“江南スタイル“の歌でも有名な、裕福でファッションに敏感な女性が集まる街、ソウル・江南。
このエリアの地下鉄駅では、目に入る地下道の広告が、すべて美容整形ということも珍しくない。
江南の主要スポットを通る地下鉄3号線は、地下鉄車両も美容整形であふれていることも日常だ。
いまや、韓国は自他ともに認める美容整形大国です。
昔から盛んではあったが、この十数年ほどで整形そのものの位置づけが代わって来ているようです。
きっかけのひとつはテレビのバラエティ。
暴露トーク番組で整形を告白し、視聴率に貢献する女性タレントが次々に登場したことにもあるようです。
当初はインパクトのあった整形の告白も、すぐにありふれたものになります。
すると今度は整形を巡る苦労話などより突っ込んだ告白で、視聴者をつなぎ止めた。
こうしたことを繰り返すうち、整形に対する関心がどんどん大っぴらになっていったわけです。
日本ではいまでも、まぶたや鼻のプチ整形はともかく、本格的な整形を施すにはハードルが高い。
だが韓国では、かって多少はあった後ろめたさは、すっかり過去のものになってしまったようです。
ややオーバーに言えば、むしろ整形しないほうが恥ずかしいというのが最近の風潮かもと思うほどかも・・・。
整形の背景にあるのは、魅力的な外見は異性へのアピールというより、むしろ社会的ステータスのひとつであり、就職にも有利という考えもあるようです。
女性にも共通するこの容貌に対する価値観は、いっそう深く韓国社会に根を下ろしているように感じます。
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