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Panasonic DP-UB9000 vs OPPO UDP-205

2018-12-12 21:08:56 | ホームシアター
Ultra HD ブルーレイプレーヤー フラッグシップモデル DP-UB9000(Japan Limited)が遂に発売された。
Pioneerのフラッグシップモデルはかなり値段が高く、対応ファイルにも制限が課された模様で、存在意義を失った。

OPPOのAV部門撤退により、UDP-205も製造を終えた。

もはや、フラッグシップモデルは事実上Panasonic DP-UB9000しか存在しない。
テレビで映像を観るならホームシアターPCを利用した方が便利で安いのだが、プロジェクターで映像を見る場合はリモコン操作になる。
HTPCでもリモコン動作させることは可能だが、AVアンプとの接続をHDMIの音声出力に限定すると、操作性に専用機の方が部があるのだ。

どうやら、長岡派の人に聞くと、UDP-205とSonyのTA-DA9100ESの組み合わせの人が他にも居た。
やはり9100ESはピュアオーディオでも音質的に使えるので便利なようだ。
更にマニアはPioneerのAVアンプも併用していたりもする。
私は当面TA-DA9100で運用するつもりだ。


DP-UB9000を買ってみた。到着1日目なので、通電時間増加後でもっと良くなる可能性はある。
DP-UB9000には限らないが、買って最初の頃は電源入れっぱなしにしてエージングを強制的に進ませるのが流儀のようだ。


映像的にはUDP205よりもUB9000はふんわり?した感じになり、グラデーションのスムージング処理が上手くできているように感じる。
UDP205自体が高品位なので、UB9000の映像表現がめざましく上とは言い切れない。映像品位の差はあまり大きくない。
もっとも映しているのがVPL-HW60の2Kプロジェクターなので、描画能力の差を見極めるには向いていないのかもしれない。

音質的には音はUDP205がモニター調で、UB9000は情報量が多くこれまたふんわりした、しなやかな感じの音である。
台詞の感情を汲み取るにはUDP205の方が向いているが、SE音などの音を総合的に聞くにはUB9000の方が上である。
UB9000の方がサラウンドの分離度が高いようで、明瞭にサラウンド感が出る。この点はかなりの差がある。プレイヤー側でサラウンド感が出るように音効処理をしている可能性がある。
圧縮処理によって欠落した高音域成分を復元する「リマスター」を常用することにした。特に高音を補完すると必要性はないのだが、聴覚上では「リマスター1」モードが良いようである。
真空管サウンドモードなどもあるが、音の表現差が小さい。PioneerのBDP-LX88の真空管サウンドモードはかなり明確に差があったが、Panasonicはそうでもない。
また、アップサンプリング機能があるのだが、TA-DA9100ESではHDMI伝送やDSP演算能力制限によりサンプリング周波数96Khzまででしかサラウンドモードが効かない。192Khzだと2chモードになってしまう。よって、UB9000側で96Khzモード設定して送り出している。

結論から言うと、UB9000とUDP-205では映像面では差が小さい。音は傾向が違うが、UB9000の方が上である。
UDP-205はオールラウンダーでユニバーサルプレイヤーを名乗るだけあって、守備範囲が広い。
一方、ネット対応ではUB9000に分がある。
個人的にはUB9000の守備範囲がUDP-205程ではないので、UDP-205が処分できない。併用するしかない。
UB9000を優先的に使うが、UB9000非対応メディアはUDP-205で再生するしかない。
結果的に配線も使用感も複雑になってしまうが、しょうがない。
アンプもPJもHDMIが2系統あるので、どうにかなる。

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