セヌリ党の朴槿恵(パク・クネ)大統領選挙候補が5・16歴史認識などを問題にして、ネガティブ攻勢に熱を上げる競争者らをより強力に非難した。
27日、釜山で開かれた釜山・蔚山合同演説会でのことだ。党内競争者4人と野党圏走者8人、それにソウル大の安哲秀(アン・チョルス)融合科学技術大学院長まで含んで、事実上、13対1の力に余る戦いを継続している朴候補が、競争走者らのネガティブ攻勢に正面対応の立場を明言したと分析される。
この日、オリンピックの善戦を祈りながら、演説を始めた朴候補は、「オリンピックと選挙は違わない。何より自分自身との戦いが重要で、きれいな勝負が重要だ」として声を高めた。
続いて、「チームが難しい時、避けたり、同僚を非難しないで、互いに励ましながら、力になってこそ勝利することができる」として、「今国民が願うのは過去と戦って、誹謗するのではなく、民生を取りまとめて、約束を守ること」と指摘した。
何人かの候補はこの日の演説会でも朴候補攻撃に多くの時間を割愛した。金文洙(キム・ムンス)候補は、「朴候補は正修奨学会問題をきれいに整理しなければならない。とても騒々しい」と皮肉り、金台鎬(キム・テホ)候補は、「党内民主主義が失われ、誤った歴史認識で若者たちの怒りをかっている」と主張した。
任太熙(イム・テヒ)候補は、「5・16が避けられない最善の選択だと考えるか」という質問で始まった演説文をあらかじめ配布した。だが、実際の演説ではこの部分には言及しなかった。政治的攻防の中で、地域公約は後まわしに押し出された様相であった。
朴候補は釜山を東北アジア海洋首都として育て、海洋水産行政を総括する独立機構を作ると約束した。蔚山は「東北アジアオイルハブ」とみなして、新しい成長動力の核心に成長させるという腹案だ。
任候補と安候補は各々、東南権新空港釜山圏誘致と、嘉徳島空港建設計画を提示した。金文洙候補は釜山を特別市に昇格させるという「サプライズ」公約を出した。
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