その名も、まめちゃん。-虹色流星号-

日本一ダメダメ男、まめぞの日記。
...今日もトホホな一日を過ごしました。
 *旧「その名も、たぁちゃん」

入院日記31-9

2009-06-28 20:00:05 | 潰瘍性大腸炎-入院日記4-
潰瘍性大腸炎で入院31日目第9話(6/27)
-デコピン・黄金の中指?編-


嗚呼っ!!

…僕の中のエネルギーを放出したわけではない。

20時っ!!
MR.BRAIN!!

昨日は楽しみにしていたドラえもんを見そびれたばかりだ。MR.BRAINは見逃すわけにはいかない。

慌ててテレビをつけると、もちろん始まっていた。
「木村拓哉めっ!」と、画面にアップになった彼の鼻にデコピン(ハナピン?)し、僕の大事な右手の中指(ゴールデンではない)を痛めた(涙)

「なるほどなるほど~」

無理やり納得して、おとなしく見ることにした。

「ん~、先週から続く今回のネタはイマイチだな」

偉そうにつぶやき、テレビのスイッチにデコピンをかました。

消えなかった…。

「なるほどなるほど~」


点滴は無事に消灯前に終わった。が、今日挿し換えてもらった左腕は、案の定ド派手にぷっくりと腫れていて、痛みもある。

我慢だ。

…といって今朝ムダになったわけだけど、まだ挿し換えたばかり、我慢だ(涙)


そして、ヤることヤらずにおとなしく寝た。


【31日目終了】

入院日記31-8

2009-06-28 18:00:11 | 潰瘍性大腸炎-入院日記4-
潰瘍性大腸炎で入院31日目第8話(6/27)
-お!なに~?編-


「バッドタイミング!!」

和訳すれば「空気、読めない」になるだろうか。

お尻から薬を注入しゴロンゴロンを始めると、すぐに職場の仲間たち(♂3人)がやって来た。薬を大腸にまとわりつかせるにはまだ不十分だ。それに、入れてすぐ起き上がると、速攻トイレに行くハメになりかねない。

今起き上がるには…。
でも…。

うぅ、うぅ、うぅ、うぅ、うぅ…。

結構迷ったが、僕の偽善の心が体を起き上がらせた。

お見舞いの品を持ってきてくれた。袋に満タン!!

お!なに~?

まず袋から飛び出したのは、箱ティッシュ。しかも肌触りのいいヤツ。

「鼻セレブ」

わざわざ高いものを…、感激。ティッシュは注腸時をはじめ、ナニにでも使えるから大変助かる。

えっ!?更に1箱!?
…ナニやら怪しいぞ。

次に袋から飛び出したのは、パチンコエヴァンゲリオンの本で、付録に四号機のフィギュアが付いている。年長者のアニメオタクK倉のセンスだろう。

レイのパズルのように付録は返した方がいいのだろうか。

そして、嬉しそうに最後の品を取り出した。

お!なに~?

袋から最後に飛び出したのは…。

ジジャーン。

やはり(汗)

オブラートに包んで言うなら「女の子の本」である。

どおりで箱ティッシュが2箱、しかも、お肌に優しいタイプ(笑)

静かな病室でこの手の話はキツイ。

艶々した表紙で、女の子達が微笑み誘いかけている、いかにも「エロ雑誌(写真)」の表紙をした…、あくまでも「女の子の本」を枕の下に隠し、僕らは逃げるようにしてデイルームに移動した。

19歳から35歳の年の差4人の…男、雄、漢、♂。 もはや獣へと化したオトコどもの話は、どんどん地下へ潜っていく。

犬の散歩中にエロ本をよく拾ったとか、拾った雑誌にベタッとくっついて開かないページがあって気分を害したとか、箱にどっさり捨ててあったから、犬を一度家に置いて暗くなってから取りに行ったら、無くなっていてものすごく凹んだとか…。

…というのは、全部僕の高校時代の実話ですが。

それ以上は、ちょっと、ねっ(汗)


20時ギリギリまで談笑し、最後には「体力無くなるから、アレはお預けっすね~。」(一同笑い)となり、解散した。

僕は部屋に戻り、早速枕の下に隠したアノ本を開いた。

嗚呼っ!!

…!?


【つづく】

入院日記31-7

2009-06-28 17:01:32 | 潰瘍性大腸炎-入院日記4-
潰瘍性大腸炎で入院31日目第7話(6/27)
-注腸伝授編-


「注腸」とは、飲み薬でもある「ペンタサ」を溶かした液体を、肛門から大腸に直接入れて、粘膜に直接塗り込む治療だ。


【道具】

ペンタサ注腸
プロパデルムクリーム
テルモシリンジ
JMS吸引カテーテル
キシロカインゼリー
100mlの容器
大きなマグカップ
熱湯
ティッシュ
付属のごみ袋

【準備】

まずペンタサ注腸容器を静止して薬を沈殿させる。薬剤の上澄み液(不要な生理食塩水)約50mlを捨てる。

100mlの容器に薬剤を移し、そこにプロパデルムクリームという軟膏?を入れてよく混ぜる。これで大腸に入れる薬が完成。

大きなマグカップにお湯を入れて容器を浮かべる。薬剤を人肌まで温めるのだ。冷たい薬剤を大腸に入れたら、一発で昇天することは想像に難くない。

テルモシリンジという、いわゆる注射器にカテーテル(チューブ)を繋ぎ、人肌に温まった薬剤を吸う。

準備完了。


【注腸】

チューブの先に、キシロカインゼリーという、滑りを良くするためのいわゆるヌルヌルローションを塗り、肛門から約10cm程まで差し込む。

そして、注射器でゆっくりと大腸に薬剤を流し込む。

入るのは50ml程度だが、特に温めが足りなかった時は、苦しかったりする。

薬剤が入ったら、ひたすら寝返りをうって薬剤を大腸の粘膜に塗り付ける。

大腸に液体が入ることで一時的に下痢状態になるなるから辛い。そこを我慢してゴロンゴロン。

大腸の中で液体が動くのが実に苦しい。とっさに排便したくなる衝動も襲いかかる。それでも最低30分は耐えなければならない。

逆に30分耐えると、水分が多少なりとも吸収されるのか、大腸の苦しみが引いてくる。それでも起きて何かすれば突然便意に襲われるので、極力は横になっているのが好ましい。


【片付け】

注射器と100mlの容器は使い回しが利くので、大腸に入れた薬剤が落ち着いたら、洗うわなければならない。時間が経ちすぎると汚れが落ちなくなるので厄介だ。

ペンタサ注腸の元の容器やチューブ、ティッシュやら何やらは付属のごみ袋にまとめて、トイレに設置してある「汚物入れ」のごみ箱にすてる。

これにて注腸終了。

準備から片付けまで1時間は取られてしまう。粘膜への直接だから効果は高いと思うが、僕は大っ嫌いだ。


【つづく】
*またおバカな日記に戻りま~す。

入院日記31-6

2009-06-28 16:05:10 | 潰瘍性大腸炎-入院日記4-
潰瘍性大腸炎で入院31日目第6話(6/27)
-バッカリンの初体験、最高だわ~編-


熟睡。
大した時間じゃ無かったのに充実した睡眠がとれた。あんまり寝ちゃうと夜寝れないという無駄な苦しみが待ち構えているので、今日はナニがあっても昼寝禁止っ!


-初体験-

今回の入院で、ついにヤった。

あーして、こーして。
えっと、ここにナニを入れるんだろう。

おおっ!
いい!いいっ!!

額に汗が滲んできた。
心なしか勢いがついてきた。

そして…。
フィニッシュ!!

ヽ(´θ`)ノ


脳トレ系の本に掲載されていたナンクロ。ナンクロ自体は知っていたが、ヤったのは初めてだった。

「おもしろいっ!」

理系頭の僕にはたまらない。数字のパズル最高だわ。脳トレの本には他にも数字のパズルがあったが、ナンクロが一番おもしろい。何問か解いている内にコツもつかんで、スピードも上がった。

「俺ってやっぱ天才だわ。」

《僕のテンションの半分は勘違いでできている。》

「バファリン」ならぬ、「バッカリン」のキャッチフレーズだな(`∇´ゞ


「ってか、今日面会来ねぇな。」

もう18時半を回った。唯一見ているドラマ「MR.BRAIN」もやるし、今のうちに注腸ん済ましちゃおう。

面倒な薬の準備をし、お尻丸出しにして薬を肛門から流し込む。

ふぅ。

お尻を隠したら、ゴロンゴロン。お腹で揺れる液体が、炎症を起こしている大腸を撫でる。それは苦しくて辛いが、病変への直接攻撃だ、我慢、我慢。


ええっ!?

こんなタイミングで~(汗)

職場の仲間たちがやって来た…。

マジかよ~(涙)


【つづく】
*次回は「注腸」についてマジメな話です。

入院日記31-5

2009-06-28 14:52:03 | 潰瘍性大腸炎-入院日記4-
潰瘍性大腸炎で入院31日目第5話(6/27)
-ひとり、夜の理由編-


ずっと落ち着いていた昼間のトイレの回数がここ数日間に増えている。夜のトイレが気持ち落ち着き出しているだけに悔しい。
木曜日から量を減らしたプレドニンのせいとは思いたくない。

「全てはラコールだ。」コイツさえなるべく一度に体に入れれば、トイレの回数が減るはずだ。

今日はラコール3本(計600ml)を午前中に飲み干すぞ!!


まぁ、こうしてラコールの飲み方だったり、夜の点滴を止めたり、下痢止めの漢方薬を服用したりすることで下痢の回数が減っても、肝心な大腸の炎症が治まっていなければ意味ないのだが。

その点では、トイレが増えても下痢止めの漢方薬は止めたいし、点滴だって24時間繋ぎっぱなしで構わない。炎症が本当に良くなっているか分かりづらいし。


さて、昨日に引き続き今日も職場の仲間が見舞いに来てくれることになっている。
出来れば早めに来てくれると気が楽なのだが、少なくとも18時までに。

22時消灯で、それまでにやらなきゃならないことを逆算していくと、18時からは一人になりたい。

特に注腸。準備や後片付けを含めて時間が多くかかるし、大腸に薬を入れたらベッドでゴロンゴロンと寝返りを繰り返さなければならない。
その時間を確保したいのだ。

果たして何時ごろ来るのだろうか。


それにしてもやたら晴れた午後だ。外は焦熱地獄なのだろうか。しっかりと空調のよく効いた部屋で僕は強烈な眠気に襲われて、気を失うようにベッドに倒れ込んだ。


【つづく】

入院日記31-4

2009-06-28 12:45:58 | 潰瘍性大腸炎-入院日記4-
潰瘍性大腸炎で入院31日目第4話(6/27)
-おりゃー!星一徹編-


先日、1週間分の薬をテーブルに並べて写真を撮ったので、今回は1日に飲む薬(ラコールは除く)を写真に収めてみた。

それにしても、多いな(汗)

薬嫌い王決定戦への参加権を持っている僕がよく頑張っているなぁ。


【服用している薬(1日分)】
 (6/27現在)

プレドニン 7錠
ペンタサ 8錠
セレキノン 3錠
ムコスタ 3錠
ラックビー 6包
ビオスリー 6錠
ガスロン 2錠
ザンタック 2錠
ワンアルファ 1錠
アクトネル 1錠
柴苓湯 3包

計11種類42個

朝一、朝食後、昼食後、夕食後、寝る前と5段階に別れていて、飲む組み合わせが同じものがない。それを管理するのも大変だ。

ワケわかんなくなって飲みそびれを防ぐために、毎日1日分を小分けして、写真右上にあるピンクの小箱にまとめている。


因みにこのピンクの箱は、職場に近くのスリーエフのキャンペーンでもらった、チャーミーキティのマグカップの外箱だ。弁当やお惣菜に付いている点数を30点集めて交換するキャンペーンで全部で9個ゲットした。

チャーミーキティのプリントが地味で、形もカッチョ悪いマグカップが9個…。長い間保管していたが、マグカップは捨ててしてしまった。

外箱はサイズもいいので、ナニかに使えるだろうと取っておいたのだ。


まぁそんな感じで、薬を並べている最中は楽しかったんだけどさぁ。コイツラを飲むという現実に戻ったとき、あるひとつの衝動にかられたよね。

(ノФдФ)ノ「おりゃー」

星一徹のようにテーブルをひっくり返してみたいっ!!

やってみたい!!

やっちゃう?

「お、お、おり…や~~っぱり、

拾うの面倒だからや~めた(笑)


【つづく】

入院日記31-3

2009-06-28 10:01:48 | 潰瘍性大腸炎-入院日記4-
潰瘍性大腸炎で入院31日目第3話(6/27)
-我慢、ムダに編-


点滴が減った事で、逆に挿している腕への負担が大きくなっている。昨夜もなんとか消灯までに落としきったが、右腕には強い痛みが残った。

「針抜いてもらおうかなぁ」(涙)

「いや、我慢だ」と夜中痛みを増してきた右腕に、朝9時また点滴が繋がれる。

看「随分腫れちゃってるねぇ。痛くない?」
僕「ちょっぴり痛いけど、頑張ります。」
看「あ、ダメかなぁ。」

点滴が落ちない。
挿している箇所に点滴が流れていかない。使えなくなっちゃったのだ。

「うう、一晩中痛みを我慢したのに…」

我慢がムダになった。結局別の場所に挿し直しだ。
あぁ、トホホホホ~。

点滴を挿しに先生が現れたのは10時過ぎ、土日は先生が少ないので、よく待たされる。今日来てくれたのは、呼吸器科の先生だ。

右腕の惨状を見て、有無を言わず左腕に挿す。位置は手首と肘の中間、腹側だ。肘を曲げても止まらないし丁度いい位置だ。ただ不安なのは、左腕はいつも1日でパンパンに腫れることだ。

かなり遅い点滴スタート。
かなり速い点滴ドロップ。

左腕よ、持ちこたえられるか。


ともあれ、腕が多少自由になったから、今日はあんなことやこんなこと…出来そうだ。


とりあえず、マイケルジャクソン狂だった同級生の母親の話でも思い出しながら、入院日記30-2を書いた。

本当はどんな素顔をしているんだろう…。

【つづく】

入院日記31-2

2009-06-28 08:08:57 | 潰瘍性大腸炎-入院日記4-
潰瘍性大腸炎で入院31日目第2話(6/27)
-快挙だぜ編-


トホホな朝を迎えはしたが、実はいいこともあった。


-快挙.1-

午後10時の消灯後から、起床の朝6時までの間でトイレが2回で済んだ。
この数は入院してから初めての数だ。

変わらずベッドで腹痛に苦しみ何度も起こされているが、2回で済んだというのはやはり快挙だ。

その分、1回当たりの苦痛は重く、一度トイレに入ったらなかなか出れなくなる。便の状態も、水様便から泥様便とまだまだまともではない。ただ下血(出血)はハッキリとは確認できるほどではなく、良くなっている感がある。それにしても、くどいようだが2回は快挙だ。

まぁ、このあと7時前にも腹痛が起こり、1日トータルで5回といまいちな結果となった。それにしても、いい加減しつこいが2回は快挙だ。


-快挙.2-

どうでもいいっちゃどうでもいいことだけど。

gooブログの「その名も、たぁちゃん。」が6月26日付けで、訪問者数350IP、閲覧数1024PVを記録した。アクセスランキングも約1252500ブログ中約2100位に迫った。

今年1月9日、CHAGE&ASKAの解散というニュースが出たときに、いち早く取り上げて688IP(436位!!)になったが、それについで僕の中の記録で2位の快挙だ。

ここのところ、訪問者数が200代、閲覧数が800前後だったので、300IPの1000PVを超えたいと願っていた。素直に嬉しい結果だ。

まぁ、こうして小分けになっているのと、マイケルジャクソンのネタで一時的に上がっているんだけど。

《因みに6/27付けは268IPの1002PV。明日の自分より》

まぁ、快挙には違いない。次は400IP目指すぞ!!


【つづく】