その名も、まめちゃん。-虹色流星号-

日本一ダメダメ男、まめぞの日記。
...今日もトホホな一日を過ごしました。
 *旧「その名も、たぁちゃん」

入院日記08-4

2009-06-06 17:39:35 | 潰瘍性大腸炎-入院日記4-
入院8日目第4話。


3時間遅れの点滴は、急ピッチで落とされる。新しく入れた部分に負担がかかってすぐに痛まなければよいが。

今日はひたすら髭抜きに徹した。大腸の調子はいい。

夕方主治医のN先生が来て、先日提案した漢方薬を使ってみることになった。

今夜はぐるナイのゴチバトルを見る。ノートパソコンでの映画やエヴァンゲリオンは今夜なし。

夜の検温に来た看護師と「良くなっている感じ」と話した。こんなときが入院中で幸せを感じる瞬間だ。

ところが、そのあと奈落の底に突き落とされた。

ぐるナイのゴチバトルを見ている最中に最近ないほど強烈な腹痛が襲いかかった。

「イマ、イイトコロ…」

KYな腹痛をなだめてCM中にトイレに駆け込む。

そのあとも、最後の1位とビリの発表前にも過激な痛みを訴え、消灯まで1時間ちょっとの時間なのに、3回もトイレに駆け込んだ。昼間の良い体調と余裕がまるで嘘のようだ。

体調の波と同期して僕の心のバイオリズムも上がり下がりを繰り返している。


【入院8日目終了】

入院日記08-3

2009-06-06 12:05:12 | 潰瘍性大腸炎-入院日記4-
入院8日目第3話。


前回の入院で手に入れた最高の暇潰しがある。

髭抜きだ。

眉抜きではない。ヒゲ抜きだ。髭が濃い僕にとって、手応えのある作業だ。

髭は無数に生えているし、抜くのが痛い。きちんと数えたことはないが、数千本生えていると思う。また痛みが強いのは、鼻の下と口の回りだ。

3日ほど剃らずに放置して、ようやく引っ張れる程に髭が伸びた。

点滴をしていので肘を曲げることはあまり良くないし、ちょうど肘よりに挿してあるために、曲げると点滴が止まってしまうし、腕への負担が強い。
幸い挿してあるのが左腕なので辛うじて毛抜きは使える。

そうか、前回髭を抜いたときはIVHだったから、胸に点滴を挿していて両腕が自由だったんだ。今回は、難しいな。

肌を引っ張ることが叶わず、うまく抜けない。たまに左腕を利用しながら、まずは首筋から。

それがたたって昨日から気になっていた左腕の点滴を挿している箇所が痛みを増してきた。造血剤の点滴が終わるまで我慢して抜いてもらうことにした。

両腕が自由になった。

このチャンスを逃すわけにはいかない。新しい点滴を挿すまで3時間もあったのが不幸中の幸いと言えるだろう。大分はかどった。

点滴も、先生と体に無理を言って再び左腕に挿してもらうことにした。

【つづく】

入院日記08-2

2009-06-06 06:52:35 | 潰瘍性大腸炎-入院日記4-
入院8日目第2話。


出血は完全には治まっていない。大腸の粘膜の状態を想像すれば、決して良くないことが容易に浮かんでくる。

まだ良くないんだな。

僕自身は良くなっている気がするのだが、体に見事に裏切られる。


点滴を挿している箇所が、痛い。ダメだ。造血剤の点滴が終わるまで我慢してギブアップ。外してもらった。

1週間で3回目の差し替え。痛くなるペースが早い。右腕も左腕もまだ腫れてて痛い。
出来れば再び左腕に刺してもらいたいが、今まで点滴していた左腕は強烈に痛みが残っている。

先生の都合が悪く点滴を指しに来るまで大分時間があり、3時間近く点滴なしだった。

点滴をしていない時間は楽だが、その皺寄せはあとでやって来る。1日の量が決まっているので、止まっていた分点滴を落とすスピードを上げなければならない。血管への負担と体への負担、ダブルでやって来る。

嗚呼、点滴、憂鬱なり。

【つづく】