリスのヴォーカル(声質)が残念に思えてしまう....
★★★★☆
とは言っても、やっぱり「KEEPER」シリーズ(特にII)には勝てないんですよねぇ。。。
かなり何度も聴き込んだのですが、ちょっと昔風の曲を聴いてしまうと、ついつい「守護神伝」が気になるんですよねえ