わんわんらっぱー

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医師が医療の現状を憂えています。

2018-11-09 09:56:25 | 医療
要約
・アメリカは日本の社会保障費をロンダリングして、医療薬剤によって、搾取行為をしている。
・子供に製薬会社はターゲットをシフトしています。今回のインフル→タミフル処方パターンはその典型であったと思います。
・人間の体は人間が診察することでもっとも理解できると思っています。その複雑なバランスは検査では限界があります。
・感染症の治療(抗生剤の開発)などは大きく人類の生存に貢献しました。しかし医学が進歩し薬剤や検査が発達すればそれを消費するお客(患者)が必要になる。つまり新たな病気を作り出す必要があるということ。今や現代医療は、薬剤なしでは成立しえないようになっています。


以下転載
[1504]クスリ地獄 投稿者:おじいさん投稿日:2010/02/26(Fri) 20:27:23 職業は医師です。
副島先生の御陰で世の中を見る目が変わりました。大変ありがたいことです。

大変僭越ながら私の日常業務に関することを書かせてください。
アメリカ国債が直接日本の資本を食いつぶしているのは一般国民の間にも知られるようになってきました。
これとは別に、国債に匹敵するほどだと私は思っておりますが、アメリカは日本の社会保障費をロンダリングして、医療薬剤によって、搾取行為をしていると考えております。
今年度、日本中を席巻しました、インフル騒ぎ、あれは医療現場でワクチンをつかっている者からしても明らかに何の効果もないまがい物で、私のように疑り深くない人でも、何かおかしいと感じる声が多かったです。副島先生ご指摘のようにあれはアメリカがばらまいたものだと思います。
実はこんなものは規模が小さくて、抗うつ薬、コレステロール、糖尿病、高血圧薬(いわゆるメタボ系薬剤)、さらにすごいのが抗ガン剤など、これらの薬剤費のほうが、圧倒的に莫大なのです。
はっきり言ってほとんどアメリカ、ヨーロッパを資本とする製薬会社が薬物を生産しており、医師の洗脳活動がとても活発です。
権威をつかった講演会や勉強会を頻繁に開催し、あまり勉強しない先生方をうまーく洗脳します。そしてその経費を薬価として厚労省に圧力をかけるわけです。
ご存じのように日本の医療費は労働者は自己負担が3割で高齢者が1から2割という比率です。子供はおおざっぱに言ってタダです。
すなわち、7割以上は税金から医療費は出ているという当たり前の前提ですわなち税金で薬剤費を支えているわけです。
最近は、タダの子供に製薬会社はターゲットをシフトしています。今回のインフル→タミフル処方パターンはその典型であったと思います。
皆さん知らないかもしれませんが、薬剤というのはメチャクチャ高いです。実費で払ったら年収5000マンくらいないと末期癌の治療はできないかもしれません。しかし、医者の技術料は散髪代より安いです。しかも、やましい薬理効果の薬が日本には大量にあり、特に年寄りは旅行鞄に10から20種類の薬剤を弁当のように飲まされているというのが日本の医療の実情です。
今回の診療報酬改定で薬剤費を下げ、診療報酬をあげたのは民主党のアメリカ離れとして私は評価しております。自民支持の日本医師会は怒り狂っておりますが。。
医療崩壊とは言いますが、ようするに病院から医者がいなくなったというのが、医療崩壊の起点でありその結果起こることは開業医の増加です。
すなわち、開業医の増加は薬剤処方の増加につながります。
なぜなら、開業医の主たる治療法は薬物療法でしかないからです。
医療費の増加と言いますが私は正確には薬剤費の増加であり、すなわち、外資系製薬会社の潤いだとおもいます。
私はこれは広い意味でアメリカの作戦ではないかと感じております。
こんなところにも、日本の国益を損なう謀略があるのだと言うことを知ってほしいと思います。

私ははっきりいって、ちょっとしたことで、病院なんかに行っては行けないと思います。人間の体は人間が診察することでもっとも理解できると思っています。その複雑なバランスは検査では限界があります。ところが、世間の人は検査と薬剤がサイコーの治療だと思っているわけです。だから、医者はきちんと診察すると、経営が赤字になるわけです。そんな奴は誰も雇いません。開業したって、年収200マンです。

今後日本の税収が減る中で、これでもかこれでもか、と薬剤搾取は起こるでしょうが、それによって医師そのものが自分の首を締めていると気づくのはいつのことでしょうか。。

生活保護ビジネスと病院 投稿者:おじいさん投稿日:2010/02/28(Sun) 05:43:33
僭越ながら、もう一方の医療の問題点について書かせてください。
それは、昨今話題になっている、「貧困ビジネス」のことです。
ご存知のように日本では生存権の規定により、どの国民も「健康で文化的」な生活をおくることが保証されております。
無論、これは建前です。
この、「健康」の部分がとてもやっかいで、これが生活保護者を通じて、ビジネスが成立する温床となっております。
具体的には、まず、その最大の利益団体が、日本精神病院協会だと思われます。これは要するに私設精神病院の団体です。日本には精神病院というのが山ほどあり、先進国でも突出して病床が多いのは有名なはなしです。そこには行き場のないと、されている、患者がおり、生活保護受給者が山のようにいます。彼らは医療費の心配がなく、病院にとっては、金利の高い銀行預金のようなもので退院なんてもってのほかです。
外来の患者では、アルコール依存の生活保護者がねらい目です。彼らのほとんどは指導しても酒を飲んでくれるので、「そろそろ、お酒を止めるために入院した方がいいじゃないの?」と医者がすすめることで、「先生がそういうなら。」と入院してくれます。一見、なんの腹黒さもないように思えますが、もしこれら一連の過程を医者が意図的にやっているとしたら、定期的に入退院をコントロールして「医療」の仮面をかぶっているとしたら「犯罪」だと皆さん思いませんか。
入院に一体いくらかかるか世間の人は知らないと思いますが、ベットの基準というのがあって一概に言えませんが、最も高い基準で月に100万、安い基準でも30万です。
いっときますが、原資は皆さんの税金です。
総合病院系も侮れません。特に、共産党系の病院は生活保護者の割合が多いのではないかと思います。ちょっと胸がいたい、少しあまたが痛い、「お、では、心臓カテーテルをしよう。」となり、20万くらい吹っ飛びます。それだけではないです。「患者様、少し、血管が先細りしているから、これのんでね。」と、登場するのが、一錠数百円する、降圧剤なのです。数百円を侮ってはいけません。これをほぼ一生のむのですよ。何百万円になるか。。それで入院をしようものなら、長期はむりですが、だいたい一日1から2万円です。
生活保護者意外にも、当然、健康ブームで「死の恐怖」におびえる老人達もターゲットになります。かれらはいくらでも金を払います。寝たきりになって、意思疎通ゼロでも、心配いりません。「命は地球より重い」のですから。。
そして、原資は、先日の投稿にもからくりをかいたように、あなたの税金です。
実は、医療機関はどこも多かれ少なかれ、あるいは意識的、無意識にかかわらず、こうした生活保護ビジネスをやっています。特に、まだ世間知らずの若い研修医をつかって。。彼らはある意味、「馬鹿」なので、利用しやすいです。若者を使って悪いことをするのはいつの時代でも「王道」なのでしょう。そのさいたるものは医療界かもしれません。
生保ビジネスの医療費総額は年間2兆円を越えようとしています。無論、本当に必要な医療も中にはあります。しかし、先日の奈良県の山本病院のようなところは規模は別にしていくらでもあります。

みなさん、ただ誤解しないでもらいたいのですが、あなたが病院に行って、「おまえ、生活保護で金儲けしてんだってな。」と医者に言っても何ら問題の解決にはなりません。というのもさっきのように貧困ビジネス、高齢者ビジネスをしても医者の懐には大してお金は入ってこないのです。大半は組織の多くは私立医大出身の馬鹿経営者の懐に入ります。医療法人の理事長と呼ばれる人たちです。法人法で給料の上限はありますが、裏工作で懐に入れる手段はいくらでもあります。「黒字病院」と呼ばれる多くの私立、公立の関わらずそういう経営者は、検査&薬地獄の達人と呼べるでしょう。学校の先生の問題と一緒(文部省の通達で洗脳)で、基本的に、検査と薬物で治療するように、もう何十年も前から、大学教授を使って「洗脳」されているのです。大きく見ればこれは国策であり、大本は副島先生が再三おっしゃるように日本がアメリカの属国だと言うことだと思います。医者のほとんどはアメリカに留学するのです。
医者の中にもその矛盾に気づくやつがいて、そういうまじめなやつは自殺したりうつ病になっております。だからよっぽどでない限り現場の医師を罵倒しないでね。よっぽどのやつはどんどん訴訟起こしてください。
医療はアメリカのように民間にゆだねるとかえって医療費が増えるという矛盾に陥ってしまいます。だから本質的には医療は国が行うものだと思います。しかし日本の場合問題なのは、アクセスフリーと過剰診療なのです。なにしろ、ちょっとでもミスしようなら、警察が来て、「業務上過失致死」に問われているではないですか。医者の側も防衛しなければならないのですよ。こんなところにも小沢問題のような、司法の横暴があるのです。。僕も、「こいつはひょっとして警察沙汰か。」と思われる患者には、「過剰診療」or「よそへ行けシフト」をさせてもらってます。警察につかまって、医師免許剥奪されてはたまりませんので。
みなさん、あなた自身、またはあなたの大事な人が病院にかかる際は、十分お気をつけください。検査&薬地獄の罠(結局あなたの税金)に引っかからないでください。

[1510] 投稿者:おじいさん投稿日:2010/02/28(Sun) 15:30:39

医学の進歩とは、正論としては、世界中から病気がなくなり末永く健康で生きるための手段だと思います。
タダ現実は、ごくわずかな例外を除いて、「医学の進歩」とは金儲けだと思います。だから正確には「進歩」ではなく、「退化」しているというのが実情です。
進歩すれば医療費が減るはずという理屈に対しては、進歩して新しい病気が、もっと難しい病気がみつかり、それに対応しているから「医療費は増えている。」と、ヘリクツをこねられるでしょう。

たとえば、精神科には法廷闘争や「奇っ怪な事件」でよく登場する、アメリカ精神医学界の作成したDSMという診断基準マニュアル本があります。
私はこのマニュアルにより世界中の医療がドン底の落ちたと考えております。何が問題かというと、これまで病気と考えられていなかった、「性格」や「誰にでもあるちょっとした不安」などが、医学の治療対象としての、「病気」にさせられてしまったことです。
病気が作られてしまったのです。加えて、巧妙なことには、以前は一つの疾患単位であったのが、あるいはそれに派生するものの、同じ治療構造と考えて差し支えないものが、別の単位の病気として「強引」に分類され、それぞれ「別の」薬物療法の対象とされてしまったことです。
この結果何が起こるかと言えば、「多剤併用療法」なわけです。
そう、薬は出せば出すほどだれが儲かるのか、言わなくてもわかりますね。
その教育機関はどこか。
大学病院です。医者は大学病院をでなければ、医者になれません。
だから医者は多かれ少なかれ、薬の洗脳をウケさせられます。
その指導者が大学教授というわけです。
したがって大学教授は、「製薬会社主催の講演会」が多いやつほど、洗脳医として「優秀」だと言えます。
もちろん例外の医師はいます。たとえば東海大学のとある内科教授は、コレステロールの異常値データーは恣意的でおかしいと指摘しております。

内科の世界では、たとえば高血圧の正常値がWHOから発表されております。まるで錦の音旗のように。。
130/80をこえたら、おまえは高血圧だ→だから薬のめ。
的に、、無論、発表される診断基準を正確によめば、いろんな除外基準やら書いてありますよ。
しかし、世間の人はそんな、末端の専門的なことまで了解した上で医者に処方を求めるでしょうか。
テレビも新聞も、「医学博士」の偽健康情報で蔓延してませんか。
そのなかで、「これは人それぞれだから。」とか「ちょっとやせれば済むことだから。」と説明説得していては、「赤字」です。
降圧薬の飲み過ぎで、低血圧になり、十分な血を体に回そうと、心臓ががんばりすぎて止まって死んだ人がたくさんいるでしょう。
しかし、若い医者はそこで、「急性心不全」で死亡診断書を書くことでしょう。
だいぶ前になくなられましたが、小児科医の松田道雄先生(岩波から有名な小児医学本が出ていました。まだ文庫であります。その他にもいくつか。。)のようなスタンスが私の理想です。機会があれば是非お読みください。
長文にて失礼しました。

[1511]同感です 投稿者:菜根譚投稿日:2010/02/28(Sun) 18:36:52

わが意を得たりというかんじだったので、僭越ながらひとこと書かせていただいてよろしいでしょうか。引き続きこちらの掲示板に投稿させていただきますことをお許しください。私は病院勤務医です。

感染症の治療(抗生剤の開発)などは大きく人類の生存に貢献しました。しかし医学が進歩し薬剤や検査が発達すればそれを消費するお客(患者)が必要になる。つまり新たな病気を作り出す必要があるということ。今や現代医療は、薬剤なしでは成立しえないようになっています。そこでは経済原理が支配しています。

生物は必ず老化し、やがて死にます。老化とともに身体機能は低下します。例えば血圧についていえば、老化とともに血管は硬くなるので、血液を脳などの重要臓器に十分送ろうとすれば血圧を上げて血流を維持しなくてはなりません。自然な生物の反応です。それを高血圧症と名づけて治療するわけです(逆に悪いことをしている場合もあります)。
しかも診療ガイドライン(巨大製薬会社主導の臨床治験のデータに基づきWHOや欧米の医学界がつくる診断・治療基準)により、年々基準値は下げられていますし、高齢者の血圧も下げるべきとされるようになりました。(但し本当に治療の必要な高血圧症というのはあります。)
このようにしてコレステロールや血糖値の基準値もどんどん下げられ、新たな病気が作り出されます。

おじいさんさんご指摘の精神疾患など単なる個性(はずかしがりやなど)が疾患単位として病名がつけられて、SSRIという恐ろしい抗うつ薬が使用されるようになりました(ご存知、米国での銃乱射事件の犯人が服用していたものです)。

また生活習慣病(いま流行のメタボです)は、これこそまさに米国の長期戦略の成果ではないかと思いますが。
元はといえば戦後、米国による学校給食でのパン食の強要にに始まり、伝統的日本食を捨てさせられために起こった食習慣由来病とは言えないでしょうか。米国とすれば、当初は食文化の破壊が目的だったのかもしれませんが、今や副次的効果として糖尿病や心臓病の爆発的増加です。
欧米の巨大製薬業界がその成果を刈り取っています。日本はタミフルのみならず生活習慣病関連薬でも巨大市場ですよね。

おじいさんさんからご指摘があったように、医者の技術料は大変低く、大病院は構造的に赤字体質です。
私の勤務する病院も内科の医者は10年前の半分になってしまいました(次々辞めて開業しています)。
現場は疲弊しきっていますのに、最近では天下りの経営陣が、稼働を上げろとうるさく言うようになりました。
病院も非営利団体ではないので経営破綻はいけませんが、経営を改善するには、無駄を省く(害になるだけの天下りの給料を下げるなど)ことをすればいいのに、売り上げを上げろとは?
患者を増やすことは、商品を売るのとは違って、短期には無理ですから、患者単価を上げろということです。
つまり保険で認められる限りの検査をしろ、投薬をしろ、日帰りで済む治療も入院をさせろということです。その方針に従った医者が評価されます。
誠実な医療をなどと言っていると冷や飯です。
本当に消耗してしまいました。これからは代替医療・統合医療の勉強がしたいと思っています。
愚痴のようなことで大変失礼致しました。

. 2010年2月28日 13:49:29
私も医師です。高血圧の患者さんを診察して、1か月分のお薬(ノバルティス・ファーマ社のディオバン錠80mg+ファイザー社のノルバスク錠5mg)を処方した場合の医療費の明細はこうなります。
1、再診料710円、外来管理加算520円、特定疾患管理指導料2250円
処方箋料680円、合計4160円です。
2、お薬代 ディオバン錠80mgは1錠136.2円ですから、1ヶ月30日分ですと、4086円です。ノルバスク錠5mgは1錠75.6円ですから、1ヶ月30日分ですと、2268円です。
合計すると、6354円です。
3、つまり、このケースでは、医療費の合計は10514円です。医療費の6割はお薬だという事になります。
4、高血圧だけでなく、高コレステロール血症や、糖尿病を合併していると、薬剤費の合計金額は更に増えていきますが、医師の診察料4160円は変わりません。しかも、4160円は全額医師の収入になるのではありません。この中から、看護師の給与、事務職員の給与、施設の光熱費、 etcが出費されていきます。標準的な診療所でしたら、4160円のうち、医師の実収入は1000円も無いでしょう。
5、つまり、医師や看護師は、製薬メーカーや医療機器メーカーを潤す為に、日夜働いているのです。この事実を是非とも知って下さい。

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