定ちゃんの部屋

音楽大好き人間の定ちゃんのページです
(from 2006.1.18)

VAN HALEN LIVE!!

2013年06月27日 | バンド&ライブ
ヴァン・ヘイレン大阪追加公演、行ってきました。

開場時刻の6時過ぎに会場へ到着すると、既に大勢の人が。

「なんばHatch」なんかと違って、大型体育館で箱が大きいのが不安。
しかも、アリーナ39列ということで、かなり後ろじゃないのか?



その不安は見事にあたり、パイプ椅子がズラリと並べられた平坦なアリーナ席じゃステージがかなり遠い。
こりゃ、みんな立ちあがったら、背の低い僕はステージが見えないんじゃないの?
しかも、番号が1番なので、1番左側。
つまり、エディ側じゃなくて、ウルフガング側。

始まる前から悲しい現実を突きつけられ、若干テンションダウン。

開始前に
「バンドから、今回の公演は写真撮影・ビデオ撮影が可能です」とアナウンスがあった。
事前にこの情報は得ていたものの、既にYou Tubeに多くの映像がUPされているので、自分が撮らなくても十分だと思った。

客層は、僕と同年代のおっちゃん、おばちゃんが多く、僕の回りは前が僕と同じく仕事帰りのYシャツ姿のサラリーマン、横が中学生くらいの子どもとその父親、後ろがかなり高齢の夫婦という状況。
EXTREMEの時は、若いメタラーが多かったけど、やはりヴァン・ヘイレンとなると、40~50歳がメインという感じ。

定刻の7時。
こういうLiveにしては珍しく、時間ちょうどに始まった。


椅子に座っていた人も皆一斉に立ちあがる。
予想どおり、ステージはつま先立ちしないときちんと捉えられない。
後ろのオバちゃんは、「全然見えへんやん・・」と嘆いていた。

明確にその姿が見えなくとも、そこにメンバーがいるというだけで、目頭が熱くなる。
中学生からずっとファンで、ギターを弾き、バンドをやるきっかけを与えてくれた生VAN HALENはやはり格別。
登場した時、胸に込み上げるものがあった。

しかし、案の定、ステージは遠く、右側前方のエディは遠く彼方....
実物を見るというより、ステージ後方の大型モニター映像を見るという感じになってしまった。

曲は、新旧取り混ぜというか、新作からは数曲のみで、「炎の導火線」から「1984」までのデイヴ在籍時代の曲がメイン。

結構マイナーな曲もやってくれたので、僕は嬉しかったけど、周りはあまり盛り上がってなかった。

エディは、昔のように飛び跳ねたりしないけど、そのテクニックは全く衰えてなかった。
デイヴも思ったより声が出ていて、全く衰えを感じさせない。
アレックスも歳の割によくこれだけ叩けるなあと感心。
そして、マイケルではなく、ウルフガング。
その見た目は只の太った兄ちゃんやけど、ベースはともかく、コーラスでマイケルのハイトーンを見事に再現。
コーラスでの貢献度はかなり高くて、良かった。

あっという間に時間は過ぎ、終盤のエディのソロタイム。

タッピングメインのいつものフレーズを弾いてくれたけど、
あれ?MEAN STREETのイントロのスラッピング奏法がない。
と思いきや、事前に仕入れたセットリストには入っていた「MEAN STREET」を今日はやっていないではないか!!

どういう事情があったか分からないけど、非常に残念。
追加公演なのか分からないけど、おそらく他にも曲がカットされている気がする。

そんな事が頭をよぎりながらも、Liveは最終盤。

ここまでの印象として、盛り上がった曲は

「(Oh) Pretty Woman」「You Really Got Me」「Hot For Teacher」「Panama」
といったところ。
やはり有名メジャー曲だと皆知っているんでしょう。
「Women In Love」や「Everybody Wants Some」なんかはマイナー曲やもんね・・・

そして、オーラスは誰もが知っている「JUMP」。



最後には紙吹雪が舞い、アンコールを合唱する隙を与えず、あっさりと終了。
日本公演の最後なんやから、アンコールで「Me Wise Magic」くらいやってくれたら良かったんやけどね。

演奏は良かったし、日本語を取り混ぜたデイブのMCも面白かったけど、何だかなあ~
心の底から満足したというLIVEではなかったのは事実。

それは他公演に比べて曲がカットされたからか、一緒に歌ったり飛び跳ねたりすることなく、全般的に周りがそれほど盛り上がってなかったからか....

いやいや、1番は「エディが遠くて見難かった」ということなんでしょうな。

やはり自分にとって、最大のスーパースターなのはエディ・ヴァン・ヘイレンなので...

1番高い金を払って背伸びをしないと生のメンバーが見えない低いアリーナで見るより、豆粒でもスタンド席からステージを見下ろす方がまだ良かったかもね。



(後記)

モヤモヤした気持ちで地下鉄の駅に行くと、当然ホームはとんでもない人人人。
電車に乗ると、窒息するかというくらいぎゅうぎゅう詰め。

もともと乗ってたサラリーマン2人組が
「何でこんなに人が乗ってくるんや。そうか、ヴァン・ヘイレンか...あれ?ヴァン・ヘイレンってこんなんやったっけ?(←LIVE参戦者が落ち着いた中年が大半という意)
ヴァン・ヘイレン懐かしいなあ。ライトハンド流行ったもんなあ」

なんて会話をしていた。
そりゃそうでしょう。
ロンゲ・金髪にレザーを着込んだメタラー君は殆ど皆無。
ヴァン・ヘイレンはヘヴィメタルではないのです。
ロイ・オービソンやキンクスのカヴァーSongで、尖った若者は盛り上がりませんって。

本町で御堂筋線に乗り換え。

酔っ払いのサラリーマンがへべれけになりながら
「天王寺から近鉄ですか?駅分かります?送っていきますよ」
「だいじょーぶですよ~わかりますって~」と赤ら顔で会話している。

学生時代に、難波で飲んだり、ボーリングをしたことをふと思い出した。
我孫子駅が最寄駅という場所に住んでたので、難波や阿倍野で遅くまで飲んでも、御堂筋線で一直線。
今から思うと凄く便利やったなあ。

今となっては、夜も10時を過ぎれば、市内中央でも人は殆ど歩いていないという田舎和歌山に慣れてしまってるので、大勢の人で溢れ返り、酒を飲んで満員電車に揺られて帰るなんて耐えられない。
途中で吐いてしまいそうになる...


次は難波から南海電車。
地下鉄のおしくら饅頭から解放されたと思ったら、和歌山市で停電があったので、和歌山市までの運転を見合わせて、みさき公園止まりとの場内アナウンスがあった。

なんやねん!みさき公園からタクで帰るか?
まあ、乗ってるうちに復旧するやろ、と見切り発車で電車に乗ると、堺を過ぎたあたりで予想どおり無事に復旧したとのアナウンスが。
しかし、みさき公園まで行くと、和歌山市駅が電車がいっぱいなので、電車が掃けるまで暫くお待ちくださいと放送が流れた。
みさき公園駅で待つこと30分。
スマホの電池もなくなり、暇つぶしの術が無くなった頃、ようやく電車が動き出した。

ギリギリ閉店前のスーパーに立ち寄り、ビールと遅い夕食を買って帰宅。

立ちっぱなしだったので、腰が痛いし、何だか疲れたなぁ


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