スポーツ界では最近、大型のスポーツイベントの誘致が増えていることから、広告業界は専門チームを新設し、スポーツマーケティング強化に取り組んでいる。
サムスン系列の第一企画、現代自動車系列のイノーシャン、ロッテ系列の大弘企画に続き、斗山系列のオリコムは最近、スポーツマーケティングチームを新設した。これまでは展示イベントチームの一部として活動していたが、専門人材を拡充し、独立した部署へと昇格させた。
広告業界が力を入れるのは、ワールドカップや五輪などの世界的大会を後援する企業のイメージ広告だ。オリコムのスポーツマーケティングチームは先月14日から4日間、英国で開かれたゴルフのメジャー大会「全英オープン」の公式後援スポンサーとなった斗山のスポーツマーケティングを担当した。オリコムによれば、大会期間の露出した斗山のロゴ、広告映像、ゴルフ場内の展示館運営などで、斗山は750億ウォンの広告効果を上げたと推定される。斗山側も「投じた費用に比べ、効果は上々」と満足している。
平昌冬季五輪誘致委員会の公式広告代理店を務めた第一企画は、南アフリカのダーバンで行ったプレゼンテーションをはじめ、韓国を訪れる国際オリンピック委員会(IOC)視察団のためのイベント運営などを支援した。
今月28日から大邱市で開かれる世界陸上競技選手権大会でも、第一企画が開会式、閉会式を担当する。同社はこのほか、フェイスブックなどのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を利用し、韓国をPRする一方、ユーザーとのインタラクティブ(双方向)広告などにも参入した。
イノーシャンはイベントの企画、運営を担当する主催者を務めた。7月2-3日に開かれた韓国最大規模のモータースポーツイベント「2011コリア・スピード・フェスティバル」で広告会社として初めて「公式プロモーター」を務め、大会組織と大会運営を担当した。同イベントで、イノーシャンは現代自動車の広告モデル、キム・ヨナ選手のサイン会を企画したり、ユニークなレーシングカーによるショーを開催したりした。
オリコムのイム・ホンジュン・スポーツマーケティングチーム長は「潜在性が高いアマチュア選手や特定チームを後援するなど、費用対効果を高める戦略はたくさんあり、スポーツマーケティングのチャンスは尽きない」と話した。
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