光速シスター 2 宇宙にたったひとり… (ビッグコミックス) | |
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小学館 |
「光速シスター(2)」星里もちる
宇宙船との不幸な遭遇によって一度死んだ三谷は、いないはずの妹・ハナによって目覚めさせられた。昔々に放映されていたドラマの登場人物にそっくりのハナは、三谷の体を時間をかけて治療するために、三谷の記憶を改竄して妹になりすまして接近していた。それがバレた直後からのお話。
ハナをうそつきと罵る松木と、三谷がとられないよう警戒しつつも三谷に嫌われたくないためにハナに強く出れない北川さん。2人を後ろに連れつつ、ドラマのロケ地巡りを続ける三谷の前に、あの時の宇宙船が現れた。
割とあっさりすべてを語る宇宙人の説明を受けた4人は、けっきょくハナを受け入れた。ハナは三谷への行為を隠さず積極的なスキンシップを敢行し、三谷はそれをなんとか受け流しながら北側との関係を深め、自分を見つめる松木の視線に気づかない北側は、ただ三谷を思う……。
面白かった。関係性に変化があったことで、1巻の時のように「兄と妹」でどきどきというのはなくなってしまったけど(だって他人だものね)、星里らしい四角関係どろどろが出てきた。これはこれで良いものだ。良いものなのだが、しかしなあ……妹の価値が薄れてしまっては本末転倒なんじゃないか? 秘密をばらすの早すぎなんじゃないか? ねえ、ちょっと。
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