日本では、お客様は神様ですという言われ方をしたこともありました。
韓国では、お客様は王様です。
たとえば、食堂ではお客は靴を脱ぎっぱなしであがります(店の従業員が靴をそろえます)。
また、お客は店の従業員相手に偉そうな態度を取ります。
「タバコを買ってこい」と命令し、メニューにないものも頼みます。
従業員を呼ぶときも「すみませ~ん」ではなくて「ヨギョー(ここだよ)」と言います。
従業員を下僕だと思っているかのようです。
王様であるお客様は、焼肉屋では従業員がすぐに網を換えサンチュをどんどん持って来るのを当たり前と思っていますし、定食屋ではどんどんおかずのおかわり(無料)を持ってこさせます。
従業員のほうもお客様からこうした扱いをされるためか、元気よく「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」と言うこともなく、まるで、いやいや仕事をしているかのようです。
「お待たせしました」の言葉もありません。
韓国ではサービス業蔑視のために、従業員もいやいや仕事をしているという言われ方をすることがあります。
客に対して「感謝する」表現は少ないような気がします。
また、客も食堂に対して「感謝する」姿勢を示す文化がないように感じます。
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