『ブルックリン横丁』(45)(1996.8.)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/54/eb/12053bd962a05a2069106e82e42fa032_s.jpg)
ニューヨークの下町に住む貧しい一家の姿を描いたエリア・カザンの監督デビュー作。心温まりつつも生活の厳しさを感じさせる家庭劇だが、まだ舞台演出出身の演劇くささが残っていたためか、各エピソードのつながりが悪く、散文的なところがあり、窮屈な感じを抱かされたのは否めない。
加えて、これは昔の映画を年代順には見ていない、自分のような“後追い世代”の宿命なのだが、映画を見たタイミングによって、俳優のイメージが定まらなくなるところがある。この映画の場合は、母親役のドロシー・マクガイアがそれで、『らせん階段』(46)のかれんでかわいらしいイメージよりも“おばさんぽかった”という事実を知ったりもするが、逆に父親役のジェームズ・ダンや、娘役のペギー・アン・ガーナーといった“今は幻の名優”の存在を教えられたりもする。
ドロシー・マクガイア
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/0d/07/ce38561a6ad18521ecca93af21ff0280_s.jpg)
ジェームズ・ダン
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/14/3d/6dae2ed2750886e0b939802c27d73a1c_s.jpg)
ペギー・アン・ガーナー
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/41/d3/c368779adaf27dbf8392bf893430a99e_s.jpg)
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ニューヨークの下町に住む貧しい一家の姿を描いたエリア・カザンの監督デビュー作。心温まりつつも生活の厳しさを感じさせる家庭劇だが、まだ舞台演出出身の演劇くささが残っていたためか、各エピソードのつながりが悪く、散文的なところがあり、窮屈な感じを抱かされたのは否めない。
加えて、これは昔の映画を年代順には見ていない、自分のような“後追い世代”の宿命なのだが、映画を見たタイミングによって、俳優のイメージが定まらなくなるところがある。この映画の場合は、母親役のドロシー・マクガイアがそれで、『らせん階段』(46)のかれんでかわいらしいイメージよりも“おばさんぽかった”という事実を知ったりもするが、逆に父親役のジェームズ・ダンや、娘役のペギー・アン・ガーナーといった“今は幻の名優”の存在を教えられたりもする。
ドロシー・マクガイア
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ジェームズ・ダン
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ペギー・アン・ガーナー
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