定ちゃんの部屋

音楽大好き人間の定ちゃんのページです
(from 2006.1.18)

『21世紀の精神異常者』 KING CRIMSON

2006年01月26日 | 私的ロックの名盤 K
今日は、ROCKファンならご存じのKING CRIMSONのデビュー作「宮殿」からです。

この世紀の名作との出会いは遅くて大学生になってから。
中学時代は音楽雑誌とかでそのド派手なジャケが紹介されてたので、頭の中には情報は入ってたけど、何か恐ろしくて手を出せなかった。

そして大学に入ってサークルの先輩が何気に「音楽が好きならこれは聴かないと」と貸してくれた1本のカセットテープ。聴いてみると、当時へヴィメタル1本だった耳には凄く新鮮な音で、へヴィメタルにも通じる所もあって、「あれ?意外と聴きやすいな」という第一印象でその時はハマりこまずに一時終了。

大学時代のCD購入は、限られた予算の中からHR・HM系のCDを優先してたのでこのアルバムはずっと後回しだったけど、社会人になってすぐにCDを買って聴き直すとやはり衝撃的な音楽。

特に、CMでもよく流れた1曲目の「21世紀の精神異常者」はとんでもない名曲
これはギターでコピーしまくったのでちょっとその辺のことも一緒に書きます。

サックスとギターが一体となったへヴィなイントロ。
これはCmコードを元にして、「C~ B♭ C E♭ F G~」というサックスのメロディを上手くフォローしています。
その後、2、4小節目は「F、F♯、G」とローコードで弾いて、6小節目はダブルチョーキングフレーズで曲を盛り上げていく。「なるほど!」という感じです。
そのイントロに続いて、エフェクト処理された歪んだヴォーカルが登場。ここまではもはやへヴィロックです。

そしてその後いきなり6/8拍子の軽やかなジャズ風に変貌。
熱いサックスとのギターとのユニゾンが堪らなくカッコ良い。曲中でも大好きな部分です。

続くフリップ爺の奇怪なギターソロ。音楽理論をマスターしていない僕にはどういうスケールを使っているのかは分かりませんが、これは常人では思いつかないメロ、音階です。
最初の方で右手による「タッチプレイ」が登場。これは所謂エディの「ライトハンド奏法」ではありませんが、既にこういうプレイもフリップは取り入れてるのに驚きです。

そして圧巻なのは、楽器隊全員による超難解なキメフレーズ。(1969年でコレでっせ!)
あまりのテクニカルな演奏にただただ溜息をつくしかありません。
う~ん、実際コピーしてみると難しい・・・弦飛びはあるわ、拍の頭は分からないわで、フレーズ自体はなんとか弾けても、リズムが複雑すぎてきちんと弾くのは僕には到底無理です。
一体ここは何拍子なんでしょうか?おそらく色んな変拍子を組み合わせてると思うけど、この部分は究極と言えるのでは??
(IRON MAIDENの「オペラ座の怪人」のイントロはコレを参考にしてるんやろね)

1曲でこれだけ色んなことを詰め込んだ正にプログレッシヴロックを代表する名曲。
何度聴いても飽きません。おそらくこれからも僕は一生聴き続けることでしょう。
やはりクリムゾンというか、この「曲」は最高です


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
テクニカル (C3)
2006-01-27 11:08:06
>定ちゃんさん

そんなにテクニカルなことをやっているとは知ら

なかったです(汗)。

こ~いちさんが高嶋政宏さん(イエーの高嶋兄)

がカバーしていると書いていたので、ビックリし

たんですけどね(聴いてみたい・笑)。

最近ではCMに使われてましたね。永遠の名曲です

ね!
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間違えたーー(汗) (C3)
2006-01-27 11:14:20


カバーしているのは「STARLESS」でした。

ひぃ~~じぇんじぇん違う(汗)。

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なぬ? (C3)
2006-01-27 13:04:07
げげーーっ!

「絵文字の利用はお控えください」って書いてる

しーー(汗)。

すみません。以後気をつけます(汗)。

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初めまして (kinokuni0726)
2006-01-27 16:20:49
最近ブログを始めましたのでよかったら覗いてみて下さいね!
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