その名も、まめちゃん。-虹色流星号-

日本一ダメダメ男、まめぞの日記。
...今日もトホホな一日を過ごしました。
 *旧「その名も、たぁちゃん」

きしめんプロポーズ

2010-05-29 04:05:11 | その名も、たぁちゃん。
「きしめんプロポーズ」



友人の結婚式に参加したお話第6話。

前回の「婚前ラブラブひざ枕」 のつづき。
 http://blog.goo.ne.jp/taira1216/e/2ed731c857d4a6744e3ee155cc9e02e1


ようやく結婚式のお話までたどり着いたぞ。

**************


もうすぐ式が始まるという段になって、またひとつ体に異変が出てきた。

先ほどまで下っていたが、今度は腹が減ってきた。

式場を発見して一安心したのと、披露宴での食事のために朝を少食(コーンフレーク)にしたのが原因だろう。

おなかのグーグーって音は自分で抑制することができるのだろうか?

うぅ、困った困った。静粛な式でグーって響いちゃったら恥ずかしいぞ。

目の前にはコンビニがあるが、ここで席を離れてまたこのカフェに戻ってく来るのも気が引けるしなぁ。おなかに力を入れると余計グーグーいうし。はぁ困った。

おなかの音と闘っているうちに式の時間がやってきた。



皆様の後をつけてチャペルに入る。


何のBGMも流れていないけれど、僕の脳裏ではあの曲がエンドレスリピートで流れだした。


「キャニュセレブレー キャニュキスミートゥナーイ」

…と思わず口ずさみたくなる。


結婚式っていったら僕らの世代は「CAN YOU CELEBRATE?」なんだよなぁ。まぁ、僕がたまたま小室信者のせいもあるけれど。


小室がピアノを弾いて、ウェディングドレス姿の安室が歌うそんなPVのシーンがどうしても浮かんでくる。

果たしてどんな結婚式になるんだろう。



まずスタッフの方から軽く説明を受ける。


ふたりの希望で「人前式」だという。


「人前式」とは、神様に誓うのではなく集まってくれた方に誓って、列席者が証人となるというもの。

結婚式にまったく縁のない僕は「へぇ~」の連発だった。


僕にとって「はじめまして」の新郎の入場、BGMはなんだったかな?ミスチルだったっけな?

後ろの方の席はスピーカーが近くて、BGMがやたら大きくて声があんまり聞こえない。イタタタタ(≧▽≦;)


新婦のMさんからは愚痴しか聞いたことがなかったが、良さげな方だなぁと思った。


そして、新婦入場。


扉の向こうでMさんが準備をしているのだが、Mさんがあーだこーだブツブツ何かしゃべっているのが聞こえる。

Mさんは緊張していたり、照れていたりすると「ぃゃ違うんだよ」から始まって何かしらブツブツしゃべり続けるが、まさにそれが扉の向こうから伝わってくる。


アイツらしいな(^∇^)


静かなストリングスで入場の曲がかかる。



キタ━━━(゜∀゜)━━━ !!!!!


イントロクイズだったら間違いなく0.01秒の早さでボタンを押してたぞ。


入場曲が「CAN YOU CELEBRATE?」だぁ(〃^∇^)o_彡☆



「キャニュセレブレー」と歌が始まると同時に扉が開く。


ヾ(@゜▽゜@)ノ


ぉお、花嫁になってる!!


んもう、いきなり感動(/_<。)


ホントおっちょこちょいで、面倒をかけるあの子が花嫁になってる。


この感動をうまく伝えるのは難しいんだけれど、そこにいるのはドレスを着ているだけのMさんじゃなくて、全身で花嫁になったMさんだった。


よく似合ってるo(б▽бo)


しかも、瞳が涙で潤んでいるのかキラキラしてるから、こっちもつられて涙腺が緩んできた( p_q)


他のお友達さんも感動して完全に泣いちゃってる。


それを見てまた僕の涙腺が緩んできた。


んもう、入場しただけでなんでこんなに泣けるんだろう(涙)


この一瞬だけで結婚式に参加できてホントよかったと思った。



そのあと新郎からのプロポーズ。

プロポーズの内容は忘れてしまったけれど、「どんな時も一緒にいよう」というようなものだったかな?


この上ないくらいの棒読み、むしろ「きしめん読み」という言葉作っちゃいたいくらいの緊張感あふれるものだった。

完全に照れているのか、顔をちょっと右に空して聞いているMさんが印象的だった。


それでブーケを新婦さんが受け取って結婚成立。

盛大な拍手の後、司会の方が「皆様に証人として署名をいただいております」と紙を見せた。


ハッΣ(゜ロ゜〃)


コレ、受付で名前書いたヤツだ。

クッソー!!何の説明もなしに名前を書かされたぞ(笑)


うまいことヤられたぜ(^∇^)


しかも一番上に署名しちゃったし、これで離婚なんてことになったら責任が重いな(^▽^;)

ふたりが退場する時は、「おめでとう」と言いながらみんなで花びらをかけた。


Mさんまた瞳がキラキラしてる(*ё_ё*)


うん、結婚式っていい。なんかいい。


それにしても、おなかがグーっていわなくて良かった(⌒▽⌒ゞ

**************

写真3のハートの折り紙は新婦が折ったもの。

水色と黄色とピンクの3種類があって、この後の披露宴で何色のドレスを着るかを予想して、ひとりひとつずつもらいました。

正解者には素敵なプレゼントを用意しているとのことで、僕はピンクと予想。

結果は果たして?

次回につづく。






婚前ラブラブひざ枕

2010-05-28 04:49:17 | その名も、たぁちゃん。
「婚前ラブラブひざ枕」



友人の結婚式に参加したお話第5話。
前回の「妥協・The 凶」 のつづき。
 http://blog.goo.ne.jp/taira1216/e/9102afe1939d1f40eeb82cb119b00e16


今回の話は長~いよ。


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式場までの地図を忘れるという痛恨のミスを犯し、うろ覚えの頭の地図で海岸に向かって歩く。


 おっ!?


フェリー乗り場みたいなところに着いた。この辺だったような気がするなぁ。


公園みたいになっててさっきまでのビジネス街とは色も空気も違う。


 なんだこれ?


アァ、ゆりかもめの駅か。

んじゃ、この建物か?とちょっとガラス越しに覗きこむと乗船受付とか書いてあるなぁ。違う違う。2Fにはコンビニやカフェもあるみたいだが、やはりシャツは手に入らなそうだ。


んじゃこっちの建物か?


「~co.,ltd」って書いてあるから、会社のビルだなぁ。こんなところに迂闊に入ったらと思うとゾッとするぞッと。

この先の建物は偉そうな車が連なっているし。これもまた違うな。


んじゃぁ、もっと先の…いや違うような気がするなぁ。川を越えたらそれらしき建物がなくなるし。



うげげっ!?
真上にあるのが浜崎橋ジャンクションか。車で通るのも苦手なのに、下から眺めるのもなんか恐怖だな。


さて、迷子だぞっと。こんなときは、携帯のナビウォークで調べるべし。幸いにも式場の名前は覚えていたからすぐに調べられる。


「サンアクア」ポチッとな。


「目的地まで100m以内」っていうか地図ココじゃん。でもここにないじゃん!!


どこだぁ( p_q)

うゎーもぉ。このままフェリーに乗って逃亡したいくらいだ。とりあえず時間もあるし海を眺める公園を歩くかとのんきなことを思って歩いていると朝から不調を訴えていたおなかがここにきて暴れ出した。


とりあえず最初にあった船乗り場みたいなところに戻ってトイレを探そう。


「トイレトイレ―」


フロアガイドでトイレを確認すると、結構面倒なところある。


っていうかよぉ。ここの4Fが結婚式場やんか。

トイレを探していただけに、運がいい。


いや、まずいぞ。ネクタイを白に替えていないし、祝儀袋はあるが中身をまだ入れていないぞ。とりあえず関係者に見つからないようにトイレに忍び込む。


ゴソゴソゴソゴソ…。


祝儀袋を便器に落としたら取り返しのつかないことになるぞ。


えっと、えっと…ぐちゃぐちゃにならないように水引をとって、中の封筒にお金を…新札ではないけれで、キレイなお札だからいいだろう。トイレ臭がつかなければよいが。




財布から100万円の束を取り出して封筒に入れる。


(゜∇^d) グッ!!


あ、しまった。


出かける前に「弐萬円也」なんてことを封筒に書いてしまったから、98万円は財布に戻さなきゃ。


(*´σー`)エヘヘ



「14:45までにお集まりください」なんてメールが来てた。

迷子になったおかげで時間は14時を回ったし丁度いい頃かな?式が始まるまで別のカフェでドリンクサービスを受けられるし。


ご祝儀を渡す際には「おめでとうございます」と告げればいいと勉強してきたぞっ。



4Fにはエスカレータで上る。つまり乗ってしまったら後戻りはできない。身だしなみと心の準備をしっかり整えてから乗らねば大失敗をしてしまう。

うわぁ、妙に緊張してきたぞ。深呼吸をして息を整え、それが乱れないように息を止めてエスカレータに上る。


目の前には親族待合室みたいなところと、ん?こっちの衣裳ルームみたいなところに、アレ?あの後ろ姿、新婦のMさんかもしれない。えっと、えっと受付どこだぁ(^▽^;)


息をずっと止めて酸欠状態でもがきだした頃、僕の存在に気づいてくれた方が案内してくれた。


「おめでとうございますぅ、ハァハァ…」(´ヘ`;)


 オレが一番かぁ。


案内されるままに芳名帳(横書き)の一番上に記帳をする。


時間までは海と公園が眺めるカフェで待つことになる。窓際のいい位置で英国紳士を気取ってアイスティを飲む。


「オレ、今、スーツ姿で海を眺めながら…嗚呼、なんてカッチョいいんだ。」とウキウキになった。


書籍を読んだり、タバコを吸ったりなんていうのがさらにカッチョいいのかもしれないが、ミンティアを口に入れてPSPでゲームなんかやってみるから非常にカッチョ悪い。

やっぱりこんな時は外の景色を眺めるっていうのが一番いいんだろう。


(`□´)コラッ!


何やってんだアイツら。


遠くばかり見ていたから最初気付かなかったが、すぐそこのベンチのカップルめ、男が彼女にひざ枕してやがる!!

はっ、彼女まさか、膝枕と見せかけてこんな真昼間からあんなことやこんなことしてないだろうな…。いや、膝が上を向いているから、顔をうずくませるのはさすがに無理か。


同年代っぽい方々がちょっとずつ集まりだした。お年を召した方も1名いて同窓会みたいになっているから、先生かな?

新郎側なのか新婦側なのか?


一人ぼっちで参加だから、淋しいぞっと。


やっぱりこんな時は外の景色を眺めるっていうのが一番いいんだろう。


(`□´)コラッ!


今度は彼女が彼氏にひざ枕してやがる!!


はっ、彼氏まさか!?…て、もういいか(笑)


まったくこんな昼間っからラブラブしやがって!!今日の主役はお前らじゃないぞ!


でも、とりあえず隠し撮り、パチッとな。


そして、ついに式が始まる。


つづく



妥協・The 凶

2010-05-27 17:32:40 | その名も、たぁちゃん。
「妥協・The 凶」



友人の結婚式に参加したお話第4話。
前回の「トホホなること風林火山の如し」 のつづき。
 http://blog.goo.ne.jp/taira1216/e/2546260661f12843b93c96bd1f51d342


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【出発編】


紳士服のAOKIでシャツを買い、埼玉りそな銀行で新札を用意し、竹芝にある結婚式場に向かう。


電車のルートはいくつか考えられるが、乗り換えが楽(あまり歩かない)、料金の安さ、座れる可能性を重視して、北越谷→押上→大門というルートを選んだ。



まずはいつもの場所に原付を停めて、AOKIの店頭に立ってお客さんが誰もいないことを確認。

 むむむ、ただでさえこういう店は苦手なのに、誰もいない所へ入るというのは苦痛だなぁ。


 どうするどうする。

 入るべきか入らざるべきか。

 
店頭で軽く右往左往したことで余計に入りづらくなってしまった。


 男、たぁちゃん、行け~~!!


 -=≡ヘ(* - -)ノ


…ということで【とんずら】を選んで逃げだした。そのまま銀行に入る。


 まぁ、あっちで買えばいいだろう。なんたって浜松町だからナニかあるだろう、根拠はないけれど。…行ったことないし。


さて、昼時だから混んでいるかと思ったが、Automated Teller Machine(素直にATMって書けばいいんだけど)コーナーが空いていてホッとする。

ホッとしたところで懐状況はクールだとか何とかつぶやきながら一番右端にぽつりと設置してある両替機を使う。

初めて使うが何とかなるだろう。


アレ?


新札への両替金種が1万円札と千円札しかないぞぉ。これは「祝儀に3万円を入れろ」という策略かっ??


 とりあえず1万円だけ新札に両替しておくか。


(´△`) えっ?


手数料200円( ̄Д ̄;)


 どうするどうする。

 替えるべきか替えらざるべきか。


とりあえず後ろに誰も並んでいないから、まだ考える余裕はある。 


 男、たぁちゃん、行け~~!!


 -=≡ヘ(* - -)ノ


…ということで【とんずら】を選んで逃げだした。そのまま駅の改札をくぐる。


あるいたら45分以上かかるが、一応最寄り駅である東武伊勢崎線の北越谷駅だ。

ここから「地下鉄日比谷線直通各駅停車中目黒行き」に乗り、せんべいが有名な草加駅で「地下鉄半蔵門線東急田園都市線直通区間準急中央林間行き」というまるで漢語の勉強をしているような電車に乗り換え、押上駅で地下鉄浅草線で大門駅に向かう。途中、彼女の住む東銀座の駅を通過する辺りが憎い演出だ…と我ながら思う。


作戦通り電車ではすべて座ることができた( ̄^ ̄)エッヘン!

スーツ姿はカッチョいいなと思いながら、ここでマジメな書籍でも読んだら様になるのだろうけど、カバンからPSPを取り出してモンスターハンターなんかをやり始める。…が、寝不足の頭痛が激しくなってきたので、目をつぶって体力回復に努める。


約1時間で大門駅に着いた。確か徒歩12分くらいのところだったな。


ゲッ!Σ(・ω・;|||


肝心な案内の地図忘れた…。


えっと、浜松町駅の方角、少なくとも海のほうに歩くということは覚えている。

まぁ、何とかなるだろ。


っていうか、シャツ買うところ無さげ??

首をゴキッてやっちゃいそうなくらい高いビルばかりで、適当に入ったら警備員につまみ出されそうだ。


仕方ない、シャツを買うのを諦めよう(-.-;)


それにしても、スーツでしっかり決めてきたのに、まったくキまらないなぁ。

とほほ~。



さて、迷子だぞっと。


長くなっちゃったので【つづく】。


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トホホなること風林火山の如し

2010-05-26 06:48:07 | その名も、たぁちゃん。
「トホホなること風林火山の如し」



友人の結婚式に参加したお話第3話。
前回の「呪・眠れぬ夜の理由」 のつづき。
 http://blog.goo.ne.jp/taira1216/e/c4cd749b70d3037ab8835dbfb6296fd7

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【準備編(ご祝儀)】


当日になってあわてて準備するものではないが、しなかったものは仕方ない。手元に祝儀袋どころかお金もない。

まずは祝儀袋を買うところから始める。

寝る前に調べたとおり、中に入れる金額相応の祝儀袋を用意しなければならない。


 アレ!?ところで祝儀袋ってどこに売ってんだ?


文房具屋だっけか?コンビニにも売っていたような気がするけど、しょぼいデザインのしかなさそうだし。スーパーなら置いてありそうだけど、どこの売り場にあるもんなんだろう?やはり、文房具売り場か?

とりあえず10時開店とともにディスカウント的なスーパとー的なお店「ジャパン」に原付を飛ばす。

さわやか親父が店頭に立って「売れ筋専門店」と銘打つお店だからな。オレ好みの祝儀袋があるに違いない。

文房具コーナーに行くと祝儀袋が何種類も売っている。よく通るコーナーなのに祝儀袋が売っていることに初めて気づいた気がする。

あと、筆ペン的なサインペンも買おう。

これだけじゃなんなので牛乳を一本買っておこう。

出かける前にドロドロに腐った牛乳をコーンフレークにかけてきたばかりだ(T△T)


急いで部屋に戻り、祝儀袋の準備をする。


何度か練習をしたのちに、自分の名前をカッチョよく書く。筆ペンで書くと様になる感じの名前をつけてくれた親に感謝。

肝心の中身は途中で銀行に寄って用意しよう。



【準備編(スーツ)】


せっかくの3ピースだからベストも着たいところだけど、さすがに暑いだろうな。開場に着いたら着ようかなとカバンにこっそり詰め込む。


白のネクタイもばっちり用意したけれど、いかにも「結婚式に行きます!」という感じがいやなので普通のネクタイを締める。

ワイシャツは途中で買い替えよう。幸いにも、普段こっそり原付を停めているインターネットカフェのとなりが紳士服のAOKIだ。



普段着ないからスーツ姿の自分にうっとり(*´ -`)


しかし、なぜ今日に限って父親が仕事休みなのか。スーツ姿など見られたくない。ここはスーツを丸ごと持って普段着で出かけるか。

でも大荷物なのは変だし。

いや、駅にロッカーがあるか?

なかったら?


よし、ここは父親とすれ違わないように出かける作戦にでいこう。


その名も風林火山作戦!!


お金の入っていない空の祝儀袋と、白のネクタイをカバンに入れたことを確認。


疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山
疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山
疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山


時は満ちた、いざ出陣~~~~~~~~!!



...((((=・o・)ノ ゴーゴー♪



Σ(´□`;)ハゥ


父親に見つかった…


隊長!!作戦失敗にござります(´・ω ;;;...



つづく

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【予告】

次回は、結婚式が始まるまでのお話。

ラブラブで羨ましいなぁ(´▽`)

呪・眠れぬ夜の理由

2010-05-25 02:58:17 | その名も、たぁちゃん。
「呪・眠れぬ夜の理由」


前回の「祝・気分の悪い朝」 のつづき。
 http://blog.goo.ne.jp/taira1216/e/af537ce33ce45a19baf226923bcb96c2

【あらすじ】

友人の結婚式のために普段昼過ぎに起きる僕が早起きをした。それをあざ笑うかのようにトホホな出来事が僕に襲いかかる。きっとそれは、眠れぬ夜のせいに違いない。


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2010/05/21(Fri)-大安-


ぅぅ、寝不足だぁ…。


今日は友人の結婚式というめでたい日だというのに…。

何か特別な日の前日は眠れなくなってしまう症候群の僕にとって、結婚式なんてものはまさに起爆剤である。

どうして眠れなかったのか、思い起こしてみた。


↓↓↓↓↓↓↓


深夜1時半ごろ帰宅して、あんなことやこんなことやそんなことをしているうちに3時を回った。


 寝なきゃ…

 でも、スーツの準備をしておかなきゃ…


ネクタイは白いヤツがあるし、スーツ用の黒いベルトも準備オッケー。やべ、まともなYシャツがないなぁ。よし、明日出先で新しくシャツを調達しよう。


 寝なきゃ…

 でも、ご祝儀のマナーを調べておかないと…


検索したらっすぐにいいホームページが見つかったので、あとは祝儀袋と筆ペンを用意すればオッケー。いや、肝心なお金も用意しなきゃならないな。ドリームジャンボ宝くじでも入れておいた方が夢があってよさそうだけど、ダメだよなぁ(´ー`;)ゞ


 寝なきゃ…

 でも、電車を調べておいたほうが…


…なんてやっているうちに外が明るみだしてきた。まずいまずいぞ。とりあえずアラームを9時にセットして布団に入ろう。


 もし挨拶することになったらどうしよう…

 あんなことこんなこと話しちゃおうかな…

 カラオケを歌うことになったらどうしよう…

 やはりここはCHAGE and ASKAの「LOVE SONG」だろうな。

 っていうか、眠れねぇ…
 
 あ、眉毛!!

 ここはひとつ眉は細くしなきゃならん!!(゜∇^d)

  
…ということで起きて眉毛を抜くことにした。


 もっと細くもっと細く…

 テーマはちょいワルだ!

 あ、そうだ、爪もしっかり切っておかなきゃ

 身だしなみ身だしなみ~

 この瞬間にちょいワルから遠ざかったな…


 寝る前にmixiアプリのサンシャイン牧場の世話もしとくか…

 っていうか6時回ってるんですけど~(-o-;)


…ということで、2時間ちょっと後の9時にアラームが鳴り、とても気分の悪い朝を迎えることになるのであった。


「祝・気分の悪い朝」
 http://blog.goo.ne.jp/taira1216/e/af537ce33ce45a19baf226923bcb96c2

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【予告】

次回は、結婚式が始まるまでのお話。家を出発するまでの話になるかも。

祝・気分の悪い朝

2010-05-24 02:20:02 | その名も、たぁちゃん。
「祝・気分の悪い朝」


2010/05/21(Fri)-大安-


 ――何とも気分の悪い朝だ。


普段は12時に鳴る携帯電話のアラームが9時に鳴る。

早く寝なければと思った事が起因して眠れず、結局いつも通り朝方に眠りに落ちた(ようだ)。


 頭が痛い体が重い意識が薄い。


布団にうずくまってうなだれていると、今度はアラームのように鳴り響くサイレンにうなされる。

辺り一面田んぼののどかな田園地帯にパトカーのサイレンが駆け巡る。360度一周回っている。信号無視かスピード違反の車かバイクかを追いかけているのだろう。


 ――何とも気分の悪い朝だ。


ようやく静まったと思ったら、とても不快な音が突然聞こえた。

 キャロル(ネコ)だ。

気候の変化についていけないのか原因不明だが、最近日課になりつつあるゲロだ。

ピアノの椅子の上で苦しそうにゲコゲコいっている。ほっておけないので背中をさすってあげる。


 ゲロォ…(T┰T )


ピアノの椅子の上の端っこにするものだから椅子と床と両方が汚れた(ノ_-;)

片付けるのが2倍面倒くさくなったことをコンニャロと思いながら黙って片付けていると、今度は後ろの方で…


 ゲロォ…(T┰T )Part2


一度に出しきってくれれば楽だったのに、2倍面倒くさくなった。

なるほど、今度は階段か…


=( ̄□ ̄;)⇒


1段目のギリギリのところでしたから、2段目も汚れてる…。

えっと、ということは全部で4ケ所拭かなきゃならないな…

嗚呼、誰かゲロのマナーを教えてあげてくれと思いながらキャロルをにらもうとしたが、すでに行方をくらましていた。

まぁ、ゲロのおかげで起きることができた。


 ――何とも気分の悪い朝だ。


食欲もイマイチなので、サッパリとコーンフレークを食べようと思う。

使い捨ての紙ボールにコーンフレークをたっぷりといれ、冷えた牛乳を注ぐ。


ドボドボ~


Σ( ̄ロ ̄|||)


飲むヨーグルト??

いや、これは、腐ってる…(/∇≦\)


確かに昨日、日中出しっぱなしにしたのを夜になってしまったものだが、まさか1日の放置でこんなになってしまうとは…。

いつもだったら、パックに直接口をつけて飲むところだったが、飲まずにコーンフレークにかけて命拾いした。

…危なかった

昔々、腐ってドロドロになったミルクティを口に入れた時以来の衝撃だ。アレは確か、ひとりきりのクリスマスイブだった...。


 ――何とも気分の悪い朝だ。


それにしても皮肉なくらい天気がいい。今日は普段は着ることのないないスースを着なければいけないのに、日中は高温になることを天気予報が伝えている。


 ――何とも気分の悪い朝だ。


寝不足で頭が痛い体は重い意識は薄い。ネコはゲロゲロ、パトカーはウーウー、牛乳ドロドロ、日差しギラギラ。


実に気分の悪い朝だ。


なにより。


今日は友人の結婚式だ。


 ――何とも気分の悪い朝だ




つづ…く?

ムー便 -CF検査のお話.2-

2010-05-19 03:49:26 | その名も、たぁちゃん。

「ムー便 -CF検査のお話.2-」


前回のつづき。

日記の更新は6日ぶり

話の内容は前回の30分後

賞味期限切れのネタです。

**************


ムーベンっというまずい水を朝5時から7時までにから2リットル飲まなければならない。

 …まるで苦行だ。

少しでも気を紛らわすために日記を書きながら飲む作戦だったが、500mlを飲み終え日記を書き終えた瞬間に突然気持ち悪くなってきた。

 …いつもの感じだ(T┰T )

薬の説明に書いてあるように、冷やした方が飲みやすい。キンキンに冷やして飲んでいたわけだが、それがぬるくなってきたのも原因のひとつだろう。

 →とりあえず冷蔵庫へ

さらに気を紛らわすために、モンスターハンター2ndGというPSPのゲームで遊ぶ。

 …楽しい

時間はあっという間に過ぎて、7時の段階で900ml弱がやっと(-o-;)

 …やべぇ

8時にようやく1200ml。

 …もう、ムリぽーヽ(*´▽)ノ

大腸をきれいにしなきゃならないので、あとはお茶でがぶ飲みする。「

 …お茶だったらこんなにごくごく飲めるのに


ッと言うことであっという間に1リットルのお茶を飲んで、その間にトイレにも何度かいって大腸がきれいになったのを確認した。


 …そしていよいよ検査だ!!



また身のない話をして先延ばし。
しかもこの先特にオチなし


…つづく

**************

「ムーベン」って打って変換したら「ムー便」って変換された。

 …無ー便か

きっとそれが名前の由来だな。

薬の名前ってこんなのふうにモジったの多いよなぁ(笑)

ムーベン -CF検査のお話.1-

2010-05-13 05:44:04 | その名も、たぁちゃん。
「ムーベン -CF検査のお話.1-」

今僕は2リットルの下剤を飲んでいる。

正確には「経口腸管洗浄剤」のニーベンってやつを飲んでいる。

今までニフレックって言う名前のものだったけど、まったく同じ薬だ。

2時間かけて飲み干さなければならない。


ムーベンを飲んで大腸をきれいにしているということは、つまり今日は大腸の検査の日なのである。

→大腸ファイバー(CF検査)

肛門からカメラを入れて腸の様子を見るという検査。昨年の入院中依頼だから、ちょうど一年ぶりぐらいになる。


入院中は浣腸で大腸をきれいにしていたから、この薬を飲むのは何年振りだろうか。

得意な人はいないだろうが、僕はこの薬が苦手だ。味の問題でもないけれど、まずい。

吐き気を催す味だし、前回はリアルに吐き気を催して飲み干すことができなかった。


今回はこうして気を紛らわせながら飲むという作戦に出ている。


それにしても、朝5時から飲まなければいけないのはキツイキツイ。そもそも普段朝5時過ぎに寝ている僕が朝5時に起きなければならないということ自体ムリな話だ。

12時過ぎに眠りについて目が覚めたのは1:24。携帯の画面を見て発狂、そして今に至る。

結局1時間程度しか眠れず、体調不良な感じ。

全身麻酔の後、永遠に目が覚めなかったらどうしよう…(笑えない)


ふぅ、今やっと500ml飲みきったぞっと。ちょっとペース遅れ気味(-o-;


つづく?

歌舞伎座さよなら公演4.30

2010-05-05 03:43:08 | その名も、たぁちゃん。
『歌舞伎座さよなら公演4.30』




地下鉄日比谷線。

東銀座駅。

3番出口。

**************


地上に上がるための階段は途中から狭くなっていて、階段を上る方と下りる方とでちょっとした混雑になる。

無事に上りきると目の前には巨大な建物がデデデーンと待ち構えている。

ここは21世紀の大都会のはずだが、まるでタイムスリップをしてしまったかのような風情を持った建造物。

【歌舞伎座】だ。

これぞ「ザ・歌舞伎」と体中から表現しているモンスターにも見えなくもない、というのは大げさすぎるか。


**************

 4月30日

長き伝統を持つ歌舞伎座に幕が下りる。

今まで歌舞伎など興味もなく一度も見たこともない僕が、たまたま休みが取れたのでこうしてさよなら公演を迎える歌舞伎座の前に立っている。

いよいよこの日が来た。


**************

 9:00

開演まではまだ早い。


普段から歌舞伎座の前児カメラを持った方でにぎわっているが、今日の見物客は半端ない。僕もつられて携帯をかざす。晴海通りを渡って遠くからではないとい建物全景を撮ることは不可能なのだが、そこまでするのも面倒なので、テキトーに撮ってみる。




建物の右手にはカウントダウンをする電光掲示板がある。この数字が99の時僕はここに立っていた事を思い出す。



そう、ここは「銀座の女」と化した彼女との待ち合わせ場所として何度か使われた思い出の場所だ。

しみじみと近い過去を思い出しながら、僕は今一人で歌舞伎座の前に立っている。


…と書くと別れちゃったみたいだが、彼女はしっかり健在だ。約4ヶ月の銀座暮らしをしているが、とても銀座の女にはなれないヲタな女である。

ここが待ち合わせ場所として使われなくなった理由は、待ち合わせを決めたところで、待ち合わせが成立しないからである。

だいたい15分ぐらい待っても来ないから電話すると「今から向かう」というパターンだ。部屋にいたり、他の店で時間つぶしをしていたり。つまり、僕の連絡待ちなわけだ。

そのことについてちょっとイヤミを言ったら、彼女は軽く逆ギレモードになったので、バトルのをやめて待ち合わせすること自体をやめることにした。


…と、そんなエピソードはおいておいて、今日は歌舞伎座のさよなら公演の話だ。


時間がたつにつれて、観光客が増えてきた。外国人の方も非常に多い。気付けばテレビカメラも登場。



歌舞伎揚げなら好きだが歌舞伎について全く無知の僕も、自然と興奮してくる。

さよなら公演が、ついに始まる。


**************

財布の中を確認する。

Σ(・ω・;|||

カバンの中も確認する。

!Σ(・ω・;|||


チケットが…ない。

買ってないんだからあるはずがない。

そもそも、公演を見に行く予定も…ない。


歌舞伎座にさよならを告げて、僕は彼女の部屋に向かうのであった。


【笑】


そのわずか1時間後には、写真を撮りたいという彼女に連れられ、再び歌舞伎座の前に僕は立つはめになる。


【完】