「KyodoWeekly」12月24日号から「2018年映画ベスト5」共同通信のニュースサイトに転載。
https://www.kyodo.co.jp/national-culture/2019-01-08_1961240/
https://www.kyodo.co.jp/national-culture/2019-01-08_1961240/
『死の谷』(49)(2010.7.18.)
ラオール・ウォルシュ監督作を再見。原題は「コロラド・テリトリー」。全体が乾いた感じの西部劇になっているのは、ウォルシュの演出法に加えて、コロラドというロケ地の影響もあるのだろうか。列車強盗、逃亡、仲間割れ、心中と西部劇的な要素がてんこ盛りだ。
淀川長治先生にインタビューした際に「日本人は心中ものが好きだから、この映画はアメリカよりも日本で受けたのね」とおっしゃっていた。今ならもっと心理描写が前面に出てきてややこしくなるのではないか。
乗馬シーンなど、ジョエル・マックリーの西部劇的な身のこなしの良さが目立つ。バージニア・メイヨが演じたコロラドは鉄火肌という表現がぴったりの役だが、最近はこの言葉もあまり使われなくなったなあ。
ジョエル・マックリーのプロフィール↓
バージニア・メイヨのプロフィール↓
パンフレット(50・国際出版社)の主な内容
解説/梗概/ラオウル・ウオルシュ監督/表紙のスタア ヴァージニア・メイヨ