J's日誌

中小企業診断士、経営管理修士(MBA)、事業再生士補、AFP。某NPO法人フットサル連盟副理事長。

電子メールのはなし

2016-09-05 23:59:59 | Weblog




最近読んだHBRの記事

電子メールに代わる社内SNSを構築したある企業で、メールが
60%削減されるとともに、(必ずしもメール削減だけが理由では
ないだろうが)営業利益率が上昇、さらに事務管理費も低下した。


さらに、メールを廃止または制限することで、個人の生産性を
飛躍的に高め、ストレスを大幅に減らせるという実証研究もある。

毎日のようにメールの処理に追われている身としては、大きく
肯ける内容であるが、本当にメールを減らすことは可能だろうか。




自分が電子メールを使い始めたのは、四半世紀近く前になる。

最初は、インターネットの一機能なのか、程度に思っていたが
ユーザーが増えて、いつでも連絡を入れておける便利さはあった。


ただ、コミュニケーションの手段としては他にもチャットであったり
BBS、メーリングリストなども当時からあり、必ずしも電子メールが
生活の大部分を占めるようになるとは思わず、いつか別のツールが
主流になっていく可能性もあるのでは、くらいに思っていたはず。

しかしいつしか電子メールの洪水に巻き込まれ、重要かどうかも
分からずとりあえず開封して内容確認、対応に追われる日々となった。




これは結局、電子メールが社会の重要なインフラとして普及し、
別のツールへと移行するためのハードルが上がってしまったのでは。

一部を社内SNSに移行したり、お知らせだけなら社内掲示板に出すと
いう工夫をしている組織は多いと思うが、メール廃止の動きは聞かない。


多くの人にとって毎日ストレスの溜まる存在でありながら、普及した
インフラを破壊し再構築するコストは非常に高い-という例かもしれない。



多い時は1日200通とかあったな(-_-;
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