2008/05/18戦極第2陣
古い洋楽とミラーボールと照明で、ディスコ風味を狙った野暮ったい演出で始まった、新格闘技イベント戦極の第2回興行。シャアの声の人も時折混じる抜剣の効果音も、どこかとってつけたようで空回る。ラインナップも華がなく、正直見所に欠ける。解説に高阪・菊田がいることが救いか。
第1試合ライト級
○北岡悟VSイアン・シャファー× 1R1本(フロントチョーク)
にやにやしながら船木に果たし状を郵送する北岡対、本で寝技の勉強をするシャファー。噛み合わない煽りVに、はなからテンションが下がる。
1R 北岡がタックルから一本背負い。腕を離さずグラウンドに移行し、フロントチョークで1本。その間50秒の、文字通りの秒殺勝利。
あっさりと終わりすぎて、北岡が強いのかシャファーが弱いのか判別しにくい。
第2試合ウエルター級
○マイク・パイルVSダン・ホーンバックル× 1R1本(三角締め)
1R 名もなきメリケン対決は、マイクが身長差を生かした打撃で優勢。ロングフックと膝が良い。
ダンたまらずグラウンドにいくも、長い手足できれいに三角に締められる。
第3試合ライト級
○光岡映二VSイ・グァンヒ× 1R1本(チョークスリーパー)
ミスター金網光岡対韓国の五味(そうか?)
1R 打撃得意のイは右ハイを見せてスタンドを有利に進める。
光岡、イのフックに合わせてパンチを打ちつつ組み付いてグラウンドへ移行するなど、入り方がうまい。
極めもタックルから。ハーフガード、マウント、バックマウントときれいにポジションをとって最後はチョークで1本。
第4試合ミドル級
○ジョルジ・サンチアゴVS佐々木有生 3R1本(腕ひしぎ逆十字)
1R 佐々木、出足でのミドルがうまい。しかし一発のあるサンチアゴのカウンターが恐ろしく、素直に優勢には見えない。プレッシャーもサンチアゴのほうが強い。
佐々木、テイクダウンからグラウンドでサンチアゴのバックをとりチョークに入るも、足が1本しか回せず極めきれない。
逆襲はサンチアゴのパウンド。クローズガードの佐々木の腹と顔面にパンチを打ち分ける。
2R 本場タイでムエタイを学んだ佐々木。スタンドで押す。サンチアゴにタックルさせ、逆にグラウンドでおしいところまでいくも極めきれない。
3R 一発はあるが連打のないサンチアゴに対し、グラウンドでも優勢の佐々木。いけるかと思われた3R早々、グラウンドであっさり腕ひしぎ極められ負け。
第5試合ヘビー級
○中尾”KISS”芳広VSBIG・ジム・ヨーク× 2RTKO
色物キャラが定着してしまった中尾。数少ない日本人のヘビー級選手としてがんばってほしい。
1R 前蹴り、大振りの右フックなど、遠間からのスタンド攻防で中尾優勢。尻振りなどのパフォーマンスを出す余裕も見せるが、そんなものよりタックルしろタックル。と会場中の誰もが思っていた。
2R ジムのパンチに合わせて片足タックル……は成就しないが、ジムの立ち上がりに追撃のフックを浴びせダウン→追い込みで勝利……はしたもののすっきりしない。持ち味を生かせよもっと。
第6試合ライトヘビー級
○ケビン・ランデルマンVS川村亮× 判定3-0
真菌感染症で長いこと戦列を離れていたランデルマン。ひさしぶりの復帰戦。
1R ブランクがあるランデルマン。打撃は単発で連打も怖さもなく、スタンドでの組技もバックから組み付いただけで倒せず、消極的でいいとこなし。
一方川村は打撃優勢も慎重な試合運びですかっとしない。スタンドでバックにつかれてもランデルマンの腕をとりつつ足を狙うなどたのもしいが、積極的というには程遠い。
2R・3R 川村パンチキックを上下に散らす。ランデルマンスタミナ切れで動きに精彩を欠く。
しかし判定はランデルマン。なぜだ……。
第7試合
○ホジャー・グレイシーVS近藤有己× 1R1本(チョークスリーパー)
アブダビ・ムンジアル覇者。しかもアブダビでは無差別級オール1本勝ちと、幻想でない素の強さを誇るグレイシーの最終形ホジャー。総合経験は浅いものの、近藤では……。
1R スタンドの差し合いからホジャーがテイクダウン。ハーフガード→サイドポジション→マウント→バックマウントとよどみなくポジションを変え、すんなりチョーク。近藤なすすべなし。
あまりにも素直に極められてしまった近藤に、場内唖然。これが見えない強さというものか。解説陣はしきりに関心していたが、素人には難しすぎる。
第8試合ヘビー級
○ジョシュ・バーネットVSジェフ・モンソン× 判定3-0
藤田を破った試合が印象深いモンソン対、戦極の看板にして名勝負製造装置ジョシュ。
1R ジョシュ、間合いを保ってロー。時折後ろ回し蹴り。飛び込んできたら膝と、リーチ差生かした説得力のあるスタンド。
モンソンは右フックが強烈。しかし距離が遠すぎる。
2R グラウンドでモンソン攻めるも、攻めあぐねる。逆にジョシュに返されるが、ジョシュも極めきれない。
3R 膝がきき、ジョシュはっきりと優勢に。最後ヒールホールドを狙いにいき、極まりかけるも時間切れ。
記録ではなく記憶に残る試合を、と意気込むジョシュの思いもむなしく、眠たい試合。残念。
古い洋楽とミラーボールと照明で、ディスコ風味を狙った野暮ったい演出で始まった、新格闘技イベント戦極の第2回興行。シャアの声の人も時折混じる抜剣の効果音も、どこかとってつけたようで空回る。ラインナップも華がなく、正直見所に欠ける。解説に高阪・菊田がいることが救いか。
第1試合ライト級
○北岡悟VSイアン・シャファー× 1R1本(フロントチョーク)
にやにやしながら船木に果たし状を郵送する北岡対、本で寝技の勉強をするシャファー。噛み合わない煽りVに、はなからテンションが下がる。
1R 北岡がタックルから一本背負い。腕を離さずグラウンドに移行し、フロントチョークで1本。その間50秒の、文字通りの秒殺勝利。
あっさりと終わりすぎて、北岡が強いのかシャファーが弱いのか判別しにくい。
第2試合ウエルター級
○マイク・パイルVSダン・ホーンバックル× 1R1本(三角締め)
1R 名もなきメリケン対決は、マイクが身長差を生かした打撃で優勢。ロングフックと膝が良い。
ダンたまらずグラウンドにいくも、長い手足できれいに三角に締められる。
第3試合ライト級
○光岡映二VSイ・グァンヒ× 1R1本(チョークスリーパー)
ミスター金網光岡対韓国の五味(そうか?)
1R 打撃得意のイは右ハイを見せてスタンドを有利に進める。
光岡、イのフックに合わせてパンチを打ちつつ組み付いてグラウンドへ移行するなど、入り方がうまい。
極めもタックルから。ハーフガード、マウント、バックマウントときれいにポジションをとって最後はチョークで1本。
第4試合ミドル級
○ジョルジ・サンチアゴVS佐々木有生 3R1本(腕ひしぎ逆十字)
1R 佐々木、出足でのミドルがうまい。しかし一発のあるサンチアゴのカウンターが恐ろしく、素直に優勢には見えない。プレッシャーもサンチアゴのほうが強い。
佐々木、テイクダウンからグラウンドでサンチアゴのバックをとりチョークに入るも、足が1本しか回せず極めきれない。
逆襲はサンチアゴのパウンド。クローズガードの佐々木の腹と顔面にパンチを打ち分ける。
2R 本場タイでムエタイを学んだ佐々木。スタンドで押す。サンチアゴにタックルさせ、逆にグラウンドでおしいところまでいくも極めきれない。
3R 一発はあるが連打のないサンチアゴに対し、グラウンドでも優勢の佐々木。いけるかと思われた3R早々、グラウンドであっさり腕ひしぎ極められ負け。
第5試合ヘビー級
○中尾”KISS”芳広VSBIG・ジム・ヨーク× 2RTKO
色物キャラが定着してしまった中尾。数少ない日本人のヘビー級選手としてがんばってほしい。
1R 前蹴り、大振りの右フックなど、遠間からのスタンド攻防で中尾優勢。尻振りなどのパフォーマンスを出す余裕も見せるが、そんなものよりタックルしろタックル。と会場中の誰もが思っていた。
2R ジムのパンチに合わせて片足タックル……は成就しないが、ジムの立ち上がりに追撃のフックを浴びせダウン→追い込みで勝利……はしたもののすっきりしない。持ち味を生かせよもっと。
第6試合ライトヘビー級
○ケビン・ランデルマンVS川村亮× 判定3-0
真菌感染症で長いこと戦列を離れていたランデルマン。ひさしぶりの復帰戦。
1R ブランクがあるランデルマン。打撃は単発で連打も怖さもなく、スタンドでの組技もバックから組み付いただけで倒せず、消極的でいいとこなし。
一方川村は打撃優勢も慎重な試合運びですかっとしない。スタンドでバックにつかれてもランデルマンの腕をとりつつ足を狙うなどたのもしいが、積極的というには程遠い。
2R・3R 川村パンチキックを上下に散らす。ランデルマンスタミナ切れで動きに精彩を欠く。
しかし判定はランデルマン。なぜだ……。
第7試合
○ホジャー・グレイシーVS近藤有己× 1R1本(チョークスリーパー)
アブダビ・ムンジアル覇者。しかもアブダビでは無差別級オール1本勝ちと、幻想でない素の強さを誇るグレイシーの最終形ホジャー。総合経験は浅いものの、近藤では……。
1R スタンドの差し合いからホジャーがテイクダウン。ハーフガード→サイドポジション→マウント→バックマウントとよどみなくポジションを変え、すんなりチョーク。近藤なすすべなし。
あまりにも素直に極められてしまった近藤に、場内唖然。これが見えない強さというものか。解説陣はしきりに関心していたが、素人には難しすぎる。
第8試合ヘビー級
○ジョシュ・バーネットVSジェフ・モンソン× 判定3-0
藤田を破った試合が印象深いモンソン対、戦極の看板にして名勝負製造装置ジョシュ。
1R ジョシュ、間合いを保ってロー。時折後ろ回し蹴り。飛び込んできたら膝と、リーチ差生かした説得力のあるスタンド。
モンソンは右フックが強烈。しかし距離が遠すぎる。
2R グラウンドでモンソン攻めるも、攻めあぐねる。逆にジョシュに返されるが、ジョシュも極めきれない。
3R 膝がきき、ジョシュはっきりと優勢に。最後ヒールホールドを狙いにいき、極まりかけるも時間切れ。
記録ではなく記憶に残る試合を、と意気込むジョシュの思いもむなしく、眠たい試合。残念。
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