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はあどぼいるど・えっぐ

世の事どもをはあどぼいるどに綴る日記

オールラウンダー廻(7)

2011-11-02 10:39:44 | マンガ
オールラウンダー廻(7) (イブニングKC)
クリエーター情報なし
講談社


「オールラウンダー廻(7)」遠藤浩輝

 おお、きたきた第7巻。いま個人的に一番好きなシリーズなので、とても嬉しい。
 前巻からの流れ通り、今回は女子回。マキちゃんがキックボクシングの大会に出て、桃子がグラップリングの大会に出て、という感じ。廻は前巻のダメージがあるので、グラップリングの大会のみ。
 廻に甘えるようになった(甘え方が激しすぎるけど)マキちゃん。普段から迫力ある顔だけど、大会となるとさらに引き締まってかっこいい。鍛えられた腹筋に痺れる。
 2試合のうち1試合は順当にKO勝ち。しかしもう1試合は……。
 なるほど、と思った。懐の深く高身長でリーチの長い選手相手にパンチャーがどう挑むのか? K-1でセーム・シュルトが無敵を誇った時期のつまらなさを知っている人間としては、興味深い戦いだった。いや、こんな簡単なもんじゃないんだろうけど。相変わらずのねちっこい薀蓄のおかげで楽しい楽しい。
 桃子は、怪我と敗戦のショックから立ち直れない勇大のために、グラップリングの大会で軽量級と無差別級の制覇を約束。普通に戦いに挑み、普通に敗れた廻をよそに、少年漫画のような熱い戦いを続ける。常に一定のハイテンションで、あんまり勝利にこだわりを感じさせない彼女なので、これはちょっと嬉しい驚き。続きは来春? 長いなあ……。

まおゆう魔王勇者~丘の向こうへ~(1)

2011-10-20 10:16:23 | マンガ
まおゆう魔王勇者~丘の向こうへ 1 (チャンピオンREDコミックス)
クリエーター情報なし
秋田書店


「この私のものとなれ、勇者よ」
「断る!!」

「まおゆう魔王勇者~丘の向こうへ~(1)」原作:橙乃ままれ 漫画:峠比呂

 某DQuestを思い出すようなテンプレな物語の始まりは、しかし思いもよらぬ「あの時代」の経済革命のお話だった。
 最終決戦の場で、魔王の理を尽くした説得を受け入れた勇者は、魔王と共に世界を救うための第一歩を踏み出す。それは、革新的な畑作や、おまけの現代科学(?)など、魔王だからこそ知りえた知識をもとに、世界から飢餓や貧困をなくそうという遠大な試みだった。
 だがしかし当然のように、そんな根も葉もない新しいものは理と感情によって否定される。王国の外れも外れの寒村ですらも(だからこそ、というべきか)。この地で4回転式の農法やら馬鈴薯やらを栽培させようとしたところが、前例がなくなんの勝算もないところから否定されるわけ。もちろん村の指導者たる村長の立場からすれば当然の話。自らの村と村人たちを、根拠のないギャンブルに突撃させるほど馬鹿じゃない。
 じゃあどうするかっていうのがポイント。そこはネタバレになるので書かないけど、うん、けっこう面白かった。正面突破じゃなく、搦め手から攻めていくのがこの作家らしい。ネタ個々は、教科書読んでるみたいでポピュラーなものが多いんだけど、調理の仕方が違うだけでお話になるんだなあと感心した。非常に先の楽しみな作品だ。
 キャラに関していうと、互いを職業で呼ぶのがなんだか新しい気がした。魔王とか勇者とか、女騎士とかメイド長とか。それでいて、各々に特徴も個性もきっちりある。ツンデレ女騎士も良かったけど、一番良かったのは魔王だろうか。話下手で、外見その他も含めて自信がなくて後ろ向きで、でも革新的な知恵を湛えていて、勇者のことが大好きで。このキャラがいるだけで、読む価値がある。原作は読んだことないけど、このままコミックのみでいこうかどうしようか考え中だ。うーむ。

ライコネンの熱帯魚(1)

2011-10-06 11:36:56 | マンガ
ライコネンの熱帯魚 1 (チャンピオンREDコミックス)
クリエーター情報なし
秋田書店


「ライコネンの熱帯魚(1)」山西正則

 こ、これは意外……。 
 高校の熱帯魚愛好会を舞台にした熱帯魚フリーク+αの恋愛もの。なんてお話が、まさか面白くなるとは思わなかった。
 主人公の瀬古原は、美術部の幽霊部員。だがある時、ふとした表紙に知り合ったライコネン先輩(女子)しかいない熱帯魚同好会の一員になることに。
 授業に出ることもなく、日がな一日部室でだらしない恰好でだらだらしてるだけのライコネン先輩。実は魔女。グッピーやエンゼルフィッシュなど淡水魚を得意にするアクアリストでもある彼女は、瀬古原と、人造人間の技術で擬人化させたエンゼルフィッシュのエンゼルとを「繁殖」させる実験を始めようと思い立つ。
 擬人化されたエンゼルは金髪ツインテールの幼女で、密かに瀬古原に想いを寄せるクラスメイトの藤間との、瀬古原を廻った全面対決へと……え? 瀬古原はライコネン先輩が好きなの? しかも告白しただとう!?

 とまあ、簡単にいうとそんなお話。熱帯魚なんていう、マイナーメジャーな根暗な趣味が、調理の仕方でこんなに面白くなるということにびっくりした。
 正直、この話を読んでも熱帯魚を飼うことに興味はまたく湧いてないんだけど、ライコネンや瀬古原やエンゼルや藤間らが織りなす恋愛空間には惹かれるものがあった。
 とにかくキャラが良かった。瀬古原のことなんて意識してないのにもかかわらず、彼がもてていたり被害をうけていたりするとイラッとするライコネン先輩。全身全霊で瀬古原のことが好きで(刷り込みだとしても)、でも目の前で瀬古原の告白シーンを見ちゃったエンゼル。アピール全開なのにも関わらず、まったく瀬古原に気付いてもらえないうえにクラスでも友達のいない寂しい女・藤間。齢1800年にして異性経験まったくなしで、でも興味はバリバリの魔女・ロウヒ。そんな女の子たちの表情がとても魅力的なのだ。ライコネン先輩の真顔。エンゼルのわくわく顔。藤間のもじもじ顔。ロウヒのドヤ顔。一コマ一コマに彼女らの輝きが満ちていた。最初から最後まで楽しく読めた。
 ネタが地味すぎて長期連載は期待できないだろうけど、願わくば最後の瞬間まで輝いていてほしいものだ。 

ヒナまつり(1)

2011-10-04 03:08:34 | マンガ
ヒナまつり 1 (ビームコミックス)
クリエーター情報なし
エンターブレイン


「ヒナまつり(1)」大武政夫

 一人暮らしのヤクザの新田のところに、ある日突然謎の幼女・ヒナが住み着いた。圧倒的な超能力でもって有無をいわせず新田を黙らせ、世話係に仕上げた彼女は、これを買えとかあれを食わせろとか、その後も自分本位でやりたい放題。大人殺しのルックスも相まって、たちまち周囲の人間までをも虜にした彼女の暴走に、終始びくつきながら過ごすことになった新田の明日はどっちだ!?

 うん、面白い。シンプルイズベスト。
 腐ってもヤクザ……なはずの新田の振り回されっぷりが楽しい。強面なおっさんのツッコミ役が、こんなにツボにはまるとは思わなかった。
 ヒナ自身はどこかの組織から逃げてきた風なのだが、そのせいか、自分に欲望のままに命令しない新田のことが気に入っていて、いつもべったりで、そこがまた可愛い。無愛想でも、何にも知らなくても、食欲底なしでも、ヒナとの日常はとても楽しいに違いない。新田自身はぜんぜんそんな風に見えないけども、きっと、あとあと思い返したら、あの日々は宝石のように輝いていたと思うに違いない……というのはいいすぎかもしれない。

ひらけ駒!(3)

2011-09-28 10:53:09 | マンガ
ひらけ駒!(3) (モーニングKC)
クリエーター情報なし
講談社


「ひらけ駒!(3)」南Q太

 小学生にして、すでにアマ二段。性格も素直で、見た目も良い。そんな息子・宝が可愛いい一心だけで将棋を見続けてきた母が、お母さん連中と一緒に団体戦に出場することに。
 指してドキドキ。指されてハラハラ。
 勝負事の醍醐味を味わう。30代前半(?)の未亡人(?)の受けの将棋の真骨頂や如何に!?
 とまあ、そんな漫画じゃなかったような気もするのだけど、この3巻はそんな内容だった。ママさんの団体戦で半分以上が埋まっていた。
 寄せ方がわからないとか、駒とったはいいけどどうしよう、とか。初心者ならではの疑問には、正直同じレベルの僕としては親近感があって面白かった。
 宝の活躍は、バレンタインに女子から本命チョコをもらったくらい(活躍というか)。将棋方面は極度のスランプで、ちょっとかわいそうだった。しかもそんな宝を突き放す教育方針のママさんぱねえっす。恐ろしい人です。
 まあ、ママファンな僕としては一切問題なかったけども。恒例(?)の飲酒シーンもあった(いや、僕が一番楽しみにしてるところなので)。今回はビール。やっぱり、好きでお酒を飲む女性はキュートだと思う。
 最後の宝の行動に関しては気に食わない。将棋指しは将棋指しとしての法があるのだろうけど、男子には男子の法があるだろう。ズルされたり、舐められたりは、お返ししなきゃね。いずれリベンジシーンがあるといいな。

うさぎドロップ(9)

2011-09-22 11:14:39 | マンガ
うさぎドロップ 9 (Feelコミックス)
クリエーター情報なし
祥伝社


「ああああああ……。俺母ちゃんに何て言えばいいんだ……。いろいろ……何て言えばいいんだ……」


「うさぎドロップ(9)」宇仁田ゆみ





 ネタバレあり。













 アニメ1期終了に伴う一気読み。アニメ最終回のそのあとが知りたくてしょうがなかったので。
 賛否両論、というか否が圧倒的に多い高校生編だけど、いうほど悪くなかった。
 すらっと長身で、スタイルが良くて、頭もよくて、でも進学よりは就職したくて、職業は保育士が良くて、できれば大吉の側にずっといて、老後の大吉の世話を過ごしたい。りん。さすがの良い子ぶり。かわいすぎる。恋愛関係は苦手なので、男子との接点はあまりありません。最高。
 といっても恋愛成分の多い高校生編。りんはどちらかというとからまれる側なんだけど、けっこうな割合で恋愛話が多い。
「そんなの求めてない。ほっこりさせとけ」という意見はわかる。それまでの流れが流れだっただけにね。違和感はなくもない。でも、そこまで含めての成長だし。りんという女の子なわけだしね。
 主にりんの恋愛相手となったコウキも、ちょい悪だがマザコンでいい男だった。フラれたあとも、変わらずにりんを大事にしようと思って行動してる部分は素直に好感が持てる。大吉とのコンビも好き。
 コウキママに関しては、残念の一言。でも、大吉にしてもコウキママに関してもそうだけど、互いを美化しすぎてるとこがあるのでうまくいかなそうではあった。これに関しては、とくにコウキママのほうが強かったんじゃないかな。
 成長したりんと再会したりんママの話も良かった。新たに生まれた娘を紹介し、された母娘の姿には、熱くなるものがあった。大吉が面白くないのもわかる。

 んでだね。まあ、肝心要のその件に関していうならば、個人的にはアリ。りんが鹿賀の名字を選択した時点で伏線だとは思ってたし、予想外では全然なかった。りんママの年上好きだって、あれはそういう意味でしょうし。
 りんが自分の気持ちに気付くくだりも、あれは結局コウキママという存在がいなくなったおかげで、抑えてきたものが表に噴出してきただけなので、そういう意味では自然。
 大吉がそれを受け入れる経過を描いて欲しいという意見については、まったくその通り。結果は変わらないんだけど、読者の側にも受け入れる時間的余裕が欲しい。せめて一冊分くらい。
 作者あとがきで番外編の存在をにおわせていたので、そっちに期待か。
 うん、でも良かったよ。読者側からしても、りんはかわいい娘のような存在だもの。彼女には、幸せな未来を掴んでほしい。
 最後の「わたしみたいにね」のりんのセリフには、うるっときました。大吉の頑張りが報われた瞬間だったね。よかったよかった。

魍魎の揺りかご(3)

2011-09-19 17:14:29 | マンガ
魍魎の揺りかご(3) (ヤングガンガンコミックス)
クリエーター情報なし
スクウェア・エニックス


「魍魎の揺りかご(3)」三部けい

 鈴原と滝川って付き合ってたのかよ……という驚きはさておき、良い変化があった3巻だった。
 この手のデスゲームものには付き物な、「プレイヤー同士での殺し合い」が起きた。正確には、殺し合いというかはめ合いなんだけど、感染・発症してしまった華菜様が、あいつをはめ、そいつを見捨ての大活躍。半端に人の心を持ってるので、理をもって良心に訴えて人を騙すことができるのが良い。切れ味のある悪役。この娘がいるだけで、今後に期待を抱くことができる。どんな結末を迎えようとも。
 滝川たちの状況も面白い。「ポセイドンアドベンチャー」のような逆さまの豪華客船内で、しかも外からの救援も望み薄な状態で、芹沢や外国人パーティーにまでも危機が迫っている。
 この人、さすがにこんな作品ばかり書いているだけあって、腕を上げたのだろうか。最近デスゲームものやパニックアドベンチャーもので立て続けに外れを引いているので、本作には裏切られないことを望む。
 寄生虫云々、とか軍がどうこう、といういい加減飽き飽きな展開には目を瞑っていただきたい。僕もそうだが、この手の作品が好きな人はわかってるだろう? しょうがないのだよ。 

それでも町は廻っている(9)

2011-09-15 20:14:27 | マンガ
それでも町は廻っている 9 (ヤングキングコミックス)
クリエーター情報なし
少年画報社


「それでも町は廻っている(9)」石黒正数

 相変わらずな歩鳥と同級生、商店街の面々、と思いきや、紺先輩が受験したり卒業したり(合否は定かではないが、第一志望はダメとのことなので、すべり止めに受かったのかな?)、モリアーキーが西先生に落とされそうになったりと、出来事としてはいろいろあった。サザエさん的展開にはならなそう。
 エビちゃんと嵐山弟の、小学生らしい恋の話は安定の破壊力。とくにエビちゃんが嵐山弟に送った謝罪のメモがツボ。かわいすぎるだろ。ちくしょう。リア充爆発しろ。
 モリアーキーと西先生のカップリングも個人的には好き。西先生の押しの強さがたまらない。ストーカー気味な怖さはあるけど、一線は超えてないし、モリアーキーラブは伝わってきた。正直、今回でくっついちゃってもよかったと思うくらいの強引なプッシュだった。
 べちこ焼きに関しては、なんかデジャビュというか、前にも同じの読まなかったっけ?
 友達のいない紺先輩の、歩鳥に対するデレの破壊力は最強。不器用で寂しい娘なんだよね。うん。
 まあ、そんなこんなで、特筆すべきことはないけど、安定して面白い出来だった。

ネクログ(2)

2011-09-08 21:46:40 | マンガ
ネクログ(2) (アフタヌーンKC)
クリエーター情報なし
講談社


「ネクログ(2)」熊倉隆敏

 若くして亡くなった白杏(パイシン)姉ちゃんは、胡(フー)の手によってキョンシーにされた。密かに白杏姉ちゃんに想いを寄せていた宋(ソン)は、不本意ながらも胡に弟子入りし、白杏姉ちゃんを復活させるべく反魂の法を学ぶ……というわりには、ただの下僕にしか見えないこき使われぶり。
 そんな宋に目をつけたのは菅(チェン)。かつての胡の師匠(友達?)で、胡が大好きな菅は、とっとと宋にいなくなってもらいたい。なので、宋を唆してあれやこれやとさせるのだが、なかなかうまいこといかない。
 一方、大上老君につけられた首輪を外すために冥界の使い走りをさせられている胡は、冥界へ宋を連れていったり、見事すぎる出来の白杏ねえちゃんの作り方を知るべく迫る道士や妖仙を追い払ったりと、無限の人生を楽しんでいた。

「もっけ」作者による中華アクションファンタジー。といっても、「もっけ」自体は知らないのでなんともいえないが、日本の妖怪ものの作品らしいので、そういうタイプの専門作家なのだろうか。
 ともあれ、この作品が良い出来なのはたしか。胡、菅ら化け物の自分勝手な生き様。宋の苦労人ぶり。師匠の仇を討つべく旅を続ける女道士の秀梅(シウメイ)の一途。モブの一人一人に至るまで、とはいかないが、それぞれのキャラが自分の中の答えに基づいて好きなように動いていて、それがいちいち面白い。
 とくに良いのは戦闘シーン。とは前回も言ったことだが、炎メラメラ氷ビュービューの西洋ファンタジーとは一線を画する中華アクションを楽しんでいただきたい。とにかく抜群に雰囲気の良い作品。

ブラコンアンソロジー・リキュール

2011-08-31 23:54:07 | マンガ
ブラコンアンソロジー Liqueur ―リキュール― (フレックスコミックス)
クリエーター情報なし
ソフトバンククリエイティブ


「ブラコンアンソロジー・リキュール」

 ブラコンものが好きです。とくにカトウハルアキの「夕日ロマンス」が大好きで、「ヒャッコ」とかいいからあれの続きが出ないかなーと思って書店をうろうろしていたら、
「あれ? これヒロとユウじゃね? てか著者名にカトウハルアキ……ブラコンアンソロジーだと!?」
 なんてピンポイントな……と戦慄しながらも秒で会計を済ませた僕です。ヒロとユウの絵を背表紙だけで見分けた自分をほめてあげたい。
 まあ基本的にはブラコンネタなので、そんなに面白いものじゃないです。兄、もしくは弟を溺愛する姉、妹。というシチュエーションを楽しめれば勝ちなので。
 16作品中、良かったのは5作品だけったのだけど、まあそんなもんかな。こういうのって個人的な感覚だしね。
「夕日ロマンス」カトウハルアキ
「わにあに」水上悟志
「ずっと一緒のあなたと私」草野紅壱
「ふたり」小坂泰之
「みらいもん」春野友矢
 あたりが良かったかな。カトウハルアキは、まあいつものあれです。ユウかわいいよユウ。
 水上悟志は、ブラコンという縛りの中でもきっちりと持ち味を出していてすごい。兄がワニになって、それでも愛し続ける妹がパワフル。
 草野紅壱はやっつけ感が……。この人にしては毒がない。弟を他の女にとられちゃうのはいただけない。もっと頑張れ、姉。
 小坂はオーソドックス。セーラー服にエプロン姿のツンデレさんってのはあまりにもテンプレだけど、それがいい。兄の最後のセリフもよかった。
 春野はきちんとコメディしてた。未来から来た妹と現代の妹の修羅場って……なんというかなんだけど。
 この5作に関しては、単行本化されたら買う。 
 あとはねえ、文句というか……。押切蓮介に書かせるのはおかしいって。たしかにこの人の書く妹キャラって異常にかわいいけど……それは話の流れがあるからであって……。
 ともあれ、いい企画だった。次も是非こういう企画を立てていただきたい。