はあどぼいるど・えっぐ

世の事どもをはあどぼいるどに綴る日記

DREAM4

2008-06-24 17:05:19 | 格闘技
DREAM4 6/15

 格闘イベントDREAM第4弾。解説陣は高阪、須藤のいつもの2人。ラインナップも上々で楽しめそう。

第1試合ライト級2回戦 ○青木真也VS永田克彦× 1R1本(フットチョーク)
 柔道とレスリング。それぞれバックボーンの違うグラップラー同士の対決。
1R 永田が打撃にくるところに、青木、片足タックルからのテイクダウン。サイドからすんなりマウントに移動し、じっくりねっとり攻め続ける。開始から5分経過したところで、青木、柔らかな体を駆使してなんと上からのフットチョーク。
 永田、成すすべなし。

第2試合ヘビー級ワンマッチ ○アリスター・オーフレイムVSイ・テヒョン× 1RKO
 選手層の薄いヘビー級の1戦。
1R ひさびさ日本上陸のダッチサイクロンが堂々の活躍を見せた。15キロ以上の体重差をものともせず、韓国シルムの横綱を左右のフックで片付けた。

第3試合ヘビー級ワンマッチ ○ハレック・グレイシーVSガジエフ・アワウディン× 1R1本(腕ひしぎ逆十字)
 グレイシーの血族対ロシア軍特殊部隊スペツナズのガジエフ。打極の典型的な1戦。
1R 開始早々にテイクダウンすると、あとはグレイシー劇場の開幕。ガジエフに何もさせずに腕を極めた。

第4試合フェザー級ワンマッチ ○所英男VSダレン・ウエノヤマ× 判定3-0
 山本KIDと戦うために階級を落として参戦の所。対するはグレイシー門下の日系人。練習中にタップしない相手の腕を折ったことからボーンクラッシャーと呼ばれるダレン。容赦はないかもしれんが強い弱いは別だと思うが。まあそれはそれとして。
1R ダレン、上中下に蹴りを打ち分け、所の隙を窺う。
 対する所はローを放ちながら出足側の左フックを放っていく。グレイシー戦でも見せた膝を炸裂させ、グラウンドへ。
 目まぐるしい攻防の中、所は思い切りよく攻めるが、なかなか決定的なチャンスを作れない。
 途中、イノキアリ状態で下になった所へ、パスガードすると見せかけたダレンのパウンドが効く。さらに膝をもらいいきなりピンチになったが、所なんとか立ち上がり、足をかけてダレンを倒してしのぐ。あとにして思えば今日最大のピンチだった。
2R 打撃はリーチ差のある所が終始優勢で、たびたびチャンスを作る。グラウンドに関しても、過去2戦あったグレイシーとの対戦同様、鋭く変転する所を捕らえることはできなかった。
 判定3-0。
 
第5試合ミドル級グランプリ2回戦 ○ゲガール・ムサシVSユン・ドンシク× 判定3-0
 デニス・カーンを倒していきなり優勝候補に躍り出たムサシ対、目覚めた韓流柔道家ユン。
1R ムサシは対角線のジャブとローで攻める。
 打撃に付き合いたくないユンはぶん回す左右のフックから片足タックルでテイクダウン。
 グラウンドテクニックはほぼ互角。ムサシあっさりとユンの攻めをしのいで立ち上がる。
 ムサシ、得意の膝にローを織り交ぜた攻め。これが効き、ユンの動きが鈍る。
 後半にユンの腕ひしぎが極まりかけたシーンがあったがそれ以外は地力に勝るムサシが全局面で優勢。
2R ムサシ、グラウンドでバックマウントをとると、四の字ロックをキープし、ごつごつ殴る。1R終盤の攻防でスタミナの切れたユンは脱出できず、むごい状態のまま延々終了まで殴り続けられた。
 判定3-0。

第6試合ミドル級グランプリ2回戦 ○ゼルグ・弁慶・ガレシックVS金泰永× 1Rレフェリーストップ
1R 打撃噛み合わずに組み付いた金。倒れた拍子についた腕がおかしな方向へ曲がり、レフェリーストップ。前回の対戦でも開始早々にいきなりまぶたをカットしていたっけ。悔しい連敗。

第7試合ミドル級グランプリ2回戦 ○ホナウド・ジャカレイVSジェイソン・メイヘム・ミラー× 判定3-0
 超実力派の柔術家・ジャカレイに対するは、柴田勝頼戦で見せた余裕のピースが印象深い悪魔・ミラー。
1R ジャカレイ、組みついてあっさりテイクダウンを奪う。あら、これにて終了かと思いきや、ミラーここからがすごかった。ヒールホールド×2、チョーク×2、マウントにバックマウントとさんざんに攻め立てられながらも笑顔で切り抜け続ける。完全に極まったように見えたヒールホールドの最中に親指立てたシーンには会場騒然。「時々、ヒールが極まらない選手っているんですよね」コメントする須藤も半笑い。
 テクニックプラス脅威の柔軟性でエスケープされ続け、盛り上がる会場とは裏腹に、ジャカレイ困惑しきり。
2R 攻めているのに、圧倒的に優勢なはずなのにどうして……。苛立ちを隠せないジャカレイ、いきなり攻めが雑になる。というかスタミナ切れ。
 スタンド打撃はミラー優勢だが、こっちもスタミナ切れで膠着状態が目立つ中試合終了。
 2Rはあれだが、なかなか面白い試合だった。敗れはしたものの、ミラーの今後い注目。
 判定3-0。

第8試合ミドル級グランプリ2回戦 ○メルヴィン・マヌーフVS桜庭和志× 1RKO
 難敵、マヌーフを前にした桜庭の背に郷愁が漂う。
1R 様子見の膠着状態を、マヌーフの右ハイがいきなりぶち破る。必死にディフェンスしようとする桜庭の抵抗むなしく、パウンドの嵐がリングの上を吹き荒れた。

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