この原稿書くためにUFOの「LIGHTS OUT」聴いてたら、何だかむしょうに「神」のギターが聴きたくなった。
(ちなみに、神とは、マイケル・シェンカーのことで、ギタリストの間では、彼はギターの神として崇められております)
ギター弾き始めの頃は、雑誌に載ってた「ARMED AND READY」のスコア見ながらよく練習したもんです・・・・。
久々にギター魂に火が付いて教則本まで引っ張り出して、弾けもしないのに激ムズの「CAPTAIN NEMO」練習したり、ソロはちゃんと弾けないけど、CDに合わせて「ROCK BOTTOM」のリフのドライヴ感をたっぷり味わいました。
初めて「神」のギターを聴いて「なんだ、速くないやん・・・」と思った貴方はまだまだ甘いですよ。
マイケルのことばかり書いたけど、ヴォーカルのフィル・モグとベースのピート・ウェイもヨロシク!!
「神」在籍時のUFOはどれも傑作なんで全部聴きましょう。(2005.10.30)
現象 (1974)

マイケル・シェンカーが加入したUFOの4作目。ここからがUFO真のスタートと言っても過言ではない。
ご存知代表曲③「DOCTOR DOCTOR」⑤「ROCK BOTTOM」収録の名盤とされるアルバム。
が、上記の如何にもブリティッシュ・HRという曲もあればアコースティカルな曲もあり、アルバム全体のメタリック度はかなり低くて、個人的には散漫な印象を受けるアルバム。もっと言うと、この2曲だけが突出していて、これだけで「名盤」と呼ばれている気がしないでもない。
「DOCTOR DOCTOR」はギターに関しては特筆すべき点はないけれど、名曲「ROCK BOTTOM」でのマイケルのプレイは、チョーキング、ペンタトニックといったロックギターの基本と言われるテクニックを駆使しただけなのに、凄くスリリング!ソロ終盤での高音でのプレイは何度聴いていて鳥肌が立つ。速弾きだけがHRギターのソロじゃないのよ!というお手本です。う~ん、何度聴いても素晴らしい。このチョーキングのタイム感が絶妙なのです!
あ、あとこのアルバムで忘れてはいけないのが、ほのぼのインスト⑨「LIPSTICK TRACES」。
この曲を聴けばマイケルが只のROCKギタリストでないのが分かります。
FORCE IT (1975)
これは何といっても、風呂場で男女が絡み合うヒプノシスの「アートワーク」でしょう!
これでは小さくて分かり辛いけど、興味がある人はまた大きな映像でご覧下さいませ。
前作「現象」は個人的に、散漫というか、「もっとHRしてくれい!」という内容だったけど、これは結構HRしてくれてます。
ノリノリシャッフルの①「LET IT ROLL」からマイケル弾きまくり。(ソロに入ってちょいと音量バランスが悪いけど・・)
続くサビがキャッチーな②「SHOOT SHOOT」は間奏のリフが「如何にも!」という感じで大好きなんです。
絶品バラードの③「HIGH FLYER」も素晴らしい・・・・という感じで、最高傑作にあげても良いくらいの佳曲満載の名盤で、当然、ギターソロに関しては、全曲素晴らしいものばかり。必聴のアルバム。
NO HEAVY PETTING (1976)

マイケルがUFOではあまり好きじゃないという6作目。
理由はともあれ、確かに地味なポジションにあるアルバムやけど、内容は全然悪くないです。
リフがドライヴ感満点のカッコ良いロックナンバー①「NATURAL THING」、何だか雰囲気がRAINBOW的な哀愁の疾走曲③「CAN YOU ROLL HER」、アルバム中異色の空気を持つアメリカンHR風⑥「HIGHWAY LADY」というスピーディなナンバーが多くて、躍動感のある作りになっております。
ギターに関しては、②「I’M A LOSER」での凄まじい弾きっぷりを始め、やはり全ての曲でハイライトになってるんやけど、やはりその演歌的な慟哭の泣きメロが映えるのはミドル~バラード系の曲で、バラード④「BELLADONNA」、まったり⑦「ON WITH THE ACTION」あたりが最高。こういうソロを弾こうと思えばやはり並の神経の持ち主じゃ無理かな?楽曲がバラエティに富んだこれまた名作。
新たなる殺意 (1977)
UFOの7作目。
当然、ギターはマイケル・シェンカー。この変人ギタリスト、聴けば聴く程やはり並のギタリストではないと痛感させられます。
何なんやこの熱いチョーキング・ヴィヴラートは!!何やこのフレーズのタイム感は!
ミッドブーストさせた独特の音色のフレーズからはテクニック以上の「何か」を感じさせてくれます。このオッサンのギターはいつ聴いても最高です。
マイケル在籍時のUFOはどれもこれもが傑作で、個人的にはMSGよりもUFOの方が好きなのです。
このアルバムも、アメリカンなちょいとポップな①「燃えたぎるギター」を始め、今更ここで言うまでもないカッコ良いタイトル曲④「LIGHTS OUT」と代表曲が目白押し。
捨て曲無し!とは言わないけど、全体的にアメリカンな雰囲気が漂うこれも文句無しの名作です。ヒプノシスのジャケも素晴らしい出来!
宇宙征服 (1978)
これもジャケが面白い。最初見たときは、目と口と鼻にパチンコ玉を突っ込んでるのかと思ってしまいました・・。
前作「LIGHTS OUT」からアメリカンな音になっていくけれど、これは更にアメリカンHRになってます。
冒頭のポップな「ONLY YOU CAN ROCK ME」の王道ロックンロール丸出しのキャッチーなリフを聴けば「よくぞここまでポップになったなあ」と驚かされます。
ま、僕はこの曲は大好きな訳やけど、Gソロはこれぞ「マイケル・シェンカー演歌節!」
ともいうべきゆったり泣き泣きメロディアスフレーズのみで構築。これ、個人的ギターソロBEST5に入るほど好きなソロで、ほぼ完コピかな?と自負する訳けど、やはりこういうフレーズを弾く時のポイントはチョーキング・ヴィブラート。これに尽きる!
で、「LOOKING OUT FOR NUMBER 1」「BORN TO LOSE」といった名曲も収録されてるし、音全体が聴きやすい方向に向かってるのもあって、人気の高いアルバムやけど、やはり個人的にUFOの最高傑作は「LIGHTS OUT」なのです。
STRANGERS IN THE NIGHT (1979)

ベスト盤的意味あいも兼ねるライブアルバム。
HRバンドのライブアルバムの決定盤とも言われている超名盤。
収録曲は正にUFOの代表曲ばかりで、UFO未体験の人は、いきなりこのアルバムから聴き始めても良いかもしれない。
個々のライヴパフォーマンスの素晴らしくて、曲によってはスタジオアルバムよりもこっちの方が断然、カッコ良かったりする。
マイケルのギターも鬼気迫る弾きっぷりで、どこまで修正加えたかは不明やけど、もし、未修正ならば、やはりあの変なオジサンを「神」と呼ばざるを得ない。
既に書いたけど、UFO肥時代のマイケルの基本は、「クラシカル」ではなくて、あくまでペンタトニック主体の「ブルース・ロック」。チョーキングでここまで人を惹き付けるギタリストはそうそう居まい。
(ちなみに、神とは、マイケル・シェンカーのことで、ギタリストの間では、彼はギターの神として崇められております)
ギター弾き始めの頃は、雑誌に載ってた「ARMED AND READY」のスコア見ながらよく練習したもんです・・・・。
久々にギター魂に火が付いて教則本まで引っ張り出して、弾けもしないのに激ムズの「CAPTAIN NEMO」練習したり、ソロはちゃんと弾けないけど、CDに合わせて「ROCK BOTTOM」のリフのドライヴ感をたっぷり味わいました。
初めて「神」のギターを聴いて「なんだ、速くないやん・・・」と思った貴方はまだまだ甘いですよ。
マイケルのことばかり書いたけど、ヴォーカルのフィル・モグとベースのピート・ウェイもヨロシク!!
「神」在籍時のUFOはどれも傑作なんで全部聴きましょう。(2005.10.30)
現象 (1974)

マイケル・シェンカーが加入したUFOの4作目。ここからがUFO真のスタートと言っても過言ではない。
ご存知代表曲③「DOCTOR DOCTOR」⑤「ROCK BOTTOM」収録の名盤とされるアルバム。
が、上記の如何にもブリティッシュ・HRという曲もあればアコースティカルな曲もあり、アルバム全体のメタリック度はかなり低くて、個人的には散漫な印象を受けるアルバム。もっと言うと、この2曲だけが突出していて、これだけで「名盤」と呼ばれている気がしないでもない。
「DOCTOR DOCTOR」はギターに関しては特筆すべき点はないけれど、名曲「ROCK BOTTOM」でのマイケルのプレイは、チョーキング、ペンタトニックといったロックギターの基本と言われるテクニックを駆使しただけなのに、凄くスリリング!ソロ終盤での高音でのプレイは何度聴いていて鳥肌が立つ。速弾きだけがHRギターのソロじゃないのよ!というお手本です。う~ん、何度聴いても素晴らしい。このチョーキングのタイム感が絶妙なのです!
あ、あとこのアルバムで忘れてはいけないのが、ほのぼのインスト⑨「LIPSTICK TRACES」。
この曲を聴けばマイケルが只のROCKギタリストでないのが分かります。
FORCE IT (1975)

これは何といっても、風呂場で男女が絡み合うヒプノシスの「アートワーク」でしょう!
これでは小さくて分かり辛いけど、興味がある人はまた大きな映像でご覧下さいませ。
前作「現象」は個人的に、散漫というか、「もっとHRしてくれい!」という内容だったけど、これは結構HRしてくれてます。
ノリノリシャッフルの①「LET IT ROLL」からマイケル弾きまくり。(ソロに入ってちょいと音量バランスが悪いけど・・)
続くサビがキャッチーな②「SHOOT SHOOT」は間奏のリフが「如何にも!」という感じで大好きなんです。
絶品バラードの③「HIGH FLYER」も素晴らしい・・・・という感じで、最高傑作にあげても良いくらいの佳曲満載の名盤で、当然、ギターソロに関しては、全曲素晴らしいものばかり。必聴のアルバム。
NO HEAVY PETTING (1976)

マイケルがUFOではあまり好きじゃないという6作目。
理由はともあれ、確かに地味なポジションにあるアルバムやけど、内容は全然悪くないです。
リフがドライヴ感満点のカッコ良いロックナンバー①「NATURAL THING」、何だか雰囲気がRAINBOW的な哀愁の疾走曲③「CAN YOU ROLL HER」、アルバム中異色の空気を持つアメリカンHR風⑥「HIGHWAY LADY」というスピーディなナンバーが多くて、躍動感のある作りになっております。
ギターに関しては、②「I’M A LOSER」での凄まじい弾きっぷりを始め、やはり全ての曲でハイライトになってるんやけど、やはりその演歌的な慟哭の泣きメロが映えるのはミドル~バラード系の曲で、バラード④「BELLADONNA」、まったり⑦「ON WITH THE ACTION」あたりが最高。こういうソロを弾こうと思えばやはり並の神経の持ち主じゃ無理かな?楽曲がバラエティに富んだこれまた名作。
新たなる殺意 (1977)

UFOの7作目。
当然、ギターはマイケル・シェンカー。この変人ギタリスト、聴けば聴く程やはり並のギタリストではないと痛感させられます。
何なんやこの熱いチョーキング・ヴィヴラートは!!何やこのフレーズのタイム感は!
ミッドブーストさせた独特の音色のフレーズからはテクニック以上の「何か」を感じさせてくれます。このオッサンのギターはいつ聴いても最高です。
マイケル在籍時のUFOはどれもこれもが傑作で、個人的にはMSGよりもUFOの方が好きなのです。
このアルバムも、アメリカンなちょいとポップな①「燃えたぎるギター」を始め、今更ここで言うまでもないカッコ良いタイトル曲④「LIGHTS OUT」と代表曲が目白押し。
捨て曲無し!とは言わないけど、全体的にアメリカンな雰囲気が漂うこれも文句無しの名作です。ヒプノシスのジャケも素晴らしい出来!
宇宙征服 (1978)

これもジャケが面白い。最初見たときは、目と口と鼻にパチンコ玉を突っ込んでるのかと思ってしまいました・・。
前作「LIGHTS OUT」からアメリカンな音になっていくけれど、これは更にアメリカンHRになってます。
冒頭のポップな「ONLY YOU CAN ROCK ME」の王道ロックンロール丸出しのキャッチーなリフを聴けば「よくぞここまでポップになったなあ」と驚かされます。
ま、僕はこの曲は大好きな訳やけど、Gソロはこれぞ「マイケル・シェンカー演歌節!」
ともいうべきゆったり泣き泣きメロディアスフレーズのみで構築。これ、個人的ギターソロBEST5に入るほど好きなソロで、ほぼ完コピかな?と自負する訳けど、やはりこういうフレーズを弾く時のポイントはチョーキング・ヴィブラート。これに尽きる!
で、「LOOKING OUT FOR NUMBER 1」「BORN TO LOSE」といった名曲も収録されてるし、音全体が聴きやすい方向に向かってるのもあって、人気の高いアルバムやけど、やはり個人的にUFOの最高傑作は「LIGHTS OUT」なのです。
STRANGERS IN THE NIGHT (1979)

ベスト盤的意味あいも兼ねるライブアルバム。
HRバンドのライブアルバムの決定盤とも言われている超名盤。
収録曲は正にUFOの代表曲ばかりで、UFO未体験の人は、いきなりこのアルバムから聴き始めても良いかもしれない。
個々のライヴパフォーマンスの素晴らしくて、曲によってはスタジオアルバムよりもこっちの方が断然、カッコ良かったりする。
マイケルのギターも鬼気迫る弾きっぷりで、どこまで修正加えたかは不明やけど、もし、未修正ならば、やはりあの変なオジサンを「神」と呼ばざるを得ない。
既に書いたけど、UFO肥時代のマイケルの基本は、「クラシカル」ではなくて、あくまでペンタトニック主体の「ブルース・ロック」。チョーキングでここまで人を惹き付けるギタリストはそうそう居まい。
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