田中雄二の「映画の王様」

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【インタビュー】『メリー・ポピンズ リターンズ』エミリー・ブラント

2019-01-30 10:15:52 | インタビュー



「今回は、私たちなりの“次章のメリー・ポピンズ”になっています」
https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/interview/1177815

『メリー・ポピンズ リターンズ』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/bc875b74be7a523cd8136e059a60d593

『メリー・ポピンズ』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/f4081a10c89be8c7641e4b54d91149a5

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『現金に体を張れ』

2019-01-30 08:44:58 | 1950年代小型パンフレット

『現金に体を張れ』(56)(1994.10.21.)



 刑務所から出所したジョニー・クレイ(スターリング・ヘイドン)は、ダービーの日に競馬場内で騒ぎを起こし、その隙に強盗を行うという計画を立案する。計画は成功するものと思われたが、メンバーの結束が乱れ、狂いが生じ始める。監督・脚色スタンリー・キューブリック、脚色ジム・トンプソン、原作ライオネル・ホワイト。キューブリックのハリウッド映画第一作。

 主な登場人物は、計画の首謀者ジョニーの他、ジョニーの恋人フェイ(コリーン・グレイ)、資金提供者のマービン(ジェイ・C・フリッペン)、妻に計画を話す競馬場の窓口係ジョージ(エリシャ・クック)、愛人のバルに「計画」をばらすジョージの妻シェリー (マリー・ウィンザー)、シェリーの愛人で金を横取りしようとするバル(ビンセント・エドワーズ)、バルの仲間のタイニー(ジョセフ・ターケル)、借金まみれの警官ランディ(テッド・デ・コーシア)、ランディに金を貸しているレオ(ジェイ・アドラー)、競馬場のバーテン、マイク(ジョー・ソイヤー)、ジョニーに射撃手として雇われたニッキー(ティモシー・ケリー)、ニッキーに関わる駐車場係(ジェームズ・エドワーズ)、ジョニーに警官を引きつけるように依頼されたレスラーのモーリス(コーラ・クワリアーニ)…。

 当時28歳の新人監督だったキューブリックが、ジョン・ヒューストンの『アスファルト・ジャングル』(50)に触発されて撮ったと思われる映画。どちらもスターリング・ヘイドンが主演していることもあり、イメージが重なってややこしくなるところがある。また、時間の経過を前後させて、交錯する複数の人物を見せる手法はタランティーノの『パルプ・フィクション』(94)に、衝撃的なラストの共倒れの姿などは、同じくタランティーノの『レザボア・ドッグス』(92)に大きな影響を与えていると思われる。こういう映画のしり取り遊びを始めるときりがなくなるのだが…。

 【今の一言】当時絶賛された、タランティーノの『レザボア・ドッグス』と『パルプ・フィクション』への釈然としない思いの理由を探るために、『アスファルト・ジャングル』に続いて、この映画も見てみた。その結果、キューブリックとタランティーノは、情味のないクールな作劇という点では通じるところもあるが、キューブリックの、機械的とも思える、計算ずくの洗練された技巧に比べると、バイオレンス描写も含めて、タランティーノはいかにも泥臭い感じがした。そこが性に合わないと、当時は思ったのだ。

『アスファルト・ジャングル』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/fd9fb399875f03bbc8a51230a0c978ee

パンフレット(57・ユニオン映画)の主な内容は
解説/梗概/この映画の登場人物/スターリング・ヘイドン/締った演出感覚

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