TAMO2ちんのお気持ち

リベラルもすなるお気持ち表明を、激派のおいらもしてみむとてするなり。

流れが行ったり来たり

2011-05-01 23:27:00 | 野球
香川オリーブガイナーズ5≠V愛媛マンダリンパイレーツ
2011年5月1日(日曜日) 13:00~
アークバリアベースボールパーク志度、曇、試合途中から晴れ、ライトに風、途中からレフトに

 球場には会場前に着いたが、大阪のデータ管理部長を見つけたので一緒に球場近くのうどん屋に。おっくんなど、愛媛からのご一行が。データ管理部長はしょうゆうどんを知らなかったので、それを注文。

 球場に入ると先週よりは多いお客さん。しかし、この3倍は入って欲しいなあ。

 さて、香川の先発は高尾。相変わらず出所の見にくい投げ方だ。だけど、この日は真っ直ぐに威力を感じなかった。遠近感を狂わせるいつもの切れが感じられない。しかも、微妙な良いコース――大抵ストライクに見えた――の変化球を取ってくれない。4回くらいまで、非常にストライクゾーンが狭く見えた。そういうこともあり、苦しい立ち上がりだった。

 先頭の金城は高めに浮いたアウトコースのボールを強くしっかりと叩き、ライトメ[ル直撃の先頭打者本塁打。先週の当たりがまぐれではないことを証明。引っ張りにかからなくても大きな強い打球が出る様になっている。何か掴んだかな。続く秋山は真ん中高めを根元に当ててしまい詰まったライトフライ。ここまでの8球はシュートかストレートのみで、何か高尾らしくなかった。陽にはアウトコース真っ直ぐが浮き、一二塁間を抜かれる。武田のとき、1球ストライクと思ったカーブをボールと判定され、苦しくなって投げた真っ直ぐが外角高めの甘い球となり左中間にライナーで運ばれ追加点。このとき、香川らしくない中継ミスでランナーは三塁へ。今日の香川はミスが多かった。岡下はインコースのシュートに詰まってファーストファールフライ。愛媛にとっては好調岡下でもう1点欲しかったところ。小野はアウトコース手の出ないカーブで、、、四球。ネット裏唖然だった。キミさんをシュートで詰まらせてセンターフライ。チェンジ。

 1回裏。井川投手。初登板かな。横手投げ、真っ直ぐが伸びあがる、カーブは大きいけど鋭い。フォークかシンカーか分からないけど落ちる球もある。コントロールも崩れにくい投げ方だ(崩れたけど)。面白い。えーっと、サービスだ。

亀澤 OLCuB, IMSlS, OLStS, ILSlF, OLFoB,IHSt-一塁前ゴロ
小栗 MHStB, MMSt-K(伸びあがるボールにびっくり), OLCuB, ILCuB, IHSt-四球
中村 OMSt-ファーストライナーゲッツー

 ラッキーもあったけど、まずまずの立ち上がり。ボールそのものは面白い。スピードは130km/hを少し超えるくらいだろうけど、切れと伸びを感じる。

 2回表。微妙な判定は続いたけど、今度は打者不利で二者連続三振。高尾のボールの切れがいつも通りになってきたか。ここで金城はセンター前にライナーのヒット。綺麗な形で打った。秋山の二球目に盗塁! 西森の送球はハーフバウンド、亀澤が良く取ったがセーフ。タッチしにくいよね、あれ。ここで牽制悪投。しかしセンター林ちゃんのチャージが速く、事なきを得た香川。と、思ったが、秋山は真ん中のスライダーを先っぽで拾ってライト線にタイムリー。この時、ライト小栗が絶対的に間に合わない本塁に投げ、それがとんでもない高い球で打者走者が二塁へ。これも香川らしくない塁の与え方だ。続く陽は一塁側ネクストバッターズサークルよりも先にヘッドが出ていないのに何故か空振り三振。今日の審判はハーフスイングの判定が厳しすぎた。塁審に指示した時は当たり前だけどマトモだった。迷ったら塁審。俺はそう習ったが、迷う間もなく取るんだもんなあ。ま、平等だったけど、打者にとってはたまったものではない。

 2回裏。この回はボールが来ていた。特筆すべきは初球で国本を打ち取ったボール。真ん中高めの真っ直ぐ、ホームランコースだけど、力いっぱい投げ込まれたボールで詰まらせて内野フライ。このボールがある限り、この世界で通用すると思った。

 3回表。武田の惜しいセンターライナーと岡下の見逃し三振のあと、小野が低めを綺麗に拾ってセンター前、キミさんもセンターに弾き返したゴロのヒットで連打。ここからワイルドピッチと暴投で追加点。キミさんはデッドボール。ここで松原が打てば一気に勝敗が決まりそう。期待に応えて素晴らしいライナーの打球。しかし、最後失速。風か。レフトライナーでチェンジ。

 3回裏。島袋が真ん中のボールを打って右中間二塁打。寺崎も甘い球をしばいたが、セカンドの守備範囲で進塁打。ここで愛媛の守備は通常位置。リンちゃんは詰まった当たりのセカンドゴロ。1失点と思ったが、何故か島袋は本塁に帰らず。明らかなボーンヘッド。たまらず「守備位置見とかなあかんやろ!」と、敵ファンだけど野次る。何か、香川らしくないんだよなあ、速報板を見ても。

 4回表もチャンスを掴んだが、岡下が良い当たりのサードゴロでチェンジ。中村、落ち着いた良いプレーでした。

 4回裏。先頭から何やらバランスを崩した感じでコントロールを乱す。先頭小栗に非常に勿体無い四球。ちょっと嫌な感じ。実際、修正が利かないように見えた。だけど、それ以上に、浮「香川のクリーンアップに向かっていく姿勢が見えなかった。ビビって逃げているのが分かった。ここで代えたらこの選手は成長しない。ベンチもそう思ったのだろう。中村、加登脇に外角ばかりに見えた「勝負」で四球を与えたところで、本塁打ボール狙いで小生は外野へ。H尾氏には勝てないと思ったけど。案の定、国本は粘った果てにレフトスタンド本塁打。思ったよりも打球は大きく、やっぱりH尾氏の勝ち。くそ。ちなみに、満塁本塁打だけど、国本はH尾氏にボールを進呈したそうな。ええやっちゃなあ。ここで開き直ったか、すっきりしたか、デッドボールがあったけど二回のような良いボールが行って後は打ち取る。

 5回表。酒井登板。140km/h前後の速球と、鋭いスライダーの投手。だけど、いきなり炎上する。5回表は三者凡退。

 5回裏。井川続投。責任投球回数までは投げさせるということか。先頭亀澤が外角を上手く合わせてレフト前。小栗は詰まらせたセンター前、落ちるかと思ったが意外と伸びて陽が捕球。次打者で亀澤が盗塁。ちょっとスタート悪い。だけど、松原の送球が失速し、ショートバウンド捕球し切れずセーフ。中村は外角を狙い澄ましたスイングでセカンドの右をゴロで抜けるヒットで逆転タイムリー。このしぶとさが香川だ。打者加登脇で中村が盗塁。ピッチドアウトでタイミングは余裕のアウトなんだが、松原の送球は逸れた。松っちゃん、ボールのスピンに意識を持っていかないと、いつまで経っても走られ続けるよ。寝転んで、天井めがけて、指先に意識を置いて、縦スピンの練習とかしているのかな。捕球後、柔らかく持って、指の鰍ゥりの良いところに無意識に回転させることとか、練習しているのかな。鷲掴みの送球でないと、あんなに揺れて失速しないだろう。いつも明るいナイスガイで、気持ちの良い男だから苦言を呈してみる。加登脇相手にアップアップの四球。グロッキー。でも、代えたらダメになると思った。続投。続く国本の打球は、火の出るような当たり。それがセカンド真正面。打球が速く、セカンドリードの位置から二塁走者戻れず、ちまっとトスしてゲッツー。初回と言い、愛媛に運がある。もっとも運があったのは井川投手か。何しろ勝ち投手になるんだから。

 6回表。松ちゃんに代打チェスト笹平。この日は色々痛そうだった。いきなり足先にデッドボール。あ、酒井劇場か。金城、秋山を球威でねじ伏せたけど、陽が外角に食らいついてセンター前ヒット、そして武田には見るからに力の入ったフォームで勝負。見ごたえありました。カーブが抜けたのを見て狙いやすくなったのか、アウトハイ真っ直ぐに遅れることなく真っ芯で捉えた打球は、今年の武田を象徴するような左中間の大きな当たりでセンターを超えて逆転二点タイムリー。しびれました。岡下はデッドボール、小野は粘りに粘って11球目に四球で満塁。キミさんは甘い球だけど、球威に負けてショートフライ。井川に勝ち投手の権利が(笑)。

 6回裏。入野登板。股関節の故障と言う話を前から聞いているが、中継ぎで復調を狙っているのかな。彼が投げて締まった。三者凡退。ボールの伸びもスピードもあった。

 7回表。大久保が多分嬉しい初安打。変化球をライト線に。ただ、後は続かず。

 7回裏。びっくりの(失礼)大堂登板。130km/hくらいの真っすぐを担ぐ投げ方から。どうなんだろ、と思っていたけど、ネット裏から見る限りは重そうだ。で、縦横二種類の小さいスライダーがあり、意外と絞りにくそう。左相手なら通用するんじゃないか。実際、うるさいタイプの左二人に、真ん中近くの甘いコースながら、ミートさせずにフライで打ち取る。小栗に代打・リ・ミョンファンが告げられお役御免。非常に大きな拍手に迎えられる。注文を付けるならば、投げ方に柔らかさをつけなければ、球威も球速もアップしない。スタミナもつかない。これからこれから。で、中山登板。さらに球速、球威が増している。顔にも自信が見られる。リ・ミョンファンとの勝負は見ごたえがあった。素晴らしい真っ直ぐ、カーブを続けたが、リが粘り、最後は真ん中に落ちてしまうカーブを捉えられ、ライトオーバー二塁打。それにしても打球が伸びた。力があるね。代走舟生。ここで浮「中村がバッターボックス。中山のスライダーに狙いを定めたような見事なスイングだが、ライトライナー。この粘り、この浮ウが香川なんだ。

 8回表。山中登板。この投手の場合、ランナーが出てからが勝負だな。陽は三振に取ったけど、武田に甘い球をヒットされ、前みたいに甘くなる。高田がレフト前で繋いで、小野が低めの変化球を上手く拾ってタイムリー二塁打。球威がないのかなあ。投手は富田に代わる。キミさんは敬遠気味で四球。一死満塁。ここで増田はキッチリとセンターの深いところにフライを打つ。誰もが追加点、ほぼ勝負あり、と思ったと思う。リンちゃんは定位置から右後方に回り込み、そこから前に出て捕球、ノーバウンドストライクで返球、インロー低め一杯という感じの送球は、取ったところに高田の足が。アウト。敵味方関係なしの称賛の拍手。これで球場の雰囲気が変わった。ビリケンファンとしては嬉しいプレーだが、同時に、愛媛ファンとしては流れが相手に行くプレーと思った。大体、こういうプレーがあると、リンちゃんがヒーローになるような流れになるものだ。

 8回裏。中山続投。香川は二イニング目の中山に襲いかかる。先頭の加登脇が痛烈なライナーのヒットを放ち、続く国本は中山のカーブを右狙いでライナーで右中間を突破する。ああ、1点入ったと思ったが、加登脇遅いし、さらに三塁回ってコケとるし。しかし、愛媛戦に強い西森。流れは香川に。リンちゃんが作った。だが。3ボール1ストライクから痛烈なピッチャー返しだが、中山がワンバンを上手く叩きおとして一塁送球。なお、3ボールのうち、2つはハーフバウンドを体全体で笹平が止める。下から突き上げてくるハーフバウンドはプロテクターがあっても痛いもの。アッー!!という感じの声が何度も球場にこだましていた。一生懸命なプレーである。西森からインコースを使い、的を絞らせないようにしていたと思う。島袋も球威でねじ伏せ、セカンドゴロに。秋山がダッシュ良く前に出て三塁走者を返さない。ここで曲者・甲斐が代打で登場。ツーストライクと追い込んだが、ライナーがセンターへ。だが、守備範囲。笹平の一生懸命さが良く分かったイニングでした。

 9回表。金城が綺麗なヒットを富田からライト前に放つが、続かず。

 9回裏。コバケン登場。リンちゃんはその球威に負けずにピッチャー返しするが、コバケンはボールに触れて失速、金城が落ち着いて前に出て処理。亀澤も詰まったファースト左のゴロ、コバケンのカバーは少し遅かったけど間に合った。舟生には要らん四球。何やってんの感ありあり。ここで浮「中村。本塁打が出れば同点。2ボールから渾身の速球を続けて最後は地面から湧くようなボールで外角低め見逃し三振。にしても、劇場な雰囲気だな。



 さて、愛媛も勝つには勝ったがいろんな人にいろんな課題があろう。特に先発の井川は反省しきりだろう。「弱気は最大の敵」という、広島カープのリリーフエース、故津田投手の座右の銘がこれほど相応しい試合もなかったろう。なぜ、2回の国本は打ち取れたのか。それを考えるべきかと。

 小生が一番うれしかったのは大堂が通用しそうなこと。外野から投手への転向で、まだまだ「野手投げ」臭いけど、立派な体格を活かして欲しい。ブルペンで一生懸命、足を固定して上体を引っ張って投げる練習をしていた。柔らかさが出てきたらもっと面白いと思う。

 それから、攻撃の手を緩める雰囲気がないのは、今年の愛媛の特徴だ。逆転されても負ける雰囲気はなかった。心強い。それも、強い打球を打つスキルに裏付けられていよう。

 以下、ネタとか、思いつくまま。

・香川のファンの人、大昔のパリーグネタが通用する。
・比嘉君、慌てんでいいから戻ってきてね。あのミートセンスに溢れたバッティング、また見られるのは非常にうれしい。
・大久保選手初安打おめでとう。構えが山本和範(通称・ドラさん)っぽいね。
・これで、なんと、首位!
・河添、見たいなあ。


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にひひ

2011-05-01 09:17:00 | ノンジャンル
執筆週間にしたいね。六全協のあとあたりまで。
不破ねつ造の『党史を語る』を見ながら書いた文章。
不破は自分の査問体験を語るべきだね。

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 まず、宮本顕治が主導権を以後握りますが、彼はそもそも、形式上は分派の片割れの頭目に過ぎません。所感派が正統なのです。そう信じて武装闘争を闘った所感派党員が多数いました。それがいきなり「お前ら間違ってたけど、反省するなら赦したる」という形で統合されることとなりました。レーニンは暴力革命以外に革命はない、と正確に述べていました。それを愚直に守っていた党員は面白かろうはずがありません。また、宮本は統一前に学生戦線に影響を及ぼしていましたが、そこでは政治的闘争は後景に押しやられ、「歌ってマルクス、踊ってレーニン」と揶揄される日常要求主義、サークル活動化が進行していました。そして政治的要求は党に集約し、学生は学問と日常的経済要求に集中せよ、と。そういうことに反発を覚える学生もいて、一九四八年に設立された学生組織、全日本学生自治会総連合(全学連)は宮本的な路線を良しとしない、あくまでも政治的課題も追求する学生を生んでいきました。そして、宮本顕治はソ連、中国、コミンフォルムの干渉に凝りて自主独立路線を打ち出します。諸外国の干渉を受けない、指導を受けない日本共産党を作る、と。筆者は思います。それは正しかった、と。だが、そうであるならば、と、同時に思います。共産党内部の多様性に対して宮本顕治をはじめとした党幹部は何をやったのか、と。スターリンの死でもって明らかになったことは、単なる個人の横暴ということに帰着出来る話ではありません。感受性の鋭い学生党員をはじめとする若者は共産主義運動の論理構造そのものに疑問を持つようになっていました。今まで嫌と言うほど見て来たように、共産主義組織においては上部は絶対です。間違っていても決まったことは実行しなければなりません。それが民主集中制というものです。日本共産党よりもコミンフォルムは上位にあり、ソ連も上位にありました。彼らが武装闘争せよと言えば、しなくてはならなかったのです。日本共産党はソ連などに利用されました。中国共産党のような面従腹背はしませんでした。そのことが日本共産党を傷つけました。上位♂コ位における誤りは、人間ならばあらゆる階層で起きると筆者は思います。ならば、日本共産党中央と支部という上位♂コ位でも起きると考えるのが自然ではありませんか。しかし、亡くなる前の一九九〇年頃に、党を支配した宮本顕治はこう言っています。「真理は一つであり、複数的な視点を採らない。」確かに、一九世紀の機械的唯物論の必然を「信じる」立場からはこう言わざるを得ないのでしょう。しかし、一つであるとしても、それを党中央が必ず掴まえているという保証はどこにあるというのでしょう? 宮本支配により、日本共産党は外国の干渉を受けない党になりました。それはいいのです。しかし、その代わりに、党中央が党の全てを支配することとなりました。彼らは「真理」を独占したのです。彼らの言う民主集中制により、党の支部は党中央の道具に過ぎなくなりました。それだけではなく、共産党が支配出来る労組や市民団体もまた、道具のように扱いました。長い歴史への考察の上に、マルクスが否定した「神」にでもなったと言うのでしょうか? マルクスは「全ては疑いうる」と言う言葉をモットーにしていました。その精神と如何に隔たっていることでしょう! この後、言葉には出さなくても自分が「神」の地位に就いていると考えているとしか思えない宮本顕治は陰険な手段で異論派を党外に叩きだし、口を極めて離党者らを罵るようになります。大衆はそれを見て「共産党は浮「」と考え、さらに忌み嫌うようになります。年が下るにつれそれは無原則的となり、陰湿となり、党に係わった人に多くの自殺者や発狂者を生みだすこととなります。


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