その名も、まめちゃん。-虹色流星号-

日本一ダメダメ男、まめぞの日記。
...今日もトホホな一日を過ごしました。
 *旧「その名も、たぁちゃん」

入院日記12-2

2009-06-10 16:44:45 | 潰瘍性大腸炎-入院日記4-
入院12日目第2話。


先週にも書いたが、月曜日は激動の曜日だ。土日、先生がいなく何の進展もない分、月曜日は何か動きがある。

午前中に主治医のN先生が1枚の紙を持ってきた。同意書だ。今週の木曜11日に内視鏡の検査をやることになった。

1年以上ぶりの検査だ。それほど悪くなっているようには感じないが、出血しているし、やはり実際に自分の大腸の様子は確認したい。カメラを入れているときは全身麻酔で意識はないのだけれど。

その結果云々でブレドニンを増やすかどうかの最終判断をすることになった。


夕方再びN先生がきて、ラコールを1日2本飲むことになった。

点滴(ビーフリード)x4とラコール1では栄養が足りないという判断だろう。
ラコールが増えれば苦しみも増えてしまうのではないかと不安だが、ラコール好きなのでちょっぴり嬉しいかも。

採決の結果は案の定軽く下がっていた。造血剤を止めたのと、数回の出血によるものだろう。貧血の方は様子見といったところだ。

夜には、広末涼子主演の映画「秘密」を見た。出だしから泣かされた。家族の暖かさに素直に涙腺が緩んだ。

昨日見た「いま、会いにゆきます」と基本的に話は似ている。死んだ人が甦り一緒に生活を始め、また消えてしまう。

同じような話でありながら、こっちは惹き付けられる何かがある。こんなに暖かい家族、3人一緒だったらどんだけ幸せなことか。最後に大きな秘密が打ち明けられる。
「秘密」
入院中に見た映画の中で高得点を与えたいと思う。

【12日目終了】

入院日記12-1

2009-06-10 06:14:25 | 潰瘍性大腸炎-入院日記4-
潰瘍性大腸炎で入院12日目。


朝、採血。点滴をしていない方の腕から採血になる。左腕。

点滴で酷使したためにまだあちらこちらが固く腫れて痛い。最悪なことに、丁度注射器を射すポイントにも痛みの波紋が広がっている。

採血は嫌いではないが、今回ばかりは憂鬱だ。絶対痛い。痛いに決まっている。

注射器の針がプックリと浮かび上がった血管を狙う。そして、刺さる。


大して痛くなかった。いつもと変わらぬ痛み、激痛を覚悟していただけむしろ軽い痛みに感じた。


ついにアイツを飲むことにした。こっそり持ってきたインスタントコーヒーだ。
その名も「ネスカフェ プレジデント」。名前が偉そうだが、お値段も十分威張っていた。「ネスカフェ ゴールドブレンド」とは格が違う。

その格が僕に似合っているのか、その格の違いが僕にわかるのかは甚だ疑問だが、ダンディズムを気取るにはやはりコーヒーだ。病室でダンディズムを気取る必要があるのかというのも非常に疑問なのだが…。


朝、雨、鬱。

前回の入院のときもその傾向があった。天候と体調が比例するのだ。

全く活力の出ない体にプレジデントなカフェインを補給しても気だるい。

はぁ。

【つづく】