自殺したタレント、チャン・ジャヨン氏が残した文書に登場する接待対象者らに対する警察の直接調査が迫っている。
警察はこれまで広範囲な周辺捜査を行い、チャン氏から酒席接待など不適切な接待を受けた人物と場所、日時などの状況証拠を相当数確保した。
これに伴い30日から始まる死者名誉毀損疑惑の被告であるマスコミ人と、ユ・ジャンホ氏(30)の調査と併行して、文書に登場する「有力要人」調査が行われるものと見られる。
有力要人に対する調査は、彼らの犯罪疑惑が特定されないだけに「召還」でなく「出張」形態になる可能性が高い。
警察はチャン氏周辺の参考人約20人の陳述を通して、チャン氏が捜査対象者らを酒接待した江南の業者7カ所を対象に証拠収集作業を始めた。接待に利用された業者9カ所中、他の2カ所は廃業していた。
警察は所属会社の前代表である金某(40)氏のコンピュータから、エクセルファイルの住所録を捜し出し、具体的な接待場所と時期などを把握する端緒として活用している。
住所録には金氏が管理していた事業上のロビー対象が相当数含まれていると警察では見ている。
警察は金氏の事務室で、昨年2月から12月まで、日付別で接待対象人物と場所、時刻が記されている卓上用カレンダーも確保した。
住所録とカレンダーには、今まで文書等を通して、議論された人物の他に、政界とマスコミ界、財界の有力要人が相当数登場すると伝えられた。
警察が周辺の人物の陳述の他に、関連情況を推定できる捜査資料まで確保することによって、売春特別法ないしは刑法上の強要罪が疑われる捜査対象者らに対する捜査が本格化する見通しだ。
警察はすでに、接待場所の業者関係者らを調べており、売り上げ伝票を確保して、金氏の個人クレジットカードおよび法人カード使用の内訳と対照する作業を始めている。
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