ロマン・ド真ん中 -光の祭典2009@元淵江公園-

『ロマン・ド真ん中　-光の祭典2009@元淵江公園-』


　祝・3ヶ月
　彼女との3ヶ月を振り返る企画


本日はクリスマスのお話後編です。

前回の『スカルミリョーネがイルミネーションにいる意味ねーし』という無駄に韻を踏んだタイトルのつづきでございます。

　http://blog.goo.ne.jp/taira1216/e/04a4d2af4694edb46b18a370a669d499

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【あらすじ】

彼女が見知らぬ人にぶん殴られたおかげで、一緒に見に行くことが不可能だったイルミネーションを見に行くことができた。


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12/25-イルミネーション最終日-

最初にお出迎えしてくれたのはサンタクロースとスノーマン。



広場には光のトンネルをくぐりぬけていきます。「現実逃避ロード」とでも名付けますか。



点滅している《ロケットの樹の下で》、輝く動物たちが戯れております。



ちなみに「ロケットの樹の下で」というのはCHAGE and ASKAの楽曲のタイトル。


　ここは途中だ
　旅の何処かだ
　ひとつだけ多くても
　ひとつ何か足りなくても
　終わるもんじゃない


痺れる!!(*ё_ё*)
この歌にはホント勇気づけられます。


…えっと、話を戻してロボット降臨!!



よく見てください!!


　…おっ!巨乳!!


いや、胸じゃなく顔を!!


　…ドラえもん??(笑)


つづいて、ハートo(б▽бo)



これがまたくせもので、左右で別のリズムで点滅を繰り返しているんですよ。だから、この写真のようにきれいなハート型になる瞬間が少ないんです。

　つまり僕が言いたいのは、この写真を撮るのに何度もシャッターを押して苦労したってこと←(・_・┐)))

ハートが割れた写真じゃ縁起悪いし、ムキになって撮りました。


最後にイルミネーションピアノ



僕にとってこれは夢のピアノですね。夢のピアノと言えば、KAWAIから出ているクリスタルピアノというものがあるんですが、これは640万円でございます。憧れのピアニスト、YOSHIKIが使っております。



他にも光のモニュメントがありましたが、紹介できるのはここまで。


寒くて凍えながらもロマンに浸れました。帰りに寄った八剣伝という焼鳥屋さんまでは…。


「クリスマスに働いてらんねーゼ」的なやけっぱちでぶっきらぼうな態度の女性スタッフに、苛立ちを覚えて帰りましたとさ。


めでたしめでたし。

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【リンク】

『スカルミリョーネがイルミネーションにいる意味ねーし』
　http://blog.goo.ne.jp/taira1216/e/04a4d2af4694edb46b18a370a669d499

スカルミリョーネがイルミネーションにいる意味ねーし

『スカルミリョーネがイルミネーションにいる意味ねーし』



　祝・3ヶ月
　彼女との3ヶ月を振り返る企画


本日はクリスマスのお話前編です。


本編の前に、タイトルに出てくる「スカルミリョーネ」とは何かを説明をしておきます。


「スカルミリョーネ」とは…スクエアエニクスのゲームソフト「ファイナルファンタジー4」に出てくるゴルベーザ四天王(敵)のひとりです(写真)


説明しておいてなんですが、スカルミリョーネはこのお話に一切登場いたしませんので予めご了承ください。


また、タイトルの「スカルミリョーネがイルミネーションにいる意味ねーし」には特に意味ないです(o*。_。)o


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お互いに24.25と連休にしたのに、彼女は25日が仕事に変わるし、23日に彼女が強姦未遂に遭うし、そのせいで25から急遽早番にシフトチェンジだし…、ことごとく僕らのクリスマスロマンが打ち砕かれていった。


それでも24日は予定通りディナーを食べに行くが、人身事故によって電車が運転を見合わせ中。


そして25日。彼女に合わせて強引に休みを取ったのだが、僕一人で過ごすハメになるという、これぞトホホ極め。


ε-(ーдー)ハァ

果たして、僕らにロマンはあるのだろうか?


↑…ん?このセリフどこかで書いたような?


そうだ、このセリフは『なんだかんだナンジャ』で書いたな。


　そっか

　イケる!


そうそう、この日ナンジャタウンに出かけて、その帰りに竹ノ塚のイルミネーションを見に行くはずだったんだ。


「腹減った…」

「疲れた…」

「眠くなってきた…」

マイペースなんだか、わがままなんだか、そんな彼女のせいで、イルミネーションを見に行けなかったんだ。

イルミネーションを点灯している時間が、17～21時。僕らは遅番であるために休みの時でなければ見ることができない。

だから、ナンジャの日に見に行かなかったことで、今年イルミネーションを見ることが不可能になったのだ。


　今夜イケる!!


ぶん殴られて、急遽シフトが早番になった彼女のおかげで、イルミネーションを見に行ける。


　殴られたのは無駄ではなかった…。


つづく。

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【リンク】

ナンジャタウンに行ったお話全2話

1.『なんでナンジャなんだ?』
　http://blog.goo.ne.jp/taira1216/e/e264068f14bb194cfc07a7d168efdff6

2.『なんだかんだナンジャ』
　http://blog.goo.ne.jp/taira1216/e/6384374ec84ecbfba9f67951988c7f30

聖夜も険しくて

『聖夜も険しくて』



　祝・3ヶ月
　彼女との3ヶ月を振り返る企画


本日はクリスマスイブのお話後編です。

前編『聖夜への険しき道』
　http://blog.goo.ne.jp/taira1216/e/b6bc8a9c8d557aeeaec2140f65e26e0b

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　-12/24-


品川プリンスホテルでのディナーは19時から。

彼女はこのために買った青いドレス、僕は普段着ることのないスーツに身を包んで出かける。


彼女の顔の腫れは思いのほか早くひいて、だいぶ目立たなくなった――一日でこんなにひくものなのかってくらいに。


「昨日の事件のことはとりあえず忘れてディナーを楽しむぞっ!!」


はりきって竹ノ塚駅の改札をくぐる。


Σ(￣ロ￣|||)


「日比谷線内人身事故のため運転を見合わせております」

…上り電車、止まってる。いつ動き出すんだろうか。


動き出すのを待つか、下り電車に乗って別ルートで行くか。

そんなに時間の余裕もないぞ。


むむむ、むむむ、むむむ。


どうしてこんなに道が険しいんだ、僕らの聖なる夜は。


やはり下り電車に乗って、遠回りで行く方が早そうだ。


ん!?


上り電車がひと駅だけ進むことになった。

ならば、そこから急行電車に乗り換えて北千住に出て…おお、何とかうまく乗り継げそうだぞっと(*^-^)


品川到着。多少時間があったので、軽く休憩することにした。

気軽に入れそうなところを探してみたが、どこもかしこもクリスマス仕様で、軽く立ち寄れるような雰囲気ではなかった。グッタリ。


19時になってディナー会場に入ると。すでにたくさんの方が食事を開始していた。

…何だ、もっと早くからは入れたんじゃん。





僕らの席に着くと彼女の様子がおかしい。


(”;)オドオド・・・


「私はりきりすぎたみたい、どうしよう…」


(゜∇゜ ;)エッ!?


「もうヤダ、恥ずかしい」と涙ぐむし、こっちがどうしようって気分になった。


まったくそんなことなかったのだが、青いドレスが浮いているんじゃないかと不安になったらしい。


(;-o-)σォィォィ・・・


コートを脱ぎたくないと言いだしたが、そこをなんとかなだめて、中途半端に脱いでいる写真。



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それにしても、どのコーナーにも長い列ができている。テーブルに戻ってくるまでに何十分かかるんだよぉ(-.-;)


現実は理想とはほど遠く、なかなか疲れるディナーだ。

食事もなかなかオシャレだったが、デザート類も豊富にあってなかなかおもしろかった。

料理の写真を撮らなかったことを、今更後悔しているけれど、デザートコーナーにあったお菓子の家の写真は撮った。




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彼女の提案で、終電の時間を気にしつつ、オシャレな居酒屋に寄ることにした。

そこでサプライズなプレゼントが!!

誕生日プレゼントはする―されたが、クリスマスプレゼントは用意してくれていた。

→ポールスミスのキーケース!!


そこで僕も隠し持っていたプレゼントを出す。

→10日後に失くされてしまうペアネックレス(-o-;)


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彼女の部屋に戻ってきて、あらためてドレス姿の彼女をパチリ。



後ろの玄関のドアが、白く汚れているのわかります?

→コレ現場検証で鑑識が指紋採取のために塗った跡なんです。嗚呼、生々しい。



フォトアルバムで「伸ばした右手の先には?」と書いてありますが、ここで正解発表です。


正解:カメラ――自分自身を撮っています。


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　-25日-

彼女は急遽早番になっての初出勤で、朝早くから出発。僕はひとりの虚しきクリスマスを過ごすべく朝帰り。


ん?

いや、ちょっとまて。

イケる。


【完】


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【予告】

完全に諦めていた事ができる、イケる。

聖夜への険しき道

『聖夜への険しき道』



　祝・3ヶ月
　彼女との3ヶ月を振り返る企画


長いこと休憩してしまったので、3ヶ月企画が終了する前に5ヶ月記念を迎えてしまいそうです…(^▽^;)


えっと、大変お待たせしました。今回はクリスマスイブのお話……って、今日が3/24だから今から3ヶ月も昔の話でございます(-.-;)


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　-11月下旬-


♀「クリスマスイブに休みを取ったんだぁ」

♂「えっ!?」


クリスマスの話題なんか全然出ていなかったのに、突然彼女が言った。


　…今さら言われても、休み希望出してないよぉ(-o-;)


彼女は新卒社員だ。にもかかわらず、クリスマスイブに堂々と休みの希望を出してしまうのは、勇気なのか、KYなのか。


　…休み希望の〆切が過ぎてしまったが、今から希望を出さなければなるまい

　…そして、イヤミないじられ方をされるに違いない。


♂「多分大丈夫だと思うけど、明日聞いて見るね」


♀「クリスマスイブは…」


　…と、彼女はすでに用意していたクリスマス特集の雑誌を開いて勢い良く喋り出した。


その時点で、すでに僕に選択権はなかった。

食べ物に目がない彼女は、クリスマスバイキングディナーに行くことが決定していた。そのページからどこに行くかという話になったのだが、すでにお目当ては決まっていたらしく、あっという間に「品川プリンスホテル」のディナーに決まった。決め手は写真に載っていた豪華なローストビーフだ。


♂「雑誌に載っているやつだから、もう予約取れないかもねぇ」

♀「明日早速電話してみるね」


実際の仕事ではどんくさいで有名なのに、やけに仕事が早いな(-.-;)

まだ、休めるかどうか分からないのに…。

こうなったら必死に休みを勝ち取るしかないな。


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　-12月初旬-


24日の休みを取ることができた。もちろん冷やかしとイヤミを食らうはめになったが。


♀「24日と25日連休にしたよぉ」

♂「えっ!?」


　…連休にするなんてこと一言も言ってなかったじゃん(-o-;)


　…ムリを言って24日25日と連休を取るのが彼女への優しさだろか、しかし…。


　…いや、すでに24日に希望を出した時点で仲間を敵にまわしている。


　…ここは、彼女のために頑張るか!!


そして、24日25日連休ゲット!!



その後クリスマスギリギリまでいじられることになる(/△≡＼)


そりゃそうだ(汗)



(´▽｀)24日はディナーを食べて25日はゆっくりまったりラブラブですな


…ところが。


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　-12月中旬-


♀「25日仕事になっちゃった、代わりに23日が休みになったよ」

♂「えっ!?」


　…思いっきりムリ言って25日も休みにしたのに、その25日は僕は特に予定もなく一人ぼっちか(;´Д`A ```

　…っていうか、無駄にいじられ続けてるじゃん、オレ。


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　-イブの前日-


25日の代わりに23日が休みになった彼女は、その23日の早朝に強姦未遂事件の被害者になる。


Σ(|||▽||| )


この事件で、彼女のシフトは25日から早番に変わった(;-o-)σ


彼女のために取った24,25の連休だったが。

嗚呼、夢に見たステキなクリスマスイブはいったいどこへ。


ヽ(__ __|||)…



彼女は「死ね」とぶん殴られて顔と頭が変形してしまった。「せっかくのクリスマスデートなのに顔が…」と最悪な気分で24日を迎える。

僕は、現場検証だったり、警察署への呼び出しだったりで、2日間ほとんど不眠不休で働き、グッタリと24日を迎える。



…つづく。


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【リンク】

強姦未遂事件のお話(全10話)はこちらからどうぞ


『大事件.1 -メールが来ない-』
　http://blog.goo.ne.jp/taira1216/e/ae29f9a077d563497ce29a70d2d1aee9


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大事件.10 -犯人依然逃走中!!-

第10話「犯人依然逃走中!!」


彼女との3ヶ月を振り返る企画。
「大事件」シリーズの第10話(最終話)

第1話「メールが来ない」から始まった大事件シリーズ。無駄に長く書いてきた割に、これといったオチもなくあっけなく終了です。許してねっ!


第1話「メールが来ない」
　http://blog.goo.ne.jp/taira1216/e/ae29f9a077d563497ce29a70d2d1aee9


第9話「無神経or神経質」 のつづき
　http://blog.goo.ne.jp/taira1216/e/d82c2246b55f427e01d030ab9980f13f


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-あらすじ-


早朝の現場検証が終わり、9時にハンコを持って警察署に来るように言われた。
ひと眠りして起きたら約束の9時――遅刻確定!Σ(・ω・;|||



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現場検証が終わり、ゆっくりとお風呂に浸かった。

　…もう7時かよ


彼女はアラームもかけずに速攻寝てしまった。だけど僕は冷静にアラームをかけたんだ。

警察署までは歩いて20分くらいはかかる。準備もあるだろうし、すぐ起きれるとも限らないので一応8時にセットした。


　…確かにアラームが8時に鳴ったんだ


僕は重く動かない体に閉じ込められていた。その体の中で僕は僕を説得していた。

警察署に行かなければいけない。なんたって強姦事件に遭ってしまったんだから、バックレるわけにはいかないんだ。でも、体が動かないんだ。動かないんだから警察署に行けないんだ。仕方ないんだ。仕方ないんだ。


　…そしてまた気を失った。


その後、ものすごい胸騒ぎに襲われて起きた。

時刻は9時。約束の時間だ。遅刻確定だ。相手が警察だけに、とてつもない重い罪を犯しているような気になってきた。


　…行かねば


っていうか、彼女にまったく起きる気がないことに脱力。面倒くさそうに起き上がって顔を洗って化粧をして…


　…遅刻してるのにこの余裕はなんだ(-.-;)


警察署からの呼び出し電話がお互いの携帯にかかかって来ていたが、ふたりともマナーモードにしていたので気付かず…。


準備にもたつく彼女に苛立ちを感じながらようやく出発。


♂「ハンコ持ってきたよね」

♀「あ…忘れた」

♂「何でだよっ」(´△｀)

♀「ないとダメかな?」

♂「ダメだろ」


　…警官があれだけしつこく念を押したのに、僕らはハンコを押せないじゃん。


部屋に戻って、再出発。


警察署は意外に面倒くさい位置に立っている。そばにあるのに何度か信号待ちを食らわされる。さすがに無視はできない。


迂闊にも「面倒くさい」と発してしまったら彼女が「ごめん」と泣き出した。


♀「さすがに別れたいよね。私って面倒くさいよね」

♂「面倒くさくて別れるんだったら、とっくに別れてるよ」


　…面倒くさいは否定せず!


♂「これからまた警察でお話しなきゃいけないんだぞ。そんなことで泣いてる場合じゃない。しっかりしなきゃ!!」


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　…そして、僕らは1時間以上の遅刻で警察署の門(自動ドア)をくぐった。


　…そして、遅刻の現行犯で逮捕(ウソ)


僕らは別々の部屋に連れて行かれた。

僕は狭い取調室で僕は指紋採取。

指紋を採るときに使うインクは、ろうそくのろうみたいな不思議なやつを手にこすりつける。

手には何もついているように見えないんだけど、手形を取る紙にはしっかり写るんだよね。

いい人用は白、悪い人は黒のインクなんだとか..φ(゜ー゜)

　左右それぞれ5本の指の先だけじゃなくて、手のひらとか、横とか…。

　…指紋を採るのってこんなに時間がかかるのか

部屋で採れたいくつもの指紋から僕らの指紋を削除していくために、指紋採取をするのだ。

　…インターホンを鳴らして、犯人の指紋に上書きしてしまったことを非常に公開。


あとは、別室で話している彼女をひたすら待つ。その間狭い取調室。なんかわからないけど反省したくなってくる。


さらに別の部屋では、近所同士の揉め事らしく、おばちゃんとおじちゃんが大声で吠えいるのが聞こえる。しかも、1対1じゃなくて2対3ぐらいで戦ってるな…(・・;)

　
一生懸命お互いをなだめているが、警察官はこんな仕事もあるんだな(笑)


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3時間近くの監禁から解放されて時刻は1時を過ぎた。彼女は仕事が休みだが、僕はこの後すぐに仕事が始まる。


　…最悪なコンディションだ


仕事→忘年会→大事件→警察署→仕事…


今日の仕事が終われば日付が変わって12/24だ。こんな調子で素敵なクリスマスイブを過ごすことはできるのか…。


さすがに怖いだろうと思い「今夜は一緒に過ごそう」と提案したが「別にひとりで平気だよ」とバッサリ切り捨てられる(w＿－;


　…可愛げのない女だ
　
　…て言うか、コイツ本当に女か?


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彼女は職場に事件のことを話したところ、急遽12/25から早番出勤にシフトが変わった。


(*бρб)あぁ…


イブはディナーを食べてゆっくりするはずだったのに…(/∇≦＼)　

ステキなクリスマスイブ計画は、気分と体調とともにことごとく崩れ去っていく…


その後、彼女は「あの部屋に住むのは危ない」ということで異動が決まった。そして、1月初旬に異動先が銀座に確定する。


僕は遅番、彼女は早番。さらに中途半端に距離が遠くなって…すれ違いだらけの現在に至る。


すべては犯人のせいだぁ(｀□´)


しかし


犯人依然逃走中!!


【完】


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　-あとがき-

全10話読んでくれた方、コメントくれた方本当にありがとうございました。
彼女は心に深い傷を負うことなく、本当にその日から元気になりました。


付き合いはじめてまだ1ヶ月半。ふたりに襲いかかった大きな試練。
この事件がきっかけで僕らはすれ違いばっかりになってしまいましたが、キズナは強くなったと思います。

そして、4月記念日を迎えることができました(*бoб)//゛゛゛パチパチ


次回からは、この翌日(クリスマスイブ)に予約している品川プリンスホテルのディナーのお話ですよぉ。



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【リンク】

第1話「メールが来ない」
　http://blog.goo.ne.jp/taira1216/e/ae29f9a077d563497ce29a70d2d1aee9

…事件はここから始まる

大事件.9 -無神経or神経質-

第9話「無神経or神経質」


彼女との3ヶ月を振り返る企画。
「大事件」シリーズの第9話。

第8話「強姦未遂→襲ってみたら…?」 のつづき
　http://blog.goo.ne.jp/taira1216/e/d62df129644289aa35811efa4d1f3108


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-あらすじ-


早朝4時過ぎ、彼女が知らない男に殴られた。6時ちょっと前に彼女の部屋での現場検証が終わり、9時に警察署に来るよう言われた。

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警「こんなことがあって眠れないと思うけど、ゆっくり休んで」


警察の方々帰ってようやくホッとした。


隣を見たら…(-ρ-)zzZ


　…眠れちゃうんだ


♂「ちゃんと布団敷いて寝ようよ」

♀「……あ、お風呂一緒に入ろうよ」


突然立ち上がってお風呂にお湯を入れだした。


　…殴られた事件現場なのに平気なんだ

　…僕が神経質なのか、彼女がただ無神経なのか


彼女は気持ちよさそうに浸かっているが、僕にはとてもじゃないが心地いいものではなかった。


彼女が一番気にしているのは、顔の腫れ。鼻の下から唇の上がグイッと腫れて真っ黒くなっている。


♀「んもう、明日クリスマスディナーなのに…」

♀「こんな顔になっちゃってごめんね」

♀「どうせならその後にしかったよ」


そう、明日の夜(クリスマスイブ)は品川プリンスホテルでディナーなのだ。

彼女はドレスを買いパーマもかけてはりきっていたのに、最後にとんだミスを犯してしまった。

「詰めが甘い」とよく言われるだけのことはあるなとちょっと感心した。


♀「鑑識の人が持ってた一眼レフ欲しい」

♀「あれ、超いいやつだよ」

彼女はカメラ好きなので、鑑識の方が持っていたカメラが気になって仕方なかったようだ。


♀「やっぱ、新しい一眼レフ買う!!」

♀「自分にご褒美だよ!!」


「殴られたご褒美だ」と目を輝かせて言っている。「ネガティブな性格だからポジティブに生きる」と言っていたが、やっぱ、なんかズレてるよなぁ。


　…でもまぁ、元気で良かった。


深く沈んでいたらどう声かけていいのか分からなかったし、大丈夫なわけないのに「大丈夫だよ」なんて無責任なことを言いかねなかった。


元気がなくならないように楽しい話をひたすらした。


はぁ、あと2時間後には警察署に行かなければならない。


　…軽く眠ろう


_・)チラ


　…もう寝てる




そして、約束の朝9時に目覚めた。


→100%遅刻(-o-;)



-つづく-


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【リンク】

第1話「メールが来ない」
　http://blog.goo.ne.jp/taira1216/e/ae29f9a077d563497ce29a70d2d1aee9

…事件はここから始まる

大事件.8 -強姦未遂→襲ってみたら…?-

第8話「強姦未遂→襲ってみたら…?」


彼女との3ヶ月を振り返る企画。
「大事件」シリーズの第8話。

第7話「パンツ丸見え」のつづき
　http://blog.goo.ne.jp/taira1216/e/b7d88f72a31377e892279ea9f5c02e2e

→ここのところ自作PCの不調が続いております…
　BIOSが立ち上がらないなんて絶望的(-.-;)


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-あらすじ-


彼女が知らない男に殴られ、早朝4時過ぎ警察が部屋にやってきて現場検証が始まった。ひと通り調べ終わってあとは犯人の犯行動機を確定する。

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→恨みか強盗か強姦か?

この3点に焦点を当てての質問攻めにあってきたわけだけど、結局犯人の動機がはっきりしない。


　-恨み?-

パチンコ店のスタッフが、恨みによる暴行に遭う事件は多い。

ただ、犯人の顔に一切見覚えがないことと、時間が早朝4時ということ、部屋に押し入ったことなどが不自然なので、恨みの線はなさそうだ。


　-強盗?-

いきなり人を殴るというのは不自然。強盗だったら、玄関をくぐったらすぐ部屋に入って物を取るらしい。


　-強姦?-

殴られただけでいたずらされてない。



「恨みによるものなのか、物取り目的なのか、いたずら目的なのか…」

警官は優しい表現で言った。


警「ホントにいたずらされてないんだよね?」


警「どさくさにまぎれて触られたとかもない?」


しつこく聞いてくるのは、被害届を出す際にも必要だし、犯人が捕まった時にも適用する罪に影響するからだ――強姦未遂事件にしたいのだろうが、決定的な証言が得られない。


警「う～ん」

警「う～ん」


女性の一人暮らし、犯行時間等など考えるといたずら目的が一番自然だということで、話を進めることになった。


深夜ひとりで歩いているのを後付けられて、漏れている明かりで外から部屋を割り出されたのではないか。

それは今日だけの話じゃなくて前からチェックされていてストーカーみたいなものかもしれないとのことだ。


そして、いざ襲ってみたら、あまりの色気のなさに腹が立ってぶん殴った


　…というのは僕の想像だけど(;´▽｀A``


もちろん、彼女がずっと心配している水漏れはしていないし、当たり前だが犯人は下の部屋の人ではない――女性の一人暮らしだ。


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早朝6時ちょい前まで現場検証が行われて、ひとまず解散。


警「その時、ハンコ忘れないでね」


調書を取って、被害届を書いたり、指紋をとったりするからと朝9時に警察署に来るように言われた。

ハンコも必ず持ってくるようにとしつこく言われてちょっぴりイラッとした。


警「こんなことがあって眠れないと思うけど、ゆっくり休んで」


優しい言葉を残して警察の方々がようやく帰った。

ホッとして、隣を見たら…(-ρ-)zzZ


　…眠れちゃうんだ



　-つづく-


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【リンク】

第1話「メールが来ない」
　http://blog.goo.ne.jp/taira1216/e/ae29f9a077d563497ce29a70d2d1aee9

…事件はここから始まる

大事件.7 -パンツ丸見え-

第7話「パンツ丸見え」


彼女との3ヶ月を振り返る企画。
「大事件」シリーズの第7話。

第6話「犯行動機は?」のつづき
　http://blog.goo.ne.jp/taira1216/e/d5aa51f496813865fd7eb5094acf54de


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警察が来て現場検証が始まって1時間以上が経つ。早いようで長い窮屈な時間、時計は5時半をまわった。


カーテンレールにはハンガー類が掛けてあり、カーテンは完全には閉まらない。中途半端に閉められたカーテンからは、まだ暗闇が覗いている。


しかもサイテーなことに、今夜は下着だけが干してある。警官が来る前に片づけてほしかったが仕方ない。


そこに、女警官の目が光った。


警「カーテンっていつもあんな感じなの?」

♀「はい」

警「洗濯物もいつもあんなふうに干してるの?」

♀「はい」

警「これじゃ部屋にいる時間丸わかり出し、女の一人暮らしだってアピールしているようなもんだよ」

　…確かに。遮光カーテンじゃないから外から丸わかりなのがずっと気になっていたけれど。


遮光カーテンにしてきちんと閉めるとか、外出中も電気をつけっぱなしにするとか、男もの下着を干したりするのも防犯に役立つとアドバイスを受けた。


♀「パンツ10枚ぐらいちょうだい。全部ぶら下げる!」


　…ちょっと違うような気がするが(´ー｀;)ゞ



最後に被害者と、犯行現場の写真撮影。

彼女はあまりの寒さにスウェットに履き替えていたのだが、再び被害にあった時の格好に着替えるように言われる。


散らかり放題の床に、ミニスカートが悩ましく転がっている。


ズリズリ


!?


警「おっとっとっと」(;´Д`A ```


♀「あっ!」


突然みんなの前でスウェットを脱ぎだす始末…


　…パンツ丸見え（/△≡＼）


警「着替え終わったら声かけて」


→一同退室


　…パンチラしまくるわ、パンツは干しっぱなしだわ、丸見えだわヽ(__ __|||)…


　…全く色気ない


まずは、被害者の写真。

壁側に立ち片手で目を覆う。


　…なんかエロい(^-^;


顔を隠したら色っぽいななんてことを不謹慎にも思った。彼女に対して初めてエロスを感じたかも!?


写真は正面からと、後ろ向きからも撮った。


殴られた浴室での写真では、彼女が「ここ」と指をさしている写真を撮る。

最後に、足の踏み場もないほど散らかった部屋も…。


♀「部屋きれいにしておけばよかった…」

♂「…そうだね」


寒いからとりあえず玄関のドア閉めてほしい。そろそろ現場検証も終わりそうな雰囲気だ。


でも、僕にも警官たちにもひとつ腑に落ちないことがあった。


…なんで殴られたの?


-つづく-

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【リンク】

第1話「メールが来ない」
　http://blog.goo.ne.jp/taira1216/e/ae29f9a077d563497ce29a70d2d1aee9

…事件はここから始まる

大事件.6 -犯行動機は?-

第6話「犯行動機は?」


彼女との3ヶ月を振り返る企画。
「大事件」シリーズの第6話。

第5話「-女警官VS彼女＆僕-」のつづき
　http://blog.goo.ne.jp/taira1216/e/68e9c9175aeb996c804bc5dde1408a5b


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-あらすじ-

彼女が知らない男に殴られ、早朝4時過ぎ警察が部屋にやってきて現場検証が始まった。ひと通りの質問に答えた後、殴られたという浴室に移動した。

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どのタイミングでどこを殴られてどう倒れたか。それから犯人が逃げるところまで。


とっさのことだからあまり覚えていないのも承知だが、天性の天然ぶりも重なって口述がしっちゃけめっちゃかだ。

　…こればっかりは現場にいたわけじゃないので手助けできない


警「後頭部を殴られたのに、仰向けに倒れたの?」

警「這ったまま玄関のドアノブに届かないよね?　でも玄関のドアを開けたのは犯人じゃなくて自分なの?」


不自然が多々あるけれど、いろんなやり取りの中で警官が一番気にしていたのは、いたずらされていないのかどうかだった。

何度も聞いていたが殴られただけらしい。


警「殴られてるんだから全然良くないけれど、その点は良かった」

　…良かったって言いながら少し残念そう?


警「でも、犯人はなんで殴りかかったんだろう」


　…なるほど、犯行動機が定まらないってわけか


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　-鑑識-

鑑識の方はずっと玄関のドアを開けて指紋採取やら何やらしている。


鑑「犯人はインターホンを押したって言ってたけど、部屋に来た時お兄さん触った?」


　…ああ、触っちまった(→第3話)


鑑「犯人は浴室のところまで土足で入ってきたんだよね?」


　…ああ、玄関に散らかってた服たち片付けちまった(→第3話)


鑑「散らかってるけど、こっちの部屋には犯人は入っていないんだよね？」


　…どう考えても、強盗に荒らされた部屋だ(→カノジョー大震災)


鑑「どさくさにまぎれて盗られてるかも知れないから、大事なものやかばんの中を確認して」


　…ひょっとしたら飾られているフィギュアの中にプレミアがついて高価なものがあるかもしれないが、「この部屋に金めのものはない」と断言できる。


彼女自身も犯人は部屋に入っていないと確信を持っていたので、軽くカバンを見て大丈夫だと伝える。


警「犯人は何がしたかったんだろう」


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【リンク】

第1話「メールが来ない」
　http://blog.goo.ne.jp/taira1216/e/ae29f9a077d563497ce29a70d2d1aee9

…事件はここから始まる

大事件.5 -女警官VS彼女＆僕-

第5話「-女警官VS彼女＆僕-」


彼女との3ヶ月を振り返る企画。
「大事件」シリーズの第5話。

第4話「僕・容疑者」のつづき
　http://blog.goo.ne.jp/taira1216/e/a62320df99b500ed0b1484932da20757


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-あらすじ-

彼女が知らない男に殴られ、早朝4時過ぎ警察が部屋にやってきて現場検証が始まった。そしてついにボスらしき女警官が登場。

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少し遅れて女警官が現れた。

　…この女警官は性格キツそうだな

　…ん?この声は、電話に出た人だ。


代わる代わるやってくる警官たちに同じ質問を浴びせられてこれで4度目の説明だ。

どうやらこの女警官がボスらしい。今までのはつなぎで聞いていただけのようだ。


　…面倒くさいなぁ。


ただ、この女警官の違うところはメンタル面も多少気にしてくれること。彼女は突然感傷的になって泣き出した。

　…女警官の方が安心して話せるんだろうな。

　…性格がキツそうな女警官は思ったより優しい


♀「水漏れしてると殺されなきゃいけないんですか」

♀「私、悪いことしたんですか」

♀「私、殺されるんですか」

たまにチンプンカンプンなことを言いながら質問に答えてる。…いや、半分以上を僕が代弁してる。(だから、面倒くさいんだなぁ、僕が)

彼女の落ち着きが取り戻ったら再び、女警官との質疑応答が始まる。


**************

　-女警官VS彼女＆僕-


警「じゃ、ご飯を食べて…」

♀「ご飯?」

警「コンビニで買ったご飯を食べたんでしょ?」

♀「肉まんとうどん…」


　…そんな違いどうでもいいのに


警「……、じゃ肉まんとうどんを食べてパソコンをつけたのね」

♀「え!?パソコンを見ながら食べたんです!」

　…さっきは「食べてからパソコン見た」って言ってたじゃん(-.-;)

警「…、じゃぁパソコンをやりながらご飯を食べてたら...」

♀「やりながらって?見てただけです」

♂「スイマセン、パソコンでアニメを見ていたみたいです」

警「……そう」


　…性格がきつそうだけど思ったより優しい女警官が呆れてる?



警「いつもメガネなの?」

♀「はい」

僕「違うでしょ」

♀「え?あ、いつもコンタクトです」


　…なんでそんなこと間違うんだよ


警「いつコンタクト外したの?帰ってすぐ?」

♀「気付いたら外れてたんです」

警「よく外れちゃうんだ?」

♀「外れたことないです」

警「……そう」


僕「…なんか、殴られたときに外れちゃったみたいです」

警「そうなの?」

♀「はい、殴られたときに外れちゃったんです」

警「…なるほどね」


　…だったら最初からそう言ってくれと、女警官も思っていたはず


　…性格がキツそうだけど思ったより優しくて、でもちょっと呆れ気味の女警官がイラッてしてる?



警「帰ってきた時もその格好?」

♀「はい」

♂「え!?違うでしょ。」

警「違うの?」

♀「えっと…」

♂「スーツでしょ」

警「でも、帰ってきてそんな格好に着替えたの?」


♀「そうです」

警「いつも部屋でそんな格好なの?」

　…なぜミニスカートなんだか(-o-;)

　…だらしなく座っているから警官たちにパンチラ上等!!色気なし!


♀「…はい」

警「部屋着ってさぁ、もっとなんか、ほら…ま、いっか」


　…僕もそう思います。


　…性格がキツそうだけど思ったより優しくて、でもちょっと呆れ気味かつイラッてしている女警官が疲れてる?



警官とのやり取りは、彼女が適当に返事した後に僕が「違うでしょ」とツッコミを入れて正していくという。本当に疲れるものだった。

女警官の方もそのたびに苦笑いしたり、無言になったり、鋭くツッコミを入れてきたり…。

しまいには「同じ女として理解できない」的な呆れモードになったり…。


鑑識の人に呼ばれて、彼女は浴室に移動した。


彼女がいなくなった後女警官が僕に小声で話しかけてきた。


警「彼女って、いつも、あーなの?」

♂「???」

　…ホントは言いたいことわかる

警「あーって、いつもボケーっていうか情緒不安定というか、普段からあんな感じなのかな?」


特に、会話が全く成り立たないあたりを気にしてきた。


♂「仕事のストレスで情緒不安定なところもありますけど、普段からちょっと不思議な感じなんです」

警「そうだよねぇ…」


　…なんだろう。なんとなく僕の心の荷が下りてスッと楽になった。そして泣きたくなった。


　…性格がキツそうだけど思ったより優しくて、でもちょっと呆れ気味かつイラッてして疲れちゃっている女警官がホッとしている


そして僕らは、彼女が殴られた状況説明をしている浴室へと向かった。


　-つづく-


**************

【リンク】

第1話「メールが来ない」
　http://blog.goo.ne.jp/taira1216/e/ae29f9a077d563497ce29a70d2d1aee9

…事件はここから始まる

大事件.4 -僕・容疑者-

第4話「僕・容疑者」


彼女との3ヶ月を振り返る企画。
「大事件」シリーズの第4話。

第3話「殴られてエヴァる女」のつづき
　http://blog.goo.ne.jp/taira1216/e/11b15f2081afc2c2e3e720fb1e65448f

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-あらすじ-

早朝4時、彼女が知らない男に殴られた。110番をして警察が部屋までやってきた。

**************


警察の人と彼女のやり取りを聞きながら、僕も詳しい事件内容を知る。


・3時ごろに仕事が終わり、帰りにコンビニに寄って買物をする。


　…3時に仕事終わってたのかよ(・・;)


・3時半ごろに部屋に戻ってコンビニで買った食事をとる。


　…仕事終わったらメールしてって言ったのに(´ヘ｀;)


・それからノートパソコンでエヴァンゲリオンを見ていたらインターホンがなる(4時ごろ)。


　…えっ!?いったいいつメールする気だったんだよ(-_-メ)


・「○○○号室(下の部屋)のものだけど」と名乗る男。

・ドアを開けて話を聞くと「水道が漏れているから確認して」と言われる。

・玄関横の浴室を確認しに行くと突然後頭部を殴ってきた。抵抗したら「死ねっ」と言われさらに何発か殴られた。

・部屋に逃げたらヤバいと思って、這ったまま玄関に逃げた。ドアを開けたら犯人はエレベーター横の階段で降りて行った。


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　-男警官VS彼女-


警「どんな格好してた?どんな服装?」

♀「黒っぽい上着」

　…警察官が僕をチラリ

警「下は?」

♀「ジーンズ」

　…警察官が僕をチラリ

警「身長はどのくらい?」

♀「170くらい」

　…えっ!?全部僕じゃん

警「髪型は?」

♀「えーっと」

警「長い?短い? ～な感じかな」

♀「そんな感じです」

　…警察官が僕をチラリ
　…警察官が僕をニヤリ

警「じゃぁ、お兄さんは違うね」



　……(-o-;)……。


警「犯人は《ショートモヒカン》っと」ψ(。。)


　-つづく-

大事件.3 -殴られてエヴァる女-

第3話「殴られてエヴァる女」


彼女との3ヶ月を振り返る企画。
「大事件」シリーズの第3話。

第2話「男が部屋に!?」のつづき
　http://blog.goo.ne.jp/taira1216/e/77a85b8fad56b68a76921a7a9baf78b0

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-あらすじ-

早朝4時。
「知らない男の人に部屋で殴られた…」
彼女からの電話で猛ダッシュで彼女の部屋に向かった。

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エレベーターに乗り彼女の部屋の前、部屋のインターホンを鳴らす。

カチャ。

裸足の女神(…はB'zか)ではなく裸足の彼女がドアを開けた。

足元には洗濯待ちの服たちが散乱している。

ん?珍しくメガネ姿だ。度のキツいまん丸メガネをかけた姿は、胸キュン!!からはほど遠く《ヲタ臭》全開だ。ハッキリ言って僕は嫌いだ。

さらに、翌日予約してあるクリスマスディナーのために、はりきってかけたパーマ頭がボンバってる。

その姿は僕の理想である《癒しの女神》ではなく《卑しいメガネ》だった。


　…何事だ?錯乱状態か?


とりあえず玄関に散らかる服たちをを軽く片付けていると、彼女はすぐさま入って右側にある浴室に入っていった。風呂の排水溝のカバーを開けて何やら確認している。


　…風呂掃除?


♂「何やってんの?」

♀「水が漏れてるんだよ」

♂「いや、漏れてないだろ」


その後も、完全に頭がイっちゃってる彼女がブツブツとつぶやいてる。


♀「やっぱり水が漏れてるからイケないんだよ」

♀「なんで殴られたの?」

♀「私、殺されるの?」

……。

彼女を落ち着かせるべく奥にある部屋に戻す。鼻の下、唇が青くなり思いっきり腫れている。後頭部も、こんなに膨らむのか!!ってくらい、それはまるで北斗百烈拳を食らった怪物のように歪んでいる。


　…マジな殴られ方だ。


それにしても、部屋が《カントー大震災》にあったかのように大荒れだ。


…一体!?


だが、その心配は空回りした。

男は玄関から浴室までで部屋には入っていないらしい。

つまり……ただ散らかっているだけだ(´Д｀)

→もはや《カノジョー大震災》といったところか


少し落ち着きを取り戻した彼女は、部屋の中央に座り、なぜかノートパソコンを開いた。


　…何をするんだろう?


♀「エヴァを見てた途中なのに…んもぅ!」

と、エヴァンゲリオンのアニメを見だした。


　…えっ!?今そんなときじゃないだろ


♂「警察に言ってないんだよね」

♀「うん」

♂「じゃ、連絡するよ」


→110番


女性の方が出た。しどろもどろではあったが状況を軽く説明すると「当事者に代わって」ということで、のんきにエヴァを見ている彼女に代わった。


　…エヴァ見ながら電話かよ


すると、彼女が電話をしている間に、インターホンが鳴った。

電話をかけて10分足らずで警察の方たちがドアの前までやってきた。

むむむ、僕らは完全に包囲された。


さぁどうする?

▼▲▼▲▼▲▼▲▼

　○開ける
　○身構える
　○シカト
→●閉める
　○逃げる

▲▼▲▼▲▼▲▼▲


パタンッ!


電話をしている彼女のそばに行き、僕は、容赦なく、ノートパソコンを、閉じた…。



　-つづく-

大事件.2 -男が部屋に!?-

第2話「男が部屋に!?」


彼女との3ヶ月を振り返る企画。
「大事件」シリーズの第2話。

第1話「メールが来ない」
　http://blog.goo.ne.jp/taira1216/e/ae29f9a077d563497ce29a70d2d1aee9


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-あらすじ-

今夜も彼女の仕事が終わるのが遅い。
「仕事が終わったら…」とメールを待っていたが、早朝4時を回って携帯が鳴った。
メールではなく着信だ。

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――彼女からだ。


♀「殴られたんだけど…」


　…ぇえ!?出来の悪い彼女は毎日のように怒られてるが、得意のKY発言でついに上司に殴られたか?


♂「は? 仕事で? お客さんに?」

♀「ううん、知らない男の人」


　…何言ってんだ?


♂「はぁ? いつ殴られたの?」

♀「今だよ」

♂「今? 今って、帰り道で殴られたの?」

♀「よくわかんないけど、部屋で殴られた」

♂「部屋ってどういうこと? っていうか今部屋なの?」


　…仕事終わったらメールくれって言ったのに…ε-(ーдー)

　…っていうかなんで男が部屋にいるんだよ!?


♀「水が漏れてるらしくて…」

♂「それで、なんで殴られるの?」

♀「そんなの分かんないよぉ。突然殴ってきたんだもん」

♂「で、大丈夫なの?」

♀「血は出てないけど、頭とか顔がすごく腫れてる」

♂「え!?そんなに殴られたの? で、その人は?」

♀「私が部屋から逃げたら、その人も逃げてった」


　…っていうか、事件じゃん(￣□￣;)


♂「警察に言った?」

♀「言ってない」

♂「言った方がいいね、とりあえずそっち行くよ」


実際にはこんなスムーズな会話ではなかった。

店内はガヤガヤしていたので、弱々しい彼女の声が聞き取りづらかった。ただでさえ不思議な会話力の持ち主がテンパっているので、話の内容も支離滅裂だった。
「えっ?何?」「もう一回言って?」「なになに?」と何度も聞き返した。


話を整理すると、下の部屋の人が部屋に来て「水が漏れてるから確認して」と言ったらしい。それで浴室を確認しに行ったら後ろから頭を殴られたようだ。それで慌てて
部屋を脱出しようとしたらその男も逃げていったらしい。


彼女は不思議の国の住民であるが、今回ばかりはマジな話のようだ。

忘年会の終わり間近、時刻は4時15分。理由を告げて僕は先に店を出る。

そして、猛ダッシュで彼女の部屋に向かう。

　-つづく-

大事件.1 -メールが来ない-

『大事件.1 (メールが来ない)』


彼女との3ヶ月を振り返る企画。
予告どおり、今回から「大事件」シリーズスタート。

第1話「メールが来ない」


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-11/22深夜-

この日、僕の務める店舗で忘年会が開かれた。お酒が全くダメな僕は、飲み会にはほとんど参加しないのだが、「おもに亭」というとてもおいしい焼肉屋さんで開かれるとあって僕も参加する。


定番のメンバーがテーブルを囲む。むっつり遅刻魔のK村君。1月初旬で辞めた毒舌百貫のイケちゃん。新たに仲間に加わったSさん。

ダイエット合宿(30日)に参加経験もあるSさんはIさんと双璧をなす百貫♀だ。この日以来アイちゃんと呼ばれるハメになる。なぜアイちゃんと呼ばれるようになったのかは、想像におかせすることにしよう。


…デカけりゃイイってもんじゃない( ´Д`)σ


飲み会に参加するときはいつも始発で帰ることになるわけだが、今回は近くにある彼女の部屋に泊めてもらうことになっている。


彼女の仕事が終わるのは遅い。だいたい1時～2時ぐらいだが、遅い時では4時ごろになることもある。僕の誕生日には朝6時過ぎまでファミレスで待たされるという惨事まで起きている

→サイテーな誕生日
　http://blog.goo.ne.jp/taira1216/e/5636e055750abdadb6fcd6ca0056138a


♂「仕事が終わったらメールちょうだい」

と言っても、とんでもない時にメールをよこすのが彼女だ。

寒い深夜の公園で一人で待っていようが、部屋に帰りシャワーを浴びてマッタリしてからメールを寄こしたりする。

付き合い始めてからずっと我慢してきたが、いい加減直してもらうべく「仕事が終わったらとりあえずメールちょうだい」と旨をしっかり伝えた。


そんなことを言ったばっかりに、忘年会中は携帯が気になって仕方なかった。

メールが来ない…

メールが来ない…

今日も4時過ぎコースか…?

彼女の仕事が終わる前に忘年会が終わってしまうな…(;´▽｀A``


そして、時計の針は4時を回った。


テーブルにセンスのイマイチなレモンシャーベットが運ばれてきた。コースメニューの最後だ。

「硬くて食えねー!!」とみんなで文句を言っていると、僕の携帯が鳴る。

( ・◇・)?

メールじゃなくて着信!?


――彼女からだ。


　-つづく-

大事件・予告

『大事件・予告』


再び、彼女との3ヶ月を振り返る企画。


『気になる? -3ヶ月-』2010/02/03
　http://blog.goo.ne.jp/taira1216/e/9192666d722c50dc1eef0fd2c7b99860

↑ここに書いた主な出来事をほぼ時間に沿って書いてきたが、書き終わる前に4ヶ月目がやってきそうだぞっと(笑)


さて。


φ(^∇^ ) えっと、次は…


＝(￣□￣;)⇒


「大事件」


この企画の山場だ。

書くべきか書かざるべきかかなり迷ったネタで、書きだしたら長くなるぞぉ(^▽^;)


12/13 東京ディズニーシー
12/19 僕の誕生日会
12/20 ナンジャタウン
12/22-23 大事件
12/24 クリスマスディナー
12/25 イルミネーション
12/31-1/1 初詣

…濃縮還元されたような幸せいっぱいの2週間に、「12/22-23 大事件発生!!」というとても気になるものがポツンと隠れている。

(…幸せいっぱいな2週間と言っても、どれも「トホホ＞幸せ」なのだが)


12/22-23というのは、22日の深夜(正確には日付が変わって23日の早朝)ということである。


この事件がきっかけで、彼女は銀座の女になった…。


今回は予告まで。


大事件…マジなのかトホホなのか果たして!?


　-つづく-

**************