ツマヌダ格闘街 4 (4) (ヤングキングコミックス)上山 道郎少年画報社このアイテムの詳細を見る |
「ツマヌダ格闘街(4)」上山道郎
いよいよプロリーグへの昇格が決まったミツル。しかしそのニュースを目にした八重樫両親が激怒して上京。田舎への強制送還の危機に追い込まれる。一方、太極拳の王ジローは対戦中に相手を殺しかけ、それがもとでイップス(精神的スランプ状態)にかかってしまう。
家族との繋がりや戦うことの意味を模索する健全なる格闘漫画の最新巻。今回の薀蓄は、相撲、救命医療、免疫、走り方と、ますますヘルシーな方向へ突っ走っている。純然たる格闘ものとしてのカタルシスこそ薄いものの、こういう新機軸の健康漫画って、実は密かに需要があると思う。
走り方といえば、ここ数年では、トラックを効率よく走るための駿太くん(?)とかいう特殊なシューズが小学生程度の子供を持つ親御さんに大人気だそうで。子を思う親心、といえば麗しいような気もするが、実際のところ走り方ひとつ、勝敗の経験ひとつ満足に与えられない親に存在価値があるのだろうか。
といいつつ僕自身決して走るのが速いほうではないし、実際に自分がその立場になったら、子供が仲間外れにならないように駿太くんを買ってあげたりしてしまうかもしれないけれど、理想をいうならこの漫画を片手に指導して、ついでに漫画の面白さも教えてあげたい……なあ……。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます