TAMO2ちんのお気持ち

リベラルもすなるお気持ち表明を、激派のおいらもしてみむとてするなり。

本を書くむずかしさ

2013-08-03 08:04:00 | ノンジャンル
 『指導という名の欲望』、ぼちぼち売れ続けているのはある意味驚き。Kindle版なんて、売れるのか?と正直思っていた。

 さて、読まれた方から色々なご意見が来ていて、「うんうん、なるほど」と思うと同時に、「(うわぁ、図星、)だけど、中々難しいよなあ」というものがある。

 書くからには当然、読者層のターゲットってのがある。今回は、マルクスについて予備知識のない、高校生が読んで楽しめて理解できるということだった。で、マルクスってのは、別に、彼が他から孤立していてるわけではないので、彼の時代に至る、そして彼の時代の意識ってのを理解してもらわなくてはならなかった。それを描くのが大変だ。最初はかなり懇切丁寧に、デカルト以降の哲学史を中心に書いていたが――やっぱりカントが一番偉大だ!とか――、ページ数がオーバー。ガッショガッショ切りまくったら、スカスカになったが、泣いてそのまま出した。

 次に、アホみたいに多くの本を読んで、凄く思い入れのあるレーニン像について再構築したら、やっぱり余り世間で語られていない像が見えてきたので、それを表現しようと苦闘。何しろ、オリジナリティーが結構あるので、表現方法を含めて新規なものとなり、「伝わるかどうか」分からない中で、表現に苦闘した。

 最終章は、共産思想ってのは、人間にとっての当たり前の欲望、最近読んだ本では『レヴィナス』が言っている「人間は、他者のために生きるためにある」という欲望の表出であるということを言いたかったのだが、成功しているかどうかは分からない。ここも表現に苦闘した。

 それらの多くは字数制限に理由がある感じがする。思想書の多くがくどくどと長く、同じことの繰り返しに感じる理由が、書く側に回って初めて分かった。本来こんな本、3つくらいに分けるべきだったな。元々の説明をしっかりやってれば、60万字を超えていただろうものを、18万字にしたしなあ。


 大学の先輩「たこしろう様」が言うように、注釈で「後読み」に細かい話を押し込んでしまうスタイルで改訂したいところである。
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いきなり壊れた

2013-08-03 00:25:00 | 野球
2013年8月2日(金曜日)18:00~
高知ファイティングドッグズ9≠Q愛媛マンダリンパイレーツ
高知市営球場、晴、レフトに風


 楽しみな高知戦、というわけで、少し早く出発し、順調に17:30に高速を降りたんだが。いやあ、昔から、「社共が強かった地域は道路が悪いままで放置される」と言われるんだけど、全く動かない渋滞に10分以上つかまり、試合開始に間に合わず。社共が強いと道路予算を回してくれない話は、新居浜で何度も聞かされたし、それだけじゃなく「自家用車は金持ちのもの、庶民の敵」という1960年代の発想が1980年代まで維持されていたのも関係すると俺は思う。

 てな政治ネタはともかく。球場についたら、いきなり引っかかったボールがアウトローに流れて高知の先頭村上が四球。疲れからか、調整失敗からか分からないが、池ノ内はいつもの球持ちの良さがなく、突っ立った感じで手投げであった。球威、切れ、コントロールともない。宮坂には粘られ――いつもなら空振りを奪うスライダーも、切れが悪かった――、四球。こうなると、リズムも運も悪くなる。河田は先っぽに引っ鰍ッた当たりが弱いファーストゴロに。ところが、それがベースに当たってセカンドに転がる間に先制、そして無死1、3塁。続くバティスタは真ん中付近を力でレフト前へタイムリー。最近流し打ちに開眼している?迫留はセンター返しで凄いライナーを。センターの高田が目測を誤り、タイムリー二塁打。3点目が入り、なおも無死2、3塁。宙さんも詰まらせられたが高めをヒットゾーンに持っていく。4点目。無死1、3塁。留まるところを知らない高知の攻撃。ここで高知はャJをやる。曽我は詰まったピッチャーゴロ、ここでサードランナーが挟まれる。1-2-5と渡ってタッチアウト、ここまではいいんだが、脚の遅い迫留がサードを欲張り5-6と渡り余裕のアウトでツーアウト。池ノ内は二回もバタバタしながら何とか無失点に抑えたが、3回に5点失う。ここまで愛媛は守備でリズムを掴んで勝ってきたと思うが、投手のリズムの悪さが野手に伝播したように、記録に残らないミスが多かった。追いついて落球とか、正面に入るか半身で受けるか迷って後逸したり。また、不運な当たりも多かった。一試合に二回もベースに当たってヒットになってしまうなんて、めったにない。

 で、グルジョンが凄く良かったかというと、そうでもなかった。上ずっていたし。でも、今日のストライクゾーンは高めに広く、またあと一歩でフェンスに達しないのも多かった。これは典型的な負けへの流れである。7回にいい感じで二点取ったのは収穫かな。岡本は本塁に投げると見越してサードを狙ったけど、ちょっと無茶だなあ。

 こんな試合なら、球場と新規起用選手を楽しまないとね。を、「カモ」が来た。コーヒーをみんなで注文してやれ。カフェオレ風、ブラック、砂糖あり、なし、あり、あり、なし、あり、、、、カオスな注文を愛媛山賊集団がやる。それをこなす443見習い。参りました。かき氷を買わなくては損。大阪王将も。

 庄司選手、初打席。テラシーの応援歌か。シュワーズさんの声を聞きながら、思い出しながら応援歌を歌う。だって、シーンとした初打席って、可哀想やん。で、庄司選手。柔らかさとシャープさがあり、粘ってライト前にクリーンヒット。おめでとう。技術がありそうだ。あとはパワーだね。

 明日は大阪で「パーティー」。というわけで、早めに球場を出た。


 こんな日もある。切り替えていこう。ところで、8回に一挙6点を取って徳島が11≠P0で勝ってる・・・・。
コメント (4)
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