韓国のいい加減さ、無責任さは、韓国人のきわめて性急な性格とも大きく関係しています。
これを称して「빨리 빨리(パルリパルリ)精神」と呼んだりしています。
빨리 빨리(パルリパルリ)は、日本語の「急げ、急げ」「早く、早く」に相当します。
何事も빨리 빨리をモットーにしますから、日本人のような地道な積み重ねなどやっていられない、という気持ちになります。
そこで急げ急げとばかりに「目先を追う」ことにもなるのです。
多くの韓国人が「10年後の1000万円より今日の100万円だ」といいます。
古い時代から花札などの博打が盛んなのもそのためです。
芸能関係で言いますと、「빨리 빨리精神」のために、大型公演が突然中止となることも珍しくありません。
世界的な映画音楽作曲家エンリオ・モリコーネ氏の来韓公演が、公演二日前に突然中止になったことがあります。
国際ロックフェスティバルがやはり突然中止となったことがあります。
そのほか、公演が寸前になって中止になった例は、数え上げればきりがありません。
人気女優の「チェ・ジウと会えるツアー」では、事前中性を行わずにツアーを強行したため、ツアー客がチェ・ジウと会えないままだったという事もありました。
また、日本の安室奈美恵さんがソウルのオリンピック公園体操競技場で三日間にわたって公演しましたが、出演料が半分も支払われず大問題となりました(2004年5月)。
いずれも資金不足に加えて準備不足が主な原因で、関係者には多大な損害を与えています。
一攫千金を夢見て빨리 빨리で突っ走るからこうなるのです。
韓国には「シザギパ二ダ(始昨は半分である)」という言い方があります。
ともかく物事を始めれば半分までは終わったようなものだ、ということを意味します。
これは、どうしようかと考えるより、まず行動せよという格言となっていて、よくいえば、思いついたときにやらなくては、できることもできなくなってしまう、という意味になります。
ところが実際には「빨리 빨리精神」で行け、というのと何の変わりもないのです。
「急いては事をし損じる」など、慎重にゆっくり事を運ぶことをよしとする日本人とは正反対です。
「빨리 빨리精神」の持ち主は、「こつこつやること」「時間をかけて仕上げていくこと」「積み重ね」ができません。
技術が上達しないわけです。
日本人とはそこが大きく違います。
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