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【おまいう】日本銀行が内閣府の基幹統計の信頼性にケチをつける。

2018-11-13 21:15:02 | 財政税務
◯GDPインチキの度合いが深まった。
 元々日本のGDPは疑念が持たれていた。帰属家賃(持ち家の人に家賃が発生したとみなす)が、他の国の7%に比べて、日本は倍の14%もあり、「膨らませてるんじゃね?」って疑惑が持たれていた。

 ここ最近、内閣府はGDPの算定方法を変更して、以前の数値が低く、直近の数値が高く出るようにした。「どの様に変更したのか?」と内閣府に問い合わせても教えてくれないらしい。

 日銀は算定根拠とした生データを出せと内閣府に迫ったようだが、内閣府が四の五の言って提出しない。
 つまり、忖度してアベ政権による経済成長をでっち上げたいのである。
 さて、このニュースとほぼ同じ時間で別のニュースが出ていた。

◯日銀の資産 553兆円余 GDPの額を上回る
 日銀の資産がGDPを超えいている。そもそも、日銀は日銀券発行分しか国債を引き受けてはいけないという不文律があり、日銀券発行残高は90兆円程度から、大幅に超過している。日銀券という資産が、引き受けた国債の担保になるという考えである。
 そこで、日本の経済活動分は中央銀行は国債を引き受けていいだろう、というなんの根拠もない説がある。そこで日銀はGDP額まで国債や他の金融商品を買い上げ続けた。
 市場に出てくる国債が減少したというのもあって、買上げ金額は以前よりは減少したとも言われているが、日銀はGDP超えしても相変わらず年率80兆円規模の国債(や株式等)の購入を続けている。

 大丈夫なのか?という疑念の声はある。大丈夫ではない。日銀百年史に「禁じ手だから国債の引受はするべからず」と慚愧の念と共に書き記してある。

◯日銀もおかしい。
 日銀が物価目標2%は遠く、というが円安で2014年は20%ぐらいのインフレが起きた。いわゆるギャロッピングインフレである。「目標の10倍だね、黒田たんは天才!」という声もなく、日銀は壊れたペッパーのように、デフレ脱却2%のインフレ目標が~と繰り返すだけである。

◯超放漫財政なのに緊縮財政とはこれいかに?
 おかしいのは経済評論家とか人民の側にもある。一般会計が歳入が56兆円ぐらいなのに、歳出が100兆円弱である。偶然絶後の超放漫財政なのである。これを実現するために、日銀は基地外緩和を続けている。
 経済評論家は超放漫財政なのに緊縮財政という。ではいくら歳出を増やせば緊縮じゃないの?
 おかしいのはアベだけじゃないのである。日銀も内閣府も評論家も、それを間に受ける人民もみんなおかしいのである。それをおかしいと指摘しても誰も賛同しないのである。船は沈んでいるのに、船上の楽団の演奏に聞き惚れているのである。分かっている人達は逃げ出してしまった。



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