田中雄二の「映画の王様」

映画のことなら何でも書く

『バンドレロ』

2024-07-01 20:02:24 | 映画いろいろ

『バンドレロ』(68)(1975.5.19.月曜ロードショー)

 南北戦争終結後の混沌とした西部を舞台に、アウトローたちへの郷愁を盛り込んで描く。スタンリー・L・ホーの短篇小説をジェームズ・リー・バレットが脚色、アンドリュー・V・マクラグレンが監督した。撮影はウィリアム・H・クローシア、音楽はジェリー・ゴールドスミスが担当した。

 ジェームズ・スチュワートとディーン・マーティンが元南軍兵士の銀行強盗兄弟を演じ、彼らの人質となる未亡人をラクエル・ウェルチが演じた。

 ジミーがハングマンに化けて処刑が決まった弟を逃がすが、町が無防備になったところで銀行強盗をして悠然と立ち去るという前半は、ジミーのひょうひょうとした味が生かされている。ところが、未亡人に懸想して兄弟を追う保安官(ジョージ・ケネディ)からの逃亡劇になってからは、総じてマクラグレン映画に見られるテンポの悪さが目立つのが残念。

 また、ゴールドスミスの口笛を生かした音楽、ラストのバンドレロの襲撃などにマカロニウェスタンの影響が見て取れる。何やら西部劇の黄昏を感じさせる一本という感じがした。


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『日本語直訳ツェッペリン研究会 in 東京・西荻窪』

2024-07-01 08:39:58 | 音楽

『日本語直訳ツェッペリン研究会 in 東京・西荻窪』

 2月のディープパープルに続いて、西荻窪のテラというライブハウスに、直訳ロッカー王様の「日本語直訳ディープパープル研究会」を聴きに行った。

「コミュニケイション・ブレイクダウン」
「ハートブレイカー」
「移民の歌」
「ミスティ・マウンテン・ホップ」
「オーシャン」
「天国への階段」
「アキレス最後の戦い 」
「カスタード・パイ」
「ロックン・ロール」
ほか

王様(G.Vo)、Professor大塚(B)、久保ンゾ紀之(Drs)
王様はもちろん、大塚氏も久保氏もうまい!


『日本語直訳ディープパープル研究会 in 東京・西荻窪』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/6d5744b2e6247b4ab571e7475b839f86


ジミー・ペイジが来日会見(2012.10.17.)
「MP3ではレッド・ツェッペリンの音は再現できない」
https://tvfan.kyodo.co.jp/news/20998#google_vignette


レッド・ツェッペリン『祭典の日(奇跡のライブ)』(2012.10.17.TOHOシネマズ西新井)

 思い起こせば、彼らのライブ映画『レッド・ツェッペリン狂熱のライヴ』(76)を見たのは高校生の頃。もう40年近くも前になるのか…。

 ジミー・ペイジの来日会見取材が縁で見たこの記録映画は、2007年12月にロンドンで行われた一夜限りの再結成コンサートの模様を追ったもの。

 皆しわが増えて老けたし、さすがにスピード感やパワーが落ちたのも否めないが、ジミー・ペイジ、ロバート・プラント、ジョン・ポール・ジョーンズによる重量感にあふれたツェッペリンサウンドは健在なり。

 そして、故ジョン・ボーナムの息子のジェイソンが“3人のおじさん”に伍して大健闘を見せる。こういうのを見ると息子(跡取り)は作っておくべきなのかとも思う。

 「胸いっぱいの愛を」「天国への階段」「ロックン・ロール」「カシミール」…。いいものを見せてもらったという感じがした。

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「BSシネマ」『引っ越し大名!』

2024-07-01 07:07:01 | ブラウン管の映画館

『引っ越し大名!』(19)

こうした変化球時代劇があってもいい
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/d9fd5cc74622f48dd52d39af0c8efd93

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