J's日誌

中小企業診断士、経営管理修士(MBA)、事業再生士補、AFP。某NPO法人フットサル連盟副理事長。

まず、動け

2008-06-18 21:45:17 | Weblog


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自分が進めているプロジェクトの事前説明というか、
要は根回しのために関係者のところを回っている。

ある業界団体のところに行くアポを取り付け、住所を
確認しようと関係課のところに聞きに行ったところ
関係課のA課長に呼び止められた。

A「ところで誰と会って話をするの?」

J「誰って。。。事務局長ですけど」

A「あそこは会長に話さなきゃ意味ないよ。
  事務局長に話したって全然通じないから」

J「まあ、まずは話しに行くことが重要ですから」


実際に対応していただいたのは事務局長だったが、
話してみればいろいろ意見も出てくるし、自分としては
行って全く意味がなかった、とはとても思えなかった。

こういう、フットワークが求められる場面でいろいろと
理由をつけて自らの動きを鈍くしたって仕方ないではないか。

とにかく動かなければ見えてこないことも多々あるのだ。



昨日の話の続き。

子どもに何かあった場合は、親の人生にも甚大な影響があり、
場合によっては親の人生そのものが消滅するくらいの覚悟が
求められるのかもしれない、というヘヴィな話を書いてしまった。

それで思い出したのが、千葉大学法経学部の廣井良典教授
著書(何という本だったかは失念)に書いてあったこと。

生物が子孫を残す年齢というか時期と、その後の寿命というか
生存期間には一定の割合があって、寿命の長い生物も短い生物も
両者の間には一定の相関関係のようなものがあるのだという。




例えば、平均寿命10年の動物は8歳くらいまでに子孫を残すとか、
平均寿命が1年の生物は10ヶ月目くらいまでに子孫を残す、とか。

平均寿命と生殖可能年齢を2次元の座標にプロットして、いわゆる
散布図を作ってみると、概ね一定の関係が見いだせるらしい。

その散布図において極端な外れ値に位置するのが人間で、
要は子どもを作り子孫を残した後、自らが死ぬまでの期間が
他の生物に比べると異常なほどに長いのだ
、という。

実際、40歳で子どもを産んでも80歳までは40年あるわけで、
産むまでの人生の期間と産んだ後の人生が同じかそれ以上
ある生物などというのは、他にはほとんどいないのだという。



何が言いたいかというと、本来は子どもを産んだ時点で、
生物学的な種の保存という役割は果たしているわけで、
その後の人生というのはある意味「おまけ」のようなものなのだ。


せいぜい、子どもを外敵から守らなければいけない期間だけ
親としての役目があり、その後、子どもが自立して勝手に
生きるようになったら親の責任なんてものもなく、ただただ
死んでいくのが生物本来の姿なのではないか、ということ。

人間の場合、子どもが自立する年齢になってからも親が
長生きしてしまうから、親としてのコントロールが効かなく
なるような事態が起こり、その時にはもう子どもを制御
出来ないはずの親にもいろいろな影響が降りかかってくる。

だからどうなんだ、と言われると難しい問題なのだが。。。

成人した後の人間が起こした事象について(それは良い
ことも、悪いことも両方だ)親に何かコメントを求めたり
責任を求めるようなスタンスが社会的に取られるのは、
人間だけが種の保存という役割を果たした後も妙に
長生きするから起きてしまう現象なんだろうなぁ、と。




なかのひと


何という本だったか思い出せないが、あの本は面白かった。
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