↑手術↓

潰瘍性大腸炎 de 入院6 大腸全摘出編

手術当日第2話「↑手術↓」


1/27 9:07

【手術室】

手術自体は初めてだが、こういう手術台には検査やらナニやらで乗ったことがあるから、特別緊張することもドキドキもない。

UFOみたいな円盤型のライトを見ても興奮もしない。


手術台に上がって、手際よく準備が進められていく。体にシートを被せられ、その下で手術着とパンツが脱がされる。


硬膜外麻酔の管を入れる。体を横にして膝を抱え込んで丸くなる。さらに頭と足を押さえられ背中をグイッと押し出される。

管を入れるための麻酔を注射する。麻酔科受診でもらった資料にも書いてあったが、この局所麻酔さえ済めば痛くない。


…はずなのに


「ちょっと押される感じがありますよ」
「痛かったら言ってください」


イテッ!!


「はい、痛いですね」


イテテテ!!


「痛み止めうちますね」


…(ノ△Ｔ)


ふわふわの帽子を被せられ、口に酸素のマスクを当てられる。


「深呼吸しててください」


…いよいよか


時間確認しておくか、9:20。3時間ちょっとって言ってたな。


こっそり全身麻酔が点滴されているらしい。

ウワッ!!


イテイテイテ～!!


「点滴、しみますけどガンバってくださいね」


イテテテテテ～


ものすごい勢いで注入されてる気がする、気のせいか?


「落ち着いて深呼吸続けてくださいね」


はい～。


「どうです?まぶた、重くなってきました?」


はいぃ。


…。



そして、


記憶が、



なくなる。

　・
　・
　・
10:00
　・
　・
　・
11:00
　・
　・
　・
12:00
　・
　・
　・
13:00
　


【つづく】

→出発→

潰瘍性大腸炎 de 入院6 大腸全摘出編

手術当日第1話「→出発→」


＊手術が無事に終わって、多少落ち着いたので、入院日記を少しずつ書いていきたいと思う。


【手術当日】


既に水を飲むことも許されないのだが、朝6:00にプレドニンだけは飲む。


お腹のグズグズが続いているが、今日で大腸さんとはお別れだ。


7:30には、言われた通りに弾性ストッキングをはき、手術着に着替えた。


【ネコのぬいぐるみ】


手術後の荷物をまとめる。手術がおわったらナースステーション横のICUで一晩過ごすことになる。一日分の着替えなど最低限のものだけだ。

昨日「何か特に持っていくものある?」と、まるで最期の言葉を求めるかのように聞かれたので、…携帯と答えたらあっさりNGを貰った。

必要な物をテーブルに乗せて運ぶということなので、着替えや、うがいしたときやたんを捨てるトレイ(ガーグルベース?)や、寝ながら口に水を入れられる急須みたいのを乗っけて準備完了。


ねこともしばしお別れだ。枕に乗せて、写真でも撮っておこう。


　っていうか、

さようなら

潰瘍性大腸炎 de 入院シリーズ Season6

入院3日目第4話「さようなら」



手術前夜。

素直に眠れるとは思えないので、眠剤を飲んでさっさと寝よう。

消灯わ待たずに寝てしまいたいと思っているんだけど、最後の点滴が終わるのが消灯を過ぎてからだなぁ。待つしかない(ノ△Ｔ)


明日は7:30までに手術着に着替え、弾性ストッキングをはいて準備をする。9:00に車イスで手術室に向かう予定だ。


大腸全摘出手術。手術時間は3時間半。いくつもの管に繋がれてICUに戻ってくる(予定)

その後のことは不明。


…生きていたら、入院日記はつづく。


さようn…じゃなくて、おやすみ


【3日目終了】

極鬱に麻酔銃を撃ち込め

潰瘍性大腸炎 de 入院シリーズ Season6

入院3日目第3話「極鬱に麻酔銃を撃ち込め」

【麻酔科】

全身麻酔の他に、硬膜外麻酔とうものもやるらしい。背中から脊髄のそばまで管を入れて麻酔を流すというもの。

傷が大きいから、痛みも酷いらしく、手術後2日間麻酔を流し続けるということだ。それでも痛みが酷い場合は、一時的に麻酔の量を増やせるスイッチみたいのがある。

このスイッチみたいのは、2時間経たないと再び使うことができない。…なかなか良くできてやがる。


傷がでかく、相当痛いから使用することになるだろうとのことだ。


　＝極(´ω｀)鬱⇒


それでもダメなら筋肉注射やらナニやらをするらしい。


それにしても、背中から管ははじめて聞いたぞ。

鼻から管が入り、おしっこの管が入り、背中にも管があり、腕には点滴があり、ストマの場合は腹に袋があり…


　＝極(´ω｀)鬱⇒


すいません。鬱な心に麻酔銃を撃ち込んでくれませんか。

切腹前の恰幅

潰瘍性大腸炎 de 入院シリーズ Season6

入院3日目第2話「切腹前の恰幅」



恰幅のいい看護師がやって来た。

軽く検温を済まして、手術の荷物準備だ。バスタオル、腹帯、平おむつを回収された。そのあと手術翌日の着替えを袋にまとめる。

ド派手にキティちゃんの刺繍が施されている甚平、下着類、タオル。

看「何か袋あります?あ、これでいいや」

僕「これ、入ります?」


腹帯が入っていた袋だ。どう見ても小さいんだけど…


甚平だけでちょうどいい感じなのに、下着類を入れ、既にお腹一杯。そこに無理やりタオルを詰め込んでいく。


　マジすか～


この看護師さんが着ているナース服みたいに、パンパンではち切れそうになってる。


　まだ押し込むか～


…。


看「何か袋あります?」

僕「はい～(汗)」


　…切腹の刑に処す。


手術後はナースステーション横のICUにベッドを移動することになる。


看「何か特別持っていきたいものあります?」

僕「う～ん、携帯とか?」


看「携帯は…ダメよ。特にないね」


僕「はい～(汗)」


いじる余裕があるか分からないけど、携帯を持っていけないのはちと痛いなぁ…



【つづく】

ムーベン飲むべー

瘍性大腸炎 de 入院シリーズ Season6

入院3日目第1話「ムーベン飲むべー」


1/26
手術前日

今日はやること盛りだくさんだ。

・点滴スタート
・へそ掃除と剃毛
・麻酔科受診
・ストマの位置チェック
・下剤
・手術の荷物用意
・入浴
・呼吸の練習


あー忙しあー忙し!

7時過ぎに点滴を挿しに来た。相性が悪いが左腕を差し出す。


9時過ぎに点滴スタート


11時、恰幅のいい看護師が2リットルの水薬「ムーベン」を持ってきた。下剤だ。コイツは2時間かけて飲むことになる。

コイツは味がきわもので、2リットル飲み干すことがつらい。かつ、吐き気を催すこともある。


…今日こそ2時間で飲み干してやるっ!


うげっ、最近大腸の調子が悪くなっているので、飲みはじめてすぐに腹が痛くなりトイレに駆け込む。


飲みはじめて30分ごろ、再び恰幅のいい看護師がやって来た。へその掃除と手術で切る場所の剃毛するとのことだ。しかもわざわざ処置室に移動する。


…下剤飲んでる最中に、っていうか、下剤始める前にやっちゃえば良かったろうに。


処置自体はすぐに終わり、再び下剤を飲みはじめた。なかなかいいペースで飲めているが何度かトイレに行っているうちに頭がボーっとしてきて、うかつにも寝てしまった。


目を覚ますと、目標の2時間が過ぎていた。嗚呼、まだ500ml以上残っているのに…。


捨ててしまおうかと悪い考えが浮かんできた頃、恰幅のいい看護師がどこからともなく現れ「あとちょっとですね、頑張って」といったので素直に飲むことにした。


…今日の下剤はよく効くなぁp(´⌒｀q)


あとは麻酔科の受診を待ってシャワーを浴びれば一通り終わりか。ストマのマーキングのチェック忘れてるのか、やらねんじゃね?


午後3時をまわり、恰幅のいい看護師がやって来た。検温と手術の準備だ。


【つづく】

写真のネコは、今回お供に連れてきたヌイグルミ。

モルボル味

潰瘍性大腸炎 de 入院シリーズ Season6

入院2日目第3話「モルボル味」


【モルボル】

ほらね。

いつかこんな日が来るんじゃないかって思ってたよ。


2匹のモルボルが、皿に乗っかっている。モルボルとは、ファイナルファンタジーシリーズに出る厄介なモンスターだ。


よく見れば、ブロッコリーなのだが、見た目も味もモルボルだから僕は嫌いなのだ。


…それにしてもでかいな(汗)


昼食の話である。鮭のムニエルと同じ皿に、ニンジン、じゃがいも、そしてヤツが添えられている。やはり、ゲーム同様早めにやっつけた方が良さそうだ。


…やっぱりモルボルの味がする(-"-;)


【最後の晩餐】


手術前の最後の食事だ。

湯豆腐にキノコ!キノコ!キノコ!


手術に必要な腹帯やら平おむつなど買いに売店に行く。

アーモンドマフィンとタピオカバナナオレを買ってこいつで締め括った。


【ASKA-FACEs】

武道館でのコンサート、mixiのコミュを見る限り、声の調子が非常に良かったらしい。年明けにインフルエンザにかかり公演を3つ延期しているので、誰もが声の調子を心配してた。

9:30ごろ、母親からコンサートが終わったというメールが届いた。アンコールに「はじまりはいつも雨」が追加されたらしい。

トークも面白かったと言っていたが、それはちょっと信用ならないな(笑)


手術近いし、今夜は眠剤飲んでしっかりと寝よっと。

【2日目終了】

ストマーキング

潰瘍性大腸炎 de 入院シリーズ Season6

入院2日目第2話「ストマーキング」



【ストマのマーキング】

午後2時半
ストマ(人工肛門)の場所を決める。


まず看護師が印をつけ、ストマ専門の看護師ががチェックし更に外科の先生がチェックするらしい。


処置室に呼ばれ、ベッドに横になり、服をペロリとめくる。


まずお腹に水性マジックで線を書いていく。普段はくズボンのベルトの位置、腹筋の位置、肋骨の位置、手術したときの傷口。


8cmシングル盤みたいな円盤を当てて、へそや、傷口から遠く、ベルトにかからず、腹筋や前屈みになったときに隙間ができない場所を、いろいろ試行錯誤して探す。


一旦印をつけ終わったあと、ストマ専門の看護師がやって来た。CTの結果を参考に、再び一から探していく。

どういうわけか腹筋が立派らしく、ゴツゴツしているために隙間ができやすいらしい。
あーだこーだ言いながら看護師ふたりがかりで試行錯誤している。円盤をミリ単位でずらして印をつける。

お腹にいろんな落書きをしたあと、ついに位置が確定し、油性マジックで黒丸をつける。
外科の先生によるチェックはまたあとでということだ。


一瞬で終わるだろうと高をくくっていたが、まさか1時間以上もお腹をキャンパスにされるとは…。


そして、腹が冷えたのか、再び腹痛に悩まされる。


【つづく】

メグミル苦

潰瘍性大腸炎 de 入院シリーズ Season6

入院2日目第1話「メグミル苦」



1/25
手術の前々日

今日の予定は、手術でストマをつけることになったときのために、あらかじめ位置を決めて印をつける、以上。


　…こんなの一瞬じゃね?


　…暇すぎる


これなら脱出してASKAのコンサート行けるんじゃね?(←と、コンサートの時間にこの日記を書いてみる。→うん、行けた。)


この病室は5人部屋で、僕を含め3人が昨日1/24に入院した。ひとりが今日で、もうひとりが明日、僕が明後日になっている。


夜中「点滅さん」と名付けた方は、手術して1週間くらいでまだ食事も始まっていないし、いろんな管が繋がれている。僕も同じくいくつもの管を繋がれることになっているから、あんな感じになるんだろう。

最後のひとりは胃ガンの手術をして、既に食事が始まっている。


当分はこの5人のメンツになりそうだが、病室内の雰囲気は非常に悪い。

この5人の中で、おそらく僕が最後に退院になるだろう。


【朝食】


ロールパンに、ぉお!念願の牛乳が登場だぁ!しかもメグミルク!いつもヤクルトにすり替えられてたからな。

いちごジャムにチーズまでついてる。あり得ん(^w^)

大好きだったハネーソフトというハチミツみたいなのは、もう食べることがないのかも。

う～ん、これはちょっぴりさみしいぞっと


生野菜のドレッシングが気に入らないが、まぁ許してやろう。


―いちごパン牛乳チーズパン牛乳いちごパン牛乳チーズパン牛乳牛乳牛乳牛乳牛乳→


orz


最後に勢いよく飲んだ牛乳で、即座に腹を壊すハメになる。


…嗚呼、無駄に忙しい暇な一日だ(涙)


【つづく】

点滅さん

潰瘍性大腸炎 de 入院シリーズ Season6

入院1日目第5話「点滅さん」


【夕食】

隊長!…この器の中、苦手なさやいんげんが大量に生えております(涙)


(´ω`)ぽっぽっぽーハトぽっぽー


【手術の説明】

20:00

ヘンテコリンなところにある面談室で、手術の説明をうける。

外科部長でもあるM先生だ。ゆっくり丁寧に話すしゃべり方が、戦場カメラマン渡部陽一とかぶって笑いそうになった。ついでにニット帽をかぶせたいとも思った。


・直腸を2cm残して小腸と繋ぐ。

・うまく縫合できない場合は、ストマ(人工肛門)をつける(数ヶ月間)

・手術時間は3時間ちょっと。

・最終的にステロイド剤(プレドニン)を止めれる。

・合併症の話

…などなど。


憂鬱になる話ばかりだった。ストマはどうにか避けたいのう。


【消灯】

22:00

昼間あんなに眠かったのに、眠れない。

iPodでショパンをはじめとするピアノ曲を聴くも全く眠れない。イライラして携帯を見ては、mixiアプリのサンシャイン牧場で世話をしたりするから余計眠れない。


ここは逆に、激しいの聴いてみるか。


　メガデス＝目がデス


おっ、眠れそうじゃん!?


マーティ・フリードマン! イェーイ!!o(｀▽´)o


ダ、ダメだ…(*_*)

…当たり前か。


消灯の時間から4時間が過ぎ、2時過ぎに眠ったらしい。

が、3時過ぎに起こされた。同病室内の方の点滴が激しいエラー音をたてたのだ。


…ついてない。


ついてないといえば、この人、消灯時間過ぎてから何回電気をつけたり消したりしたんだ?間違いなく10回以上だ。…隣のベッドじゃなくて良かった。


ついたり消えたりだから《点滅さん》とでも名付けておこう。


よし、次眠れなかったら、羊の代わりに数えてみよっと。


【一日目終了】

3Dランチ

潰瘍性大腸炎 de 入院シリーズ Season6

入院1日目第4話「3Dランチ」


届いた昼食のふたを開けると、おかずの立体感に驚いた。


隊長!…3Dメガネをかけていないのに飛び出して見えます!(°□°;)


なるほど、消化器科では低脂肪低残渣食だったが、ここでは普通食なのか。

低脂肪低残渣食は、おかずが細かく刻まれていたり、クタクタに煮られていたり、キノコがでなかったり、乳製品が一切でなかったり。

とにかく質素な食事だった。

5回の入院の中で、病院の食事はこういうものという固定観念が出来てしまったのだ。

こんなに違うのかぁ。うまく説明できないけど、見た目からしてボリュームが全然違う。なかなか豪華?今まで他の患者さんはカーテンの向こうでこんな食事をしていたのか!


手術前だから入院したり食事できないだろうということで、入院前夜、家族でわざわざフライイングガーデンへ行って「爆弾ハンバーグ(にんにくソース)」をガッツリ食ってきたのに…


隊長!…おかずに歯ごたえがあるであります。


隊長!…ノンオイルじゃないドレッシングであります。


隊長!…焼き魚であります。


た、

隊長!…ご飯はおかゆであります(汗)


隊長!…苦手なキノコがたっぷりであります(涙)


隊長!…味付けが、ちょっと口に合わないであります(汗)


隊長!…夕食も感動と(涙)らしいです。


隊長!…隊長!…ピンチであります。


どこか
ダメダメ
旦那様のランチ


【つづく】

マジすか

潰瘍性大腸炎 de 入院シリーズ Season6

入院1日目第3話「マジすか」


＊「マジすか」とは、生地が透明になってパンツ丸見えになっちゃうかなような「マジカルスカート」の略ではございません。

　…あったらうれしい。


さて、前回の入院時には、大きく遅刻してお待たせしてしまったが、今回は10分前には入院の手続きを終え、外科病棟に着いた(￣∀￣)


ところが!


「ベッドの用意ができるまで～」

「マジすか～」

…30分近く待たされた。


5人部屋の窮屈なベッドだが、幸いにも窓際なので息苦しさからは解放された。


着替えていると、艶やかな頭皮が見え隠れしているおっさんが現れた。退院後にやる棚や冷蔵庫の大掃除をしている人だ。

「掃除がまだだから～」

「マジすか～」

…15分くらい追い出された。


今日の担当看護師がいくつか承諾書を持って挨拶に来た。

「もう食事来ちゃうからあとで～」

「マジすか～」


食事来るまでの中途半端時間、mixiのニュース見ていたら、AKB48が総出場するテレビ東京の人気ドラマ「マジすか学園」の続編の制作が決まったらしい。

「マジすか～」

見たことどころか、そんなドラマの存在も知らなかったんだけど。


食事ないのかもと思っていたから、食事があるだけで「マジすか～」なんだけど、届いた食事の蓋を開けてみると…。

「マジすか～」

!?


【つづく】

朝からアスカですか

潰瘍性大腸炎 de 入院シリーズ Season6

入院1日目第2話「朝からアスカですか」


【FACEs】

明日(1/25)、武道館にてASKAのコンサート「FACEs」が行われる。

チケットは十日ほど前に到着した。


→「アリーナ C3 ○番」


届いた時は「ぉお!3列目っ!!」と驚いたが、C3ブロックという意味で、後ろのブロック確定だった。


お陰で多少諦めがつくが、僕は明日、病院の5F席から武道館の方角を見ながらiPodを聴くことで参戦予定である。


しんみりとしたライブになりそうだ(涙)


―∨∧∨∧∨∧∨∧∨―


【勉強会】

さて、チケットは母親に譲ったのだが、母親は古い曲しな知らないので、ライブDVDで勉強会をすることになった。

今日はその二日目である。

中途半端に空いた30分ほどでセットリストから選んだ数曲を鑑賞。


紅茶を飲みながら、好きなアーティストのDVDを見るなんて、入院前になかなか優雅じゃあ～りませんか。


―∨∧∨∧∨∧∨∧∨―


【愛猫】

キャロル…稲妻型のしっぽを持つ六本木の捨て猫(8歳くらい?)。

今回は、キャロルが過ごしやすいように部屋を改造した。人間でいうバリアフリー構造?だ。階段状に荷物を積んだり、お気に入りの高いところに小屋らしきものを置いたり。

エサもちょっぴり高価なものを用意した。


キャロルに僕の愛情は届くのだろうか。

　…エサを与えるのは母親なのだが。


さて、今回は遅刻しないように早めにしゅっぱ～つ!


Bye-bye キャロにゃん


【つづく】

入院日和?

潰瘍性大腸炎 de 入院シリーズ Season6

入院1日目第1話「入院日和?」



【極寒の朝】


…寒い。

今朝は一段と冷え込んでいる。

なるほど。乱暴に閉められたカーテンから、薄汚れた空覗ける。

入院日和というものがあるか知らないが、少なくとも【入院≦退院】という天気が望ましいことは間違いない。 そういう点では、まずまずの入院日和ってところだろう。


しかし、起きれない。ただでさえ朝は苦手なのにこの寒さは…

携帯のアラームが鳴ると、一緒に寝ていたキャロル(猫)は、迷惑そうな顔をして布団を出ていった。


　裏切り者めっ!


「猫は一日中寝てられていいな」なんてことがよく言われるが、この野性的な目覚めが僕には羨ましい。


湯たんぽ代わりのキャロルに見捨てられたので、起きることにしよう。


準備もまだだし(-.-;)


【つづく】

―∨∧∨∧∨∧∨∧∨―

まもなく Good-Bye

入院日記6-0-1「まもなく Good-Bye」


日が変わった。

→2011/01/24

夜が明けたら、僕は入院をする。

6回目の入院。

ヘンテコリンな格好で眠ってるキャロル(猫)とも、また当分のお別れである。


　Good-bye キャロル

(=^. .^=)ミャー

(( ヽ(o^ー゜)フリフリ

**************

【潰瘍性大腸炎】


僕の病気は《潰瘍性大腸炎》だ。

《原因不明》かつ《不治の病》ということで《難病》指定されている。

コイツは完治することなく、気まぐれでいたずらを繰り返すイヤな奴だが、一生付き合わなければならない。

だから。

悪友だが親友であり、親友だが悪友だ。

…なんてことを昔、語ったことがあったなぁ。

**************


【入院日記】

およそ10年前に発症して以来、5回の入院を繰り返した。先日その5回目の入院を終え退院してきたばかりだ。


4回目の入院の時のお話は62日間の出来事を307話にわたって書いたわけだけど、5回目の入院は今のところ20話くらい。もっと書きたいことあるけれど間に合わず…。


↓4回目の入院時の総集編的な(?)リンク↓
『入院日記 名言大賞-R指定編-』
　→http://blog.goo.ne.jp/taira1216/e/09069cf467a332105d2bc09faa9887ce

↑これ、この先のリンクも含めて《名言》や《タイトル》を見てると、ホント元気出てくる(*^-^)

「我ながらいい仕事した」と自画自賛中!!


それで…。

5回目の入院のとっておきのネタがまだまだあるけれど、時間がかかりそうなので《お蔵入り》です。

(￣┰￣*)ゞ

6回目はリアルタイムでかけるように頑張るぞっと。


**************

【もうひとつのGood-bye】


今回は《消化器内科》ではなくて《外科》に入院。察しの良い方にはおわかりでしょう《手術》をするわけです。

潰瘍性大腸炎で手術となれば、《大腸全摘出》ということです。

繰り返しの入院に終止符を打つべく、僕は断腸を決断したのです。


　Good-bye 大腸 (*^〇^*)ノ”


**************

【手術日時】

1/27(木) 9:00～

**************


さて、寝なきゃですな。

前回の入院の時、遅刻してイヤミをチクリと言われてしまったからなぁ(´ー｀;)ゞ・・・


【つづく】